ターサージール6 (TARTHERZEAL6) レビュー!新メッシュ採用で大幅進化&軽量化!超快適な最高傑作!
2017年11月10日、ついにターサージール6(TARTHERZEAL6)が発売になりました!!自分は初期のターサージール1から使い続けており、このページでは初期のターサージール2からレビューを続けております!ターサージールシリーズのレビューはここのページのメインコンテンツとなっています!今年ももちろん情報をまとめて、ターサージール6のレビューしていきますよ!!
⇒旧モデルのターサージール5はコチラでレビューしております!
⇒ターサージールに新シリーズ!ターサージール6 TENKA(テンカ)が12月8日ついに発売!「駅伝向け」と言っているけど…
目次
- 1 まずは歴代ターサージール(TARTHERZEAL)の重さと評価のおさらい!
- 2 ターサージール6(TARTHERZEAL6)の新情報:Adaptメッシュという新素材採用!
- 3 11月10日発売日、ついにターサージール6(TARTHERZEAL6)発売!さっそく入手!まずは外観から!
- 4 ターサージール6(TARTHERZEAL6)の外観!過去ターサージールシリーズとの比較!Adaptメッシュは軽装備への回帰への証?
- 5 恒例!歴代ターサージールの一覧比較!
- 6 ターサージール6(TARTHERZEAL6)の重さ!少しだけターサージール5より軽くなってます!
- 7 ターサージール6(TARTHERZEAL6)のソールの厚さ!ほぼターサージール5と同じです!
- 8 ターサージール6(TARTHERZEAL6)で実際に走ってみて…Adaptメッシュが快適すぎる!怪我でも走れた!
まずは歴代ターサージール(TARTHERZEAL)の重さと評価のおさらい!
まずはターサージール6の紹介の前に、歴代のターサージールの重さと、個人的な評価についてまとめておきます!せっかくなので、ターサージール1から順に比較していきます。ターサージール1だけ27センチ、他は25.5センチ合わせています。
ターサージール1(TARTHERZEAL)
これだけ27センチということもありますが、175グラムとまずまずなとこ(25.5なら170グラムくらい)最初に履いた時の衝撃はすごかったです。ターサージールにシューズを変更しただけで、ものすごく速くなれました!
ターサージール2
ターサージール2ワイド。ワイドだけど重さは1より少し軽いです。しかし、はっきりいうとターサージール1より劣化した感が強かったです。なぜかワイドじゃないとキツくて走れませんでしたし、、、かなり足は細い方なんですけどね。ノーマルだと小指が痛すぎでした。
ターサージール3
自分が一番好きなターサージール3です!劇的進化の155グラム!軽すぎてびっくりしたものです。明らかに歴代最強のターサージールだと確信しています。何がすごいかというと、ターサージール3は余計な素材をつけずに最低限の装備だけ固めており、劇的に軽くなっていることです。だから「履いてない」感がすごかったです。これこそ、風にのれるシューズです。
ターサージール4
そして次のターサージール4。。。158.7グラムです。なぜ重くなったのか、、、なぜ後ろがちょっと重いのか、スピードにのれません、、、個人的には期待を裏切られたのもあって、最低のターサージールかもしれません。なぜ重くなったというと、明らかにターサージール3より重装備になったからです。ところどころで硬い素材が使われており、特に後ろはめちゃくちゃ重みを感じました。ということで、この時代はターサージール3を6足ぐらい買いだめしてそれを使っていました。おかげでターサージール3は2年ごしで10足程度購入しています(2017年現在もまだストックがあります、、、笑)
ターサージール5
そして次のターサージール5です。こちらが、、、なんとターサージール3と同等程度の重さにまでなりました!たくさん持っていますが、平均すると155グラム程度です!ターサージール4と比べると、3g程度軽くなりました!その秘密はソールにFlyte Foamという素材を使い始めたからです。これにより、かなり重さは軽くなりました。ただ、やっぱり今思うとターサージール4のような重装備感があるのは否めないです。
ということで、様々な進化と劣化を繰り返しながら、ターサージールは進化を続けています。同じターサージールシリーズといっても、全く同じシューズではないということがわかって頂けると思います。特に、毎日履くようになると、その違いは明らかなんです。人気シリーズだからなのか、年代ごとの仕様差は大きいです。
ターサージール6(TARTHERZEAL6)の新情報:Adaptメッシュという新素材採用!
ターサージール6のレビューに入る前に、まずはターサージール6で何が変わっているかの情報を少し。こちらがターサージール6を横から写した画像です。え、なんかめちゃくちゃ変わってる!?
実は、今までのターサージールにはこんなメッシュ部分ありませんでした。比較のために歴代のターサージールが全て映った画像を。左から初代ターサージールで、右端がターサージール5です。こんなメッシュポイントないですよね。アシックスの公式の文章によると、、、
Adaptメッシュを搭載し、フィット性と通気性を追求。さらなる進化を遂げたTARTHERZEAL 6。
ということでAdaptメッシュは完全に新しい要素なんです!これは期待ですよね!
11月10日発売日、ついにターサージール6(TARTHERZEAL6)発売!さっそく入手!まずは外観から!
本日、11月10日、発売日にターサージール6を入手してきました!実は2年前のターサージール4のときには、色んなショップがフライイングで販売していたので、発売3日前に手に入れることが可能だったのですが。。。昨日お店にターサージール6が届いて山積みになっており、試し履きも可能だったんですが、売るのは禁止だったようです。いつの間にか超統制されたようです!
ということで本日年休を使用して、ターサージール6をゲットしました!前回はベースの25.5と、試しということで25を買ってみたのですが、、、25はキツすぎて無理でした。さらに今年は怪我をしているのもあり、しばらくは大きめのシューズにしたかったので、25.5(黄色)と26(白色)の2つをゲットしてきました!
箱を開けてみると、、、、!もうここから例のAdaptメッシュのお出ましです。今までと全く違うようにみえますね!
いつものようにほんの少しの説明タグがついてましたが・・・今回は何も新機能について書かれておらず!前回はFlyte Form素材を存分にアピールしていたのに、、何か主張してもいいような気もするんですが、、
ターサージール6(TARTHERZEAL6)の外観!過去ターサージールシリーズとの比較!Adaptメッシュは軽装備への回帰への証?
それでは、ターサージール6の外観を細かくみていきます。例のごとく、過去のターサージールシリーズ(特に1つ前モデルのターサージール5)と比較して紹介していきます!
まずは横から見た図。ターサージール6が上の黄色で、ターサージール5が下の赤色のシューズです。Adaptメッシュもあって、横から見た図が全く変わってしまっているのがわかります!これは、歴代ターサージールの中でも初めてで異端的です。
この変化はどうなんでしょうか。シューズの模様部分がなくなって軽くなる気もしますし、通気性もアップしますが、防御性はなくなる気もします。下図のように横から押したら、ペコっと凹みます。ある意味この部分は何も武装がない状態になるんですね。これを良しとするか、悪いとみなすか。自分はものすごく賛成派です!(軽量大好きなので)
次に逆側。こちらは何も差がないように見えますが、、、実はここの差こそがキーポイントなのです。
その差を見るために、それぞれを拡大してみてみます。
わかりますでしょうか。実は「ターサージール5は模様部分(白い部分)をキッチリした素材で縫われており、さらに後ろ足の境目部分には透明なプラスチックみたいな素材が縫われている」のに対して、「ターサージール6は黒い模様部分はただペイント(?)されているだけで、縫われているわけではない。さらに、後ろ足との境目部分に余計なプラスチック素材がない」んです。これは今までになかったやり方です。見方によってはターサージール6はかなりしょぼく、貧乏くさく見えます。はっきりいってターサージール5のほうがカッコイイ。
しかし、ターサージール6は「余計な飾りを捨て去り、効率化を!」という観点ではこの方針はものすごく素晴らしいと思います。このように、いたるところで余計なものを削ぎ落とした感がターサージール6には見えます。自分にとっては、「ターサージール3以前の軽装備への原点回帰」にも見えました。
次に、踵の部分です。これもわかるでしょうか。ターサージール5とターサージール6で素材が大きくかわっています。ターサージール5は変な模様がみえますよね、これはプラスチックみたいな硬い素材になっているんですが、ターサージール6は布っぽい素材になっています。これはターサージール3以前に近いです。さらに、ターサージール5にある透明のプラスチック(オレンジ)の素材が消えているのがわかるでしょうか。また、アシックスのマークもよく見ると変わってる。貼り付け方式から、ペイント方式へ。ある意味ではしょぼくなってます。しかし、逆に言うと無駄を削ぎ落としているのです!
ということで、個人的にはターサージール3への原点回帰への思いを感じました(勘違い?)
恒例!歴代ターサージールの一覧比較!
それでは外観のまとめとして、恒例の歴代ターサージール比較の画像をのせておきます。見にくかったら、クリックして大してみてください。
こちらが上から見たターサージールシリーズ一覧です。左から1、2,3,4、5,6ですね。少しずつ変わっているのがわかるでしょうか。やっぱり4が一番カッコイイ気がします。
こちらが横から見た図。右端のターサージール6だけ模様がないのがわかりますよね。如何にターサージール6が異端かわかるかと思います。
最後にソールを。これを見るとターサージール2まで突起が大きかったのが、ターサージール3で細かくなったのがわかると思います。逆にそれ以降はそんなに違いはないです。
ターサージール6(TARTHERZEAL6)の重さ!少しだけターサージール5より軽くなってます!
さて、それでは一番重要な重さですね。上記のとおり、ターサージール5は平均すると25.5センチで155グラム程度でした。ターサージール6は、、、153.4グラム!微妙ですが軽量化しているようです!!
また、26センチのほうも計測してみましたが、、、、157.6グラムです!26センチのターサージール5はだいたい160g程度だったので、やはり2g程度平均して軽くなっている気がします!ターサージール4の頃から比べると、かなりの軽量化になっています!
ターサージール6(TARTHERZEAL6)のソールの厚さ!ほぼターサージール5と同じです!
それでは次にターサージール6のソールの厚さです。このソールの厚さにより、どんなシューズ特性になったかが見えてきます。各部の名称は、下記のように名付けています。
前足部[前] | : | 前足部の前。厚さが安定している位置。 |
前足部[後] | : | 後足の一番厚さが安定している位置。 |
後足部 | : | 後足の一番厚さが安定している位置。 |
踵部 | : | 一番後ろの位置。踵。 |
まず参考としてターサージール4とターサージール5のソールの厚さです。
参考:ターサージール4
結果
前足部[前]:1.5cm
前足部[後]:1.6cm
後足部:2.3cm
踵部:2.6cm
参考:ターサージール5
結果
前足部[前]:1.6cm
前足部[後]:1.7cm
後足部:2.3cm
踵部:2.6cm
そして今回のターサージール6は、、、
結果
前足部[前]:1.6cm
前足部[後]:1.7cm
後足部:2.4cm
踵部:2.6cm
ターサージール5からはほぼ変化なしです。ターサージール4から5で少し厚くなっているのですが、今回はFlyte Form素材も同じなので変わっていないのかと。
ちなみに、サブ3レベルシューズでもっとも上級者向けのミズノのウエーブエンペラーJAPANはこんな感じです。明らかにソールが薄く、反発性を重視しているのが分かるかと思います。それと比べると、ターサージール6はクッション性抜群といえるかと思います。
結果
前足部[前]:1.3cm
前足部[後]:1.7cm
後足部:2.2cm
踵部:2.5cm
ターサージール6(TARTHERZEAL6)で実際に走ってみて…Adaptメッシュが快適すぎる!怪我でも走れた!
とりあえず上記のようにターサージール6の外観や素材が大きく変わっていることが判明しました!それでは実際使い勝手どうなのかを、走って確かめてきました。
結論からいうと、、、素晴らしいです!自分が怪我をしているのもあって、ターサージール6(TARTHERZEAL6)の超軽量性とクッション性の料率、そしてAdaptメッシュのすごさをモロに感じることができました。とりあえず、走ったときの速度はこんな感じです。
だんだんとスピードが上がっていっているのがわかると思います!後半では時速14キロとかなり高速なペースで1kmぐらい連続で走っています。これって今の自分にとってはありえないぐらい速い速度なのです。1ヶ月前まで290gのゲルカヤノしか履けなかったのです。もちろんターサージールで走るなんて無理だったんです、痛くて。最近はやっと200gのアディゼロジャパンブースト3で走れるようになっていたのでしたが、それ以下は無理でした。しかし、ターサージール6(TARTHERZEAL6)でなら走れたんです!
なぜかというと、この新素材のAdaptメッシュ。これが自分の痛めた足底の内側に劇的にフィットしました。通常、軽量のランニングシューズは無駄を省くためにかなりキツく作られています。それもあって、自分は足の内側をキツく締めすぎて怪我したみたいなんです。知らないうちにキツい構造が足にダメージを与えていたんです。
しかし…ターサージール6は内側が「フリー」な状態です。なぜならAdaptメッシュしかなく、締め付けが全く無いからです。だからといってブカブカになるわけでなく、ちゃんとメッシュが「最適に適応」してくれるんです! まさに「Adaptメッシュ」ですね!
下記の画像を見て頂ければ、どれだけ「フリー」であり「快適」かわかると思います。黒の靴下を履いているのですが、完全に透けているのが見えるでしょうか。
ちょっと見えにくいので拡大。もう完全に透けてますね。これぐらい「足の内側が何にも締め付けられてない感」があるのがAdaptメッシュです。例えると、内側がソックスだけしか履いていないような感触です。これが、、、今の自分には超フィットしました。足の内側へのダメージが大幅軽減です。今日からまた、このターサージール6をきっかけに150g台のシューズに戻れそうです!嬉しい!
ちょっと気になるのが、雨の日にどうなるかですよね。この感じだと水が大量に入り込んできて、大変なことになりそう(笑) 雨の日は違うシューズにしたほうがいいかもしれませんね。
さらに、ターサージール6のクッション性。これはやっぱりすごいです。怪我している自分の足で結構速く走っても大丈夫なんですから。160g以下とは思えないクッション性の高さです。このクッション性とAdaptメッシュによって、快適に走ることを実現してくれます!この快適性と締め付けられてない感と何も履いてない感、自分が一番大好きだった「ターサージール3」と同じ印象を受けました!!まさにターサージール6も最高傑作と言っていいかと思います!!
⇒ターサージールに新シリーズ!ターサージール6 TENKA(テンカ)が12月8日ついに発売!「駅伝向け」と言っているけど…
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2.asicsランニングシューズ徹底比較分析!(ソールの厚さ編)
3.asicsランニングシューズ徹底比較分析!(クッション性,硬度編)
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ターサージール5はもう叩き売り(?)状態です。
ロハコでは送料込みで7000円切ってます。個人的には履いた感じから6より5の方が好きです。1キロ3分ジャストで走っても違和感を感じません。
いつも拝見せて頂いております。
興味のある情報が掲載されていて大変参考になります。私はターサージャパンが最初でソーティLTを履いています。ターサージールは3を買ってハマりました。その後ジール5を買いましたが硬い履き心地に違和感を感じていました。7がすぐ発売になるこの時期に6が値下がりしブログ主さんの記事を参考に購入しました。とても良いです。さすがのレポート力です。(トップの作りがジール3に似ています。)