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ランニングシューズの選び方!

下記の記事で各アシックス シューズの重さやクッション性、屈曲性などを比較検証しました!ここではそれを踏まえて、ランニングシューズの選び方を8要素に分けて説明したいと思います!下記の本を参考にしてます!
足と靴の科学 (おもしろサイエンス)
足と靴の科学 (おもしろサイエンス)

シューズの特性については、上記の本と様々なサイトや論文を参考にさせて頂いております。上記の本は、アシックス研究所の人が書いており、かなり細かくランニングシューズのことが書かれていますので、おすすめです!

ランニングシューズの選び方を決める8要素

ランニングシューズの選び方:1.クッション性

20150117_125241.jpg
クッション性(衝撃吸収性)はランニングシューズの一番の役割と言えるのではないでしょうか。ランニング時には体重の3倍の衝撃が足にかかると言われています。また、特定のポイントに絞ると、7倍くらいの衝撃がかかっているようです。それを裸足で走ったら、衝撃がそのまま脚にきてしまい、壊れてしまいます。
ですので、このクッション性はすごく重要なのですが、下記の2.軽量性とのトレードオフとなります。クッション性を高めると、
上記の画像のランニングシューズのように、どうしても重武装となり、重くなってしまいます。ですので、自分の走力にあったクッション性を求める必要があります。
また、上級者目線でいくと、クッション性が高いことは地面に力が伝わらないこととなり、弊害となります。クッションは地面からの衝撃を弱めて足につたえるだけでなく、足からの力を弱めて地面に伝えてしまうからです。
(砂浜で走ることを想像してください。砂が着地の衝撃を分散させてくれますが(クッション性が高い)、足の蹴る力も分散されてしまい、うまく地面に力が伝えられなくなります)
簡単にいうと、クッション性と反発性は相反するわけです。なので、自分の走力を認識して、相応なクッション性を求める事が重要です。

ランニングシューズの選び方:2.軽量性

20150117_115142.jpg
軽量性はランニングシューズにとって、かなり重要な要素です。これによって、初心者用か、上級者用かが決まると言っても、
過言ではないです。走るという行為は、足の回転運動とみなす事が出来ます。そのため、その先についている重り(シューズ)が軽いほど有利なのは当然になります(モーメント力)
しかし、当然がら軽量性を追っていくと、クッション性や耐久性などその他の性能が失われるため、そのトレードオフをどこに置くかで、この軽量性が決まってくるかと思います。

ランニングシューズの選び方:3.フィット性

これはどんなランニングシューズでも大事な要素ですね。ランニングシューズがフィットしていなければ力が地面に伝わらないですし、クッション性も無駄になってしまいます。また、これはランニングシューズ自体の性能というより、履く人との相性で決まるものかと思います。フィット性といっても、動いてない時のフィット感の静的フィット性と、走っている最中のフィット感の動的フィット性があります。
動的フィット性は、ランニングシューズの各部分がちゃんと伸縮してくれ、フィットしてくれるかなどを見る必要があり、より高い要件になります。(靴屋では合ってたのに、走ってみたら走りにくかった。。ってこと多いですよね)
動的フィット性は、一番動きが大きい下記の画像のような曲げた状態(キック時)を試してみると、大体合っているかわかるようです。
20150117_121549.jpg

ランニングシューズの選び方:4.グリップ性

20141109_212250.jpg
グリップ性とはランニングシューズから地面に力を伝える力ですね。これはランニングシューズ裏の①摩擦係数と②突起の形状が関係してくるかと思います。
①摩擦係数が高いほど、地面にちゃんと力が伝わるようになります。では、摩擦係数が高ければ良いかというと違います。人間は走る時に、等速運動に見えても、1)着地時の減速2)地面をキックすることによる加速を繰り返しています。ここでランニングシューズの摩擦係数が高すぎると、1)着地時の減速時にインパクトが大きくなってしまい、足が耐えられなくなります。ですので、高ければ良い物ではなく、人によって最適なポイントがあるようです。
②上記の画像の通り、上級者向けのランニングシューズになるほど、しっかりとした突起があります。この形状や数によって、摩擦力が決まり、地面に伝わる力が決まるわけです。初心者用のランニングシューズでは、着地の衝撃を分散させて弱める方が重要なため、細かい突起はあまりないかと思います。 ちなみに、短距離用のスパイクのように地面に刺さるのが一番キック力が伝わるんですが、そうするとどうしてもランニングシューズが重くなってしまうため、長距離用ランニングシューズは小さな突起となってます。

ランニングシューズの選び方:5.通気性

軽視しがちですが、通気性もシューズとしては重要なようです。
これが劣ると、湿度が高くなり、ランニングシューズ内の温度も高まります。すると、マメができやすかったり、怪我しやすかったりするようです。通気性を確保するために、下記のランニングシューズみたいに穴(ベンチレーションホール)を備えているシューズも多いですね。ここから通気するだけでも、温度や湿度がかなり改善されるようです。
20150118_124020.jpg
また、ランニングシューズの通気性が悪いと湿気が多くなり、ランニングシューズの劣化も早くなります。ですので、レース自体の速度への影響というよりも、日々の足のケアやランニングシューズ自体のケアにおいて、この通気性が重要になると言えます。

ランニングシューズの選び方:6.耐久性


ランニングシューズにおいては耐久性も重要です。どんなにクッション性がよくても一回でゴムが劣化してしまったら、困りますからね。また、日差しの下とか様々な場所でも耐久出来る性能が必要です。なので、シューズメーカーさんは様々なテストをしている様子。
一般的な耐久性としては、ゲルカヤノなどの重いランニングシューズで600キロ、ターサージールなど軽いランニングシューズで200~300キロ走行が替え時と言われていますね。特にもっと薄いレース用のランニングシューズとか、軽量性のためにこの耐久性を犠牲にし、1,2回履いただけで壊れるみたいなものもあるみたいで。軽量性と耐久性はトレードオフであると言えるかと思います。

ランニングシューズの選び方:7.屈曲性

20150117_121549.jpg
屈曲性とは、どれぐらいソールが曲がるかを意味します。人間は地面を蹴って加速するときに、上記の画像のようにシューズを前足部で屈折させて、関節をうまくつかってキックします。
そのため、この屈曲性が高いほど、地面をキックしやすいシューズということができます。ただし、グニャグニャ曲がればいいというものではないようです。というのも、ある程度の硬さがあったほうが、ソール自体がバネとなってその反発力で地面に力が伝わるため、走者のキック力を節約できるからです。
様々な論文を読んだりしてますが、屈曲性については、低すぎても高すぎてもだめで、人によって最適なポイントがあるようです。
ただ、超上級者用シューズは、比較的固めのソール(屈曲率が低い)となっており、やはりその反発性を利用して走るようです。

ランニングシューズの選び方:8.安定性

安定性とは、走行時に足の関節などが無理のない状態で走れるかです。フィット性とも関係しますが、無理な足の姿勢で走ると怪我をしてしまいます。足の安定性を考えるときに、プロネーション(着地の癖、角度)という考え方があります。プロネーションには下記の2つがあります。
 1.オーバープロネーション:内側に踵が倒れこむように着地する癖
2.アンダープロネーション:外側に踵が倒れこむように着地する癖

人によって、上記のどちらかの癖を持っているかは様々です。(もちろん、このどちらでもなく、偏りなく踵を着地できればよいのですが)このときに、その癖があることがわかっているならば、それに合わせたランニングシューズを履くことが安定性を高めることに値します。
例えば、オーバープロネーションならば、下記のように内側が高く、外側が低いランニングシューズを履くことにより、内側に倒れこむ癖を抑え、安定的に走れるようになります。
[内側:ソールの高さが高い]

[外側:ソールの高さが低い]

このように、どのランニングシューズが安定するかは人によって違います。

実際、みんなどの項目を重視してランニングシューズを買ってるの?

ランニングシューズには色々な要素がありますが、実際、どの項目を皆さん重要視しているのでしょうか?これについては、ちょうど調査していた論文がありましたので、次のページで紹介しています!是非、チェックしてみて下さい!

ランニングシューズの選び方 まとめ

上記のように、ランニングシューズの性能は低い、高いと簡単
に表せるものではなく、様々な観点の性質があります。また、フィット性/安定性などは履く人によっても善し悪しが変わります。
ですので、様々なランニングシューズを試しながら、自分はどのような足なのか推測していき、最適なランニングシューズを見つけていくのが良いかと思います!


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コメント: 5 件の意見
  • Anonymous says:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    よく分かってないね

  • Anonymous says:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    SORTIE MAGIC RISE の画像で内側と外側が逆になっています

  • れつ says:

    SECRET: 0
    PASS: 9b263a996c1c5a6e177099eba4c4b409
    ご指摘ありがとうございます!全然気づきませんでした。記述自体も一部記述が逆になっていたので修正しました。
    ありがとうございます!

  • Anonymous says:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    多方面からのいろいろなデーターを提供していただきまして、
    本当に有り難うございました。
    昔からのアシックス党でして
    これからのセレクトにかなり役立ちました!
    当時、踵より着地する走法を教えられましたが…
    時代とともに向上変化がとても著しく、
    いろいろ考えさせられ振り返っております。
    また、新しいデーター等、是非楽しみにしております。
    有り難うございました。

  • れつ says:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    コメントありがとうございます!
    役に立ててすごくうれしいです!そのように思って
    もらってとても嬉しいです!今だと、フラット着地が
    いいとか前足着地がいいとか色々言われていますよね、、
    分析が進んできていて、解釈する方も大変ですね。
     本日、ターサージール4を手に入れて、
    その分の分析も各ページで追加しましたので、
    またよかったら見てみて、下さい!


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