マラソン/ランニング能力の要素/決定要因
マラソン/ランニングで必要/重要となる能力ってどういうものがあるでしょうか。ただ単純に「体力がある」といっても色んなタイプの力があるはずです。また、マラソンのタイムは自分の力だけで決まるわけではありません。走る時の環境など、様々な外部要因によって決まるんです。
ということで、今回はマラソンのタイムを決める様々な要因をまとめてみることにしました!
心肺能力、最大酸素摂取量(VO2MAX)
人が長期に運動をするときに、必ず酸素を摂取することが必要
になってきます。それは、酸素を吸収することによって、体内の
成分をエネルギーに変えているからです。そして、その酸素がどれ
だけ体内に供給できるかという能力により、だいたいの走る速度が
決まってきます。そして、その供給能力とは、心臓が全身に酸素を送る
能力のことです。
筋力(特に遅筋)
ランニングは、地面を蹴ることにより、前に加速し、さらに小さなジャンプの連続に
よって、跳躍を繰り返しながら、前に進む競技と言えるかと思います。それらを
繰り返すには、脚を永遠とスイングし続けることが必要となってきます。
これには、筋力、特に長期運動が可能な遅筋が必要になってくると言えます。
体重、体重管理能力
マラソンとは、体重分の重さの荷物を42.195km先に持っていく作業と
も言えます。その時に必要となるエネルギーは、荷物の重さに比例して
きます。そのため、体重を管理することが何よりも大切な競技といえる
かと思います。(俗説として、体重1kg軽くなるとマラソンは3分速くなる
と言われています。)
歩幅
ランニングの速度はピッチ×ストライドです。滞空時間もあるため、ストライド=歩幅では
ありませんが、歩幅を広めることが重要であることは間違いないです。そのため、脚を
大きく広げられる柔軟性も重要なのではないのでしょうか。
(自分はこの柔軟性が非常に悪く、苦労しております…)
ペース配分、一定速度を保てる能力
マラソンはペース配分は重要です。その配分の仕方によって、2,30%程度記録が
変動してもおかしくはないです。また、各論文などで、速い人ほどペースが最初から
最後まで一定であるという結果がでています。
ですので、自分の能力を知り、その一定スピードを保てる能力が重要です。
努力する能力(継続する能力)
マラソンは才能だけでな成り立たず、努力がとにかく必要な競技では
ないでしょうか。3時間をきるため(サブ3)には、月間300kmの走行が必要
と言われています。そこまでは、いかないまでも、努力は絶対に必要で
しょう。
根性
そして、最後は根性。上記の全てを身に付けた上で、最後には根性
が大事になってくるかと思ってます(結局、根性論かい^^)
マラソン記録の変動要因 (自己べストはいつ生まれる?)
ランニング成長における回復能力/健康維持力の重要性
トレーニング効率からみる毎日記録を計り、自己ベストを目指すことの重要性
トレッドミルトレーニングの素晴らしさを痛感しています
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