どんな時に超高負荷な運動強度となるのか分析してみました!(距離ごとのデータ分析)
前回の記事で、トレーニングが見た目は多くなっているように見えても、
負荷が大きく下がっており、実質の効果はさがっているのではないかと
結論づけました。
そのうえで、運動強度90%以上の高負荷帯での距離を増やそうとの
結論に至りました。
では、どのようなときに運動強度を上げて距離を走れるのでしょうか?
過去のデータをチェックして、分析しました。
○やっぱり、レースやタイムトライアル時に負荷がかかっている!
分析のために、まずは今までの記録を平均心拍数でソートしてみました。
結果はこちら。
*画像クリックで拡大できます。
パッと見てすぐわかりました。やっぱり、レースや自己タイムトライアルが上位に
きます。オレンジ色の枠がレース、青色枠がタイムトライアルです。
数としてはその他の練習アクティビティのほうが圧倒的に多いのですが、やはり
レースやタイムトライアルが上位にくるのですね、、
本気になっているときに、高負荷となっている。成長できている可能性が高いということですね。
もっというと、練習というよりレース自体によって成長できている可能性が高いと
いうことです。
○10kmぐらいの中距離が一番心臓に負担をかけられる?
それでは、そのタイムトライアルやレースの中で一番負担がかけられるのは
どの距離なのでしょうか?一つ一つの負荷をグラフ化しました。
もちろんすべて全力で走ってます。
赤色が95%超え、オレンジが90%~95%、黄色が80~90%、青色がそれ以下です。
#1kmタイムトライアル
#4kmタイムトライアル
#5kmタイムトライアル
#6kmトレッドミル(時速16キロ)
#10kmレース(こりゃ多摩ラン)
はい、結論は明確ですね。10km走が最強です。やっぱりある程度長い距離を
走らないと高負荷になりません。それは体中のグリコーゲンや酸素が抜けきって
から酸素が多く必要になるため、ある程度走ってからでないと負荷にならないか
らかと思います。1km思いっきり走っても、超負荷がかかるのは最後くらいなんですね。
割合でいっても10km走がダントツに超高負荷の95%以上が多いですが、
距離でいうと、5km以下のタイムトライアルでは超高負荷の赤色部分が
1km以下となっているのに対し、10kmでは6kmも超高負荷の状態で
走れているんです。
体感的にいうと、4km走や6kmのトレッドミルが一番きつかったです。
でもそれを超えて、やっぱりある程度の距離を我慢して走ることで
超高負荷トレーニングになるんだと思います。
ちなみに、10km以上本気で走ったデータだと心拍数がうまくとれ
ていないので、後日報告しますが、さすがにこの心拍数でずっと
走れることはないかと思います。ですので10kmが最適かなと
思ってます。
○結論:本気で長い距離をペース走で!短い距離を走っても、実はそこまで負荷がかかってない!
ということで、上記のようにある程度長い距離を本気で走ることが重要なのがわかりました。
本気といっても、10km持つペースなのでいきなり爆走してもダメということです。
短距離インターバルは負荷がかかってよさそうですが、実は脚に負荷がかかって
いるだけで、心臓を追い込む手法としては非効率なようです。我武者羅に走る
だけでは、高負荷にならないんですね。すごいゼエハアするので負荷がかかって
いるように見えますが、そうではないようです。深い、、
そして、自分は去年の秋から高負荷トレーニングとして3kmぐらいのタイムトライアル
を多くやってきましたが、実は10kmぐらい走ったほうが効果的なのではないかということを
初めて知りました。
ということで、5月目標の95%超えで30kmを達成するために、10kmペース走を
主体として練習に励みたいと思います。
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