ランニング練習の2つの意義/効果 (力の強化 と 知の強化)
ランニング練習の意義/効果ですが、以下のように大きくわけて2つの意味があると考えています。
1.身体能力(走行力)の強化 (力の強化)
2.ランニングデータ/知識の取得 (知の強化)
1つ目については、当然のことです。速くなるために練習するという至極当たり前のことです。大切なのは2つ目だと思います。練習によって、ランニングデータや取得し、知識を強化していくことです。何も考えずに、練習しているだけでは全く身に付きません。そして、これは、様々な意味を含んでいるかと思います。
2.ランニングデータ/知識の取得 (知の強化)
→ レース本番中のペース配分や、様々な事象への対応力が身に付き、ベストが尽くせるようになる。
→ 練習/レースの疲労を上手く回復できる技術が身に付く
→ 様々なトレーニングの効果を理解し、現在の自分に合った最適な練習計画を立てられるようになる。
⇒ 自分の能力を最大限に引き延ばすことができる
このように、練習により様々なランニングデータ/知識を得ることで、調整能力だったり、ベストを出すテクニックなどが身に付きます。そして、一番大事なのは最後の、「練習の意味/効果を理解して、最適な練習計画がたてられるようになること」かと思います。なぜなら、これが結局、練習の意義の1.身体能力(走行力)の強化(力の強化)を最大化させることになるからです。最大限に能力を伸ばすためには、ガムシャラに努力することではなく、ランニング練習での状態/状況とその結果(アウトプット)を確認していき、最適な練習計画を立てることのはずです。なぜなら、身体には負荷限界があるため、下手に努力をしても、ただ疲労がたまってくだけで意味がないからです。そのように無理をするのではなく、負荷限界に対して、効率的に練習を重ねていくことが重要なはずです。
だとすれば、2.ランニングデータ/知識の取得(知の強化)を上手くおこなうことが、1.身体能力(走行力)の強化(力の強化)
の最大化に直結すると言えるはずです。
ということで、自分はランニングの練習については、1.身体能力(走行力)の強化
(力の強化)よりも、2.ランニングデータ/知識の取得(知の強化)を強く意識するようにしています。そのため、ランニング練習は、様々な状況下での
ランニングデータを取得する、言わば「スポーツ科学的な実験」をイメージ
しています。このように、練習に対する意識を変えるだけでも面白いかもしれません。
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