コンピューターの原理基礎:足し算を行う基本論理回路をシミュレーターで理解しよう![半加算器/全加算器での1桁2進数計算]
前回の記事で、計算回路の説明の前段階として、2進数とは何かを説明させて頂きました。結論としては、「10進数との違いはいつ繰り上がるかのルールが違うだけ(2になった時点で繰り上がってしまう)」です。そしてその特徴は「10進数よりも1桁単位の計算パターンが非常に単純になる」にありました。1桁当たりの状態としては「0か、1か、それとも繰り上がりか」の3つしかないんです。
今回はその「0/1/繰り上がり」の3つの場合を計算できる、足し算計算機(加算器)をどうやったら基本回路で実現できるのかを説明します!単純な回路の組み合わせが、人間よりも素早く計算できる高度なマシンとなるのです!
コンピューターの原理基礎:足し算を行う基本論理回路をシミュレーターで理解しよう![複数桁の2進数計算/半加算器と全加算器の組み合わせ]
前回の記事で、かなり長くなりましたが、AND回路/OR回路/NOT回路でどのように2進数の1桁の計算をおこなうかを説明しました。これら3つの回路を組み合わせることにより、半加算器と全加算器という2つの加算装置が構成できます。そして、それによって1桁の2進数の足し算は実現できるのです。
でも、2進数の1桁の計算だと、1+1=2までしか計算できませんよね!それでは全く役に立ちません。そのため、本ページではこの半加算器と全加算器を使用して、もっともっと大きな数を計算できるようにしていく過程をしめしていきます。
足し算を回路で計算している流れを確認できるシミュレーターも作りましたので、是非使用してみてください!
なぜ全力買い(全額投資)はダメなのか?シミュレーション交えて解説!
全力買いは良くないと言われています
株式投資で絶対ダメと言われている初心者的な行動の一つが「全力買い」です。「全力買い」とは、「自分を持っている資金を常に全てかけて投資をするというスタイル」です。例えば、100万円を持っていたら、その100万円を1つの会社などに投資し、そこで5万儲けたら、今度は105万円を別の会社などに全て投資していく手法です。
このような手法は例えばストップ高を当てれば、+25%を一気に入手できるなど効果が大きい反面、失敗してストップ安をふんでしまった場合では-25%減少するという大きなリスクを抱えることになります。
もちろん、その「得るものが大きい反面、失うものも大きい」という説明はわかります。しかし、根本的に、なぜその全力買いがダメなのかいまいち分からない部分があります。投資なんて上がるか、下がるか1/2の確率なんだから、どれだけ賭けてもリスクは1/2だから変わらないだろうって。
「市場の自動余剰最適化」をシミュレーターで理解しよう!自由競争市場では自然に利益最大化される![経済学入門]
今回は「市場の自動余剰最適化」についてお話しします。前回、社会的余剰の定義について話ましたが、今回はその余剰がどのように自然に自動最適化されていくかをお話します!