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注意!「距離信仰」宗教は勧誘/誘惑が満載です!

「距離信仰」宗教は良くないものだけど… 色んなところに「距離信仰」となってしまう罠がいっぱい><

前回記事で、「距離信仰」が良くないと思う理由について記述させて頂きました。簡単にいうと、速くなるために練習をするのに、そもそも距離を伸ばそうとするのがおかしいということです。走行距離と練習の質は、反比例になるはず。距離ばかり追い求めると、練習の質が急激に低下するというお話でした。
 
しかし、世の中には「距離信仰という主教」に陥りやすい罠がたくさんあると思うんです。距離で測るのはダメとわかっていても… 気をつけていないと、その「距離信仰」に陥りやすいです。その理由/要因について、少し書いてみます!

距離信仰の誘惑1:アプリでもサイトでも、色んな所で「走行距離を競い合うイベント」満載!

1つ目は、アプリやサイトでの「走行距離を競い合うイベント」が多いことです。自分はGarminアプリ/サイトを使っていますが、トップ画面に「今週の走行距離ランキング」が嫌でも出てくるんですね。それ見ると、以下のようにトップの人の距離がでてきます。1週間で100km超えとか… 超焦りますよね。それにたいして、練習の質を重視している自分は1週間で40~50km程度しか走りません。ランク付けとしては下位レベルになります。頑張ってるのに… 下位レベルとみなされる><
 
こんな感じで、どんなアプリでも距離によるランキング表示機能が多くあります。これはやっぱり、距離で評価するのが一番分かりやすいからですよね。練習の質なんてアプリでは評価しにくいわけで。出来たとしても、客観的な評価とは言い難いので、やっぱり距離によるランキングになってしまうはずなんです。だから距離ランキングばかりになるのは仕方ないんです。Jog Noteとか。Stravaとか含めて。
 
でも、このランキングを毎日見させられると、「自分だって長い距離走れるのに!」と距離重視のランニングになってしまいそうになってしまいます。
 
↓Garminの週間ランキング。これがトップ画面とかに自然と見えるので辛い… 頑張ってるけど下位表示される><

距離信仰の誘惑2:ランニングしない普通の人に「質の高い練習」を説明しても伝わらないけど、距離なら伝わる!

これもかなり大きいです。ランニングしていない普通の人に、ランニングの話をすると「どれぐらい走っているのか」という話しになると思います。そこで300kmとかいうと「すごい!」とかになりますよね。でも、「10kmを42分で走ってます!」とか「運動強度90%以上で走ってます!」って言っても、何がどれぐらい凄いのか伝わりにくいですよね。
 
そうなんです。やっぱり、普通の人でもわかりやすい「距離」のほうが評価されやすいし、話も弾みやすいです。距離だったら、「川崎から秋葉原まで走った」とか言ったほうが具体的で凄さが分かりやすいですしね。。
 
そういった「ランニングしていない人からの評価」という意味でも距離走ったほうが圧倒的に評価されやすいんです><

↓自分が東京都心を走りまくったヒートマップ。本当は普段の高負荷練習のほうがよっぽどキツくて凄いんですが、伝わらないため、この地図の受けが良いので「見せ用」として持っています(笑)

距離信仰の誘惑3:ランナー同士でも、月間走行距離で努力量を評価する兆候あり?

最後がランナー同士の会話です。こういった会話の中でも、月間走行距離でその人の努力量を評価する傾向がありますよね。特に、サブ3の人が月間300km走っている横で、「月間200km走行だけど、サブ3目指してます!」なんて言いにくいですよね。その距離で、よくサブ3目指せるなみたいな(笑)
 
そのため、上記の話にもつながりますが、やっぱり客観的に練習の努力量を評価できるものとして、月間走行距離を上げたいと思ってしまうのは仕方ないことなんですよね。「距離でなく、練習の質で普段から評価しています!」っていきなり強く主張しにくいですし。

誘惑への対策:自分の練習量を客観的に評価する「評価値」を持つ!

上記のように、世の中にはたくさんの「距離信仰」への誘惑があります。これはまさに宗教の勧誘/誘惑みたいなものです。距離信仰に入らないと、自分がちゃんと練習できていないのではという気分に陥りやすいです。距離でランキングされたり、頑張りが他の人に伝わりにくかったり、短い距離しか走っていなくて肩身が狭くなったらそうなるのも当然ですよね。
 
そんな時にでも自分を持って、「自分が正しい」と思い続けるためには。「客観的に自分の練習を評価する指標」を持つことが重要だと考えています。例えば心拍数とか、スピードとかを絡めた評価ですよね。ダニエルズ式のTペースの走行距離とか、そういうのでも構わないです。とにかく、客観的に数値化できる「練習の質の評価方法」を持つのが重要かと。
 
そんな自分は「運動強度90%以上で走った走行時間」を客観的な練習の評価値としています。運動強度90%とは、簡単にいうと心拍数180以上走った走行時間です。下図は毎日の走行タイムを表したグラフですがその中の、赤い部分が「運動強度90%以上で走った走行時間」ですね。自分はこの時間を練習の評価値としており、これを最大化することを練習の目的としています。この距離は、ただ走っただけじゃ上がりません。運動強度90%はかなり追い詰めないと突入できないので、ジョギングしても評価値は0です。つまり、「本気で走らないと、いくら走っても無意味」という自分の価値観を表した評価値になってます。
 
こういった客観的な評価値を持つことで、「距離ではなく、この評価値を上げることに集中」できるわけです。そして、この評価値が正しければ、目的とするスピードは上がっていくはずです。逆に、この評価値と記録の伸びに相関がないのなら、練習を評価する値としてよくないということ。そしたら反省/分析して、また新たな練習評価値を作るのが良いと思います!それこそまさに、「自分で考えて、速く走る努力をする」ということなんじゃないかなと思います!

とにかく自分を持って「距離信仰」に負けないことが大切です!自分で考えることをやめないことが、「距離信仰」宗教への勧誘/誘惑を避ける一番の手段だと思います!


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