adizero takumi sen boost3 レビュー!軽量化アピールしているけど…
12月15日、adizero takumi sen boost3が新発売となりました!adizero takumi sen boost2から1年ぶりの新作となります!さっそくですが、このadizero takumi sen boost3を手に入れましたので、レビューさせて頂きます!かなり特徴的なシューズですし、事前に軽量化アピールしていたことは知っていたので、かなりワクワクして購入しました!
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目次
adizero takumi sen boost3 概観
adizero takumi sen boost3の外観は下記の通りです。現在は発売されたばかりなので、この青色のものしか販売されてないのでしょうか。だいぶ見た目がadizero takumi sen boost2から変わっています。
参考のために、前回のadizero takumi sen boost2も。こちらのほうが細身な印象を受けます。
一応、adizero takumi sen boost3はアディダスのランニングシューズのラインナップの中では最上級のものです。ただ、後述しますが、他のサブスリーシューズと比べて、かなり初心者向けに近い印象を受けます。
adizero takumi sen boost3の特徴
adizero takumi sen boost3は下記の3つの特徴があるそうです。これらの特徴は実はadizero takumi sen boost2からかわっていません。
まずフィット性。特殊な生地を使っているそうです。適度な伸びがあるので、うまい具合の足にするとのこと。
次の2つ目がBOOSTによるクッション性、反発力ですね。これはBOOSTがアディダスのブランド化しているとおり、非常に魅力的なものです。
3つ目がグリップ性です。確かに、adizero takumi sen boost3の裏面の構造は地面に力が伝わりやすい構造になっています。
adizero takumi sen boost3 最大のセールスポイント:-5グラムの軽量化
そして、今回最大の特徴がこれです。前モデルのadizero takumi sen boost2より、-5グラムの軽量化をはかったとのことです!確かに、adizero takumi sen boost2は他のサブ3向けシューズより5グラムぐらい重かったので、これはうれしい限りです!
そして大々的に謳っているのがこれです。脅威の軽量性、27センチ基準で165グラムになったということ。ターサージールなどかなり軽いシューズでも、27センチ基準では170グラムに達してしまうことが多いので、この軽量性はものすごいことなんです!
adizero takumi sen boost3の実際の重量!
それでは、adizero takumi sen boost3の実際の重量について調べたいと思います。ちなみに、前モデルのadizero takumi sen boost2は158.6gになりました(25.5cm)。これでも軽いのですが、やはり他のサブ3シューズと比べると、ソールが厚いのもあってやや重いという印象でした。
今回は、ここから-5グラムの軽量化と謡っていますので、かなり期待して測定に入りました。その結果は、、、、なんと160.9グラム!?重くなってるじゃないか!!!!(怒)
ちなみに、もう片方も、、、160.8グラム。安定して重くなっています(怒)。なんということでしょうか。軽量化といっているのに、、、
そもそも、本当に27センチで165グラムならば、今回の測定結果はおかしいということになってしまいます。なぜなら、ランニングシューズは0.5センチのビルごとに、大体5%もしくは5グラムごと重くなっていくからです。なので、本当に27センチで165グラムなら、25.5センチなら150グラムぐらいが妥当となるはずなのです。1.5センチ差でたった、4グラムしか落ちないなんてことはあり得ないはずです。
つまり、何が言いたいかというと、本当に27センチで165グラムなのか、、、ということです。正直、今回の測定結果から考えると、27センチで165グラムは嘘なんじゃないか、もしくは今回購入したものが欠陥品のどちらかという結論になってしまいます。どちらにせよ、軽量化をここまでアピールしているのに、前モデルから増量しているのは納得できないです!
ただ、全体の構造を見ると、なぜ増量しているのかがわかります。adizero takumi sen boost3は前モデルに比べて全体的にアッパーが分厚くなっているんです。逆に言うと、adizero takumi sen boost2は最低限の素材でかなりスカスカな感じ。でも、個人的には最低限で十分なので、adizero takumi sen boost2のほうがよかったです、、、というより、この構造なら重くなって当然なのでは?と思ってしまいます。本当に軽量化って本当なのでしょうか、、、
[左がadizero takumi sen boost3で、右が前モデル。素材が分厚くなっているのがわかりますでしょうか]
参考のために、アシックスの同等製品となるターサージールの重さも記述しておきます。
参考:ターサージール5 こちらは軽量化と謡っていないのに、ちゃんと軽量化されていました。
adizero takumi sen boost3は変わらず、特徴的なソールの構成!
それでは次にはadizero takumi sen boost3 のソールの厚みについてです。各計測結果の意味の詳細や、他のシューズとの比較については、コチラのページをご覧くださいませ!(^^)!
結果
前足部[前]:1.5cm
前足部[後]:2.1cm
後足部:2.1cm
踵部:2.2cm
この結果は地味にすごいです。ほとんど前足部から踵部まで同じような厚さになっています。アシックスやミズノなど、他のシューズではほとんどが前足部が薄くなっています。ちなみに、この構造は前モデルと全く同じです。参考のために、ターサージール4のデータをのせます。
参考:ターサージール4
結果
前足部[前]:1.5cm
前足部[後]:1.6cm
後足部:2.3cm
踵部:2.6cm
このソールの全体的な暑さが、adizero takumi sen boost3の特徴なんだと思っています。良くも悪くも。ただ、実はこの上のインナーソールもまた分厚いんです!しかも何故か今回から半分取り出し可能になっています。なぜ?どちらにしても、サブ3シューズとしてはやりすぎなぐらいソール全体が分厚いです。
adizero takumi sen boost3の走行感想
とりあえず、adizero takumi sen boost3を使用して10km走りました。5㎞はほぼ本気で走っています。感想は、、、重い!とにかく重いしか感じません!最近はずっと150グラム台のウエーブエンペラーJAPAN等を使用しているので、特にそれを感じました。ソールの分厚さもあって、その10グラムの差以上に重く感じました。結果も良くなかったです。ただ、以前のモデルと同じく、下記の特徴はあります。
強いフィット感
これは実際履いてみると感じます。ものすごいフィットします。すごい締め付け具合なんです。逆にいうと、あまりあそびがない感じ。人によってはきつく感じるかもしれませんね。
160gとは思えないクッション性/安定性
やっぱりBOOSTです。本当に他の靴とは違います。クッション性が半端ないです。とても160gの靴を履いているとは思えないです。悪く言えば過保護と思えるくらいです。そして、常に感じるのは「何かの上にのって走っている」感です。あきらかに他のシューズとは違う変な感触を感じます。ターサージールの自然さとは大違いであり、好みわかれるかと思います。
グリップ性能はすごい
adizero takumi sen boost3のグリップ性能は変わらずすごいです。本当に地面をつかんで走っているか如くの印象です。力が地面に伝わります。ただし、ソールが厚いので、グリップ力があっても力がダイレクトには伝わらない印象は受けます。
結論: adizero takumi sen boost3の軽量化アピールはかなり疑問
結論ですが、 adizero takumi sen boost3はadizero takumi sen boost2と同じく、強力なグリップ性やフィット性、クッション性をもっています。しかし、こちらはグリップ性能を最大まで向上させて、特殊なクッションで性能を高めた印象があり、「何かの上にのって走っている」感が強いです。かなり特殊なため、好みが分かれるかと思います。
しかし、前モデルより重くなったという印象です。少なくとも、-5グラムの軽量化をアピールしているので、ガッカリ感が半端ないです。というより、27センチで本当に165グラムなのかが疑わしいです。他の人のレビューを待ちますが、全く軽いシューズという印象を受けません。本当は良いシューズなのに、軽量化アピールが現実とあっていなくて、かなり悪い印象を受けました。
個人的には、10kmやハーフでは絶対に使えないシューズかなあと思ってます。長い距離ならこのクッション性を活かせますが、短い距離だとこのクッション性は逆に邪魔です。そして重すぎます。酷評で申し訳ないですが、今は自分のデータしかないので劣化したとしか思えません。他の人のレビューがでてきて、本当に軽量化されているのであれば、自分のシューズは不良品だったと考えて、もう一足買って確かめてみようかなと思います。とりあえず、 adizero takumi sen boost4ではちゃんと軽量化してほしいと感じました。
[追記:もう一足adizero takumi sen boost3購入してみました!]
頂いたコメントによると、27センチとかそのあたりのサイズではどうやら5グラム程度軽量化しているようです。ですので、自分が買ったのは不良品かな?と思い、もう一足adizero takumi sen boost3を買ってみたのですが、、、、やっぱり重い!159.7グラムで全然軽量化になっていない(もう片方も160グラム程度)!小さなサイズは安定的に重くなっているようです!怒
[一応ですが、計量器が故障しているわけではないです。前モデルや他のシューズもちゃんとした値で測定できています。]
サブ3レベルシューズ比較レビュー!
アシックス ターサージール5 最速レビュー!
アシックス最上位モデル ソーティマジックRP2 レビュー!
ミズノ ウエーブエンペラーJAPAN レビュー!!
↓店頭販売価格(約17,500円)より、かなりお安くなっています!
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初めまして。
blogよく拝見しています。
記事を見て、靴の重さを測って見ました。
addidasは既に処分してしまってtakumi SEN 2しかなかったのですが、25.5cmで、
左 159g
右 169g
汗…気が付きませんでした^_^;
先日、ショップで見たboost 3 もインソールの土踏まずが、浮いたまま接着してあり買えませんでした。店員さんに聞くとaddidasは…とのこと^_^;
三村さんの名前で、他メーカーの様にJAPANモデルと思い込んでましたが、某国製でしたね。
折角いいコンセプトなのに悲しいですね。せめて検品してほしいですね。
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同年代の多摩川丸子橋を走る、
先日の村井です。
いつもお疲れ様です。
分析、参考になります。
12月23日、足立フレンドリーという
ハーフマラソンを走りました。
1時間29分37秒でした。
管理人さんの10km40分4秒は凄いです。
自分より遥かに速い。
おそらく、コンディション次第でハーフ
1時間25分切る走力はあると思います。
切磋琢磨で頑張りましょう。
いつも応援しています!
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いつも参考にさせていただきます。
僕の匠戦ブースト2は27.5㎝で175グラムぐらいでした。
で、匠戦ブースト3は27.5㎝で171グラムぐらいでした。なので一応4グラム軽くなっているのでまぁ、誤差を考えて5グラム軽くなっています。なので欠陥品の可能性が多りますね。
それと、内側の真ん中あたりのソールがに少し厚くなっている気がしました。
僕の走行感想ですが、
前の方が固くなった気がしてブーストの力を利用している気がしませんでした。
これは、ターサージール4と同じ道をたどるのかもしれませんね
僕も前作の方に戻すかもしれません。
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>piyopiyoさん
コメントありがとうございます!これってそういう所で作られているんですね!
他メーカーで~JAPANっていうシューズが発売されているということは、それ以外は海外で作られていると思った方がいいのでしょうか。
ソールも中途半端に浮いてるってありえないですよね(取り出し可能なわけではない)
今回は手を出さないようにしようか悩み中です。
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>しゅんすけさん
コメントありがとうございます!その重さからすると、軽量化しているんでしょうね。ただ、27.5cmで171グラムなのに、25.5cmで161グラムって少しおかしいような、、、
やっぱり不良品をつかんでしまったのでしょうか??(笑)
あと、ブーストは意図的に減らしている、、みたいですよ。部分的にしか入れていないらしいです。
個人的には、それはいいのですが、重すぎるのと分厚すぎるのがちょっと、、
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>れつさん
SEN boost 3 の1枚目の写真に産地が写ってますね^_^
持っているシューズのサイズが書いてあるラベルを見ましたが、ASICSが中国、ベトナム。MIZUNO, ADIDASが中国でした。
MIZUNOとASICSのJAPANモデルはチャンと日本製でした^_^
手元のシューズの左右差はMIZUNO < ASICS< Addidasでした。
SEN boost 3 のインソールは剥がせるかと思います。昔のモデルで掃除の為に、勇気を持って糊付けを剥がしました。流石にショップにある物は剥がせないので^_^;
また違うショップで試し履きして買うか決めたいと思います。
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いつも楽しく拝見しています
シューズの新作をチェックする時にrunningwarehouseというサイトをよく見ているのですが、そこではサイズ9インチで1.8oz(約50g)重くなっていますね
本文で触れられているように、各パーツの造りもゴツくなっているのでやはり重量増で間違いないと思います
PRしている数字はインソールを抜いた重さか何かでしょう