ランデータ分析 用語定義:パフォーマンススコア=その時点の自己ベストとの速度比率
ランデータ分析、走行タイムだけで評価するとマズイことが、、、
Garminの生データが本サイトに取り込めるようになり、ランデータ分析が捗っています。主な分析データはコチラにまとまっていますが、以下のように一つの10kmラン結果を1サンプリングとして、以下のようにグラフ表示して分析を行っています。下図は走ったときの速度の標準偏差(速度のブレ)がどれぐらい走行タイムに影響してるかを示した図です。
しかし、この分析あまり良くないと思っています。なぜなら、10kmタイムトライアルをしていって、自分自身が大きく成長しているからです。昔の自分(自己ベスト1時間14分)と今の自分(自己ベスト40分台)で同じ土俵で比較しても無理があるらです。本当に知りたいのは「速度のブレが自分の走行パフォーマンスにもたらす影響」です。なので、「どれぐらい全力に近い力で走れたか」という指標が必要になります。
用語定義:パフォーマンススコア=その時点の自己ベストとの速度比率
ということで、「どれぐらい全力に近い力で走れたか」を分析に使う概念として定義します。その定義は以下の通りです。
パフォーマンススコア | = |
そのランでの走行速度✕100 |
その時点での自己ベストでの走行速度 |
です。直前の自己ベスト記録を100点として、そのランでの速度を評価する変数です。自己ベスト記録が出せた時は、「その時点での自己ベストでの走行速度=その時のラン速度」になるので、自動的に100点になる仕組みです。
一応ですが、上記のパフォーマンススコアは逆数をとって、
パフォーマンススコア | = |
その時点での自己ベスト走行タイム✕100 |
そのランでの走行タイム |
としても表現できます。自己ベスト10km 40分の人が50分で走ったときには、40*100/50=80点と評価できるわけです!このパフォーマンススコアを使うと、速度の標準偏差(速度のブレ)との相関図は以下の様に表現できます。
相関は少し弱いですが、「速度のブレが少ないほど、パフォーマンススコアが高くなり、ベストに近い速度が出せる傾向にある」と言えるわけです!
このパフォーマンススコアを使って、本サイトではランデータ分析をしていきます!
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