NECの歩行姿勢測定システムがすごい!歩くだけで、ふらつき、バランス、傾き、腕振りなど36項目がわかる!
少し前のニュースで出ていてランニングとも関連があるのでご紹介させて頂きます。NECとアシックスで、主に高齢者向けに歩行の是非を客観的に判定するシステムを作成したようです!何がすごいかというと、被験者は3Dマーカーなど特殊な機械をつけることはなく、ただ3Dセンサ/カメラに向かって歩いていくだけなんです!なので、非常に手軽!それなのに判定できる項目数が半端ないんです!たぶんアシックスがかかわっているので、もうすぐランニングにも適用してくれると思います!ランニングフォームを客観的に判定してくれる日も遠くはないはずです!
専門機器は不要!windowsとゲーム機オプションで判定可能!
このシステムで一番ビックリするのはその手軽さです。こういった歩行を判定する機器などは、通常は3Dセンサを膝などにつけて動きを判定するのです。しかし、このNECが開発した歩行姿勢測定システムはシステムはそういったものが不要です!下記のように何もつけずに、パソコンにつけたKinect v2 センサーに向かって歩くだけでいいんです!
しかもこの「Kinect v2 センサー」といっているのが、専用の物理センサーでなく、なんと既存の「Xbox One」で使われるKinect センサーなんです!Xboxとはもちろん、マイクロソフト製のゲーム機のことです!つまり、ゲーム機の技術の応用でこれができてしまうんですね!なので、機器さえそろえば個人でもできそうな感じです!
ただ歩くだけなのに、、、取得できる項目数がすごすぎる
そして、手軽に測定できるこの歩行姿勢測定システムですが、取得できるデータ量は半端ないんです!以下が取得できる項目の一覧です。
まずは歩行の全体評価の概要です。歩く速さ、ふらつき、左右差、足の運び、腕振り、身体の軸と大きく分けて6つで総合評価をしてくれるみたいです。
また、数値的な評価だけでなく、実際の取得したデータから下記のような簡略化した図を使って、自分の歩き方が確認できるみたいです。自分の動画を見てもわかりにくいですが、このような客観的に関節の動きが分かる絵になると、悪い点が見つけやすそうですね!
さらにさらに、ここからそれぞれの項目を36項目に掘り下げて、総合評価をしてくれるようです。その細かさには、目をみはるものがあります!ランニングフォーム分析の専門機関でさえ、ここまで項目数は多くないような、、、すごいです。
もしこれがランニングにも適用できたら、、、ものすごいことに!
上記のようにこのシステムは、1)専門の機器を必要とせずにXboxのKinectを使って、2)多くの歩行に関するポイントを評価できる、というメリットがあります。しかし、この技術を歩行だけに応用するだけじゃもったいないですよね!特にアシックスさんが関わっているのですし、絶対にランニングに応用してくるかと思います。というのも、上記のように色んな項目を評価できるのは、カメラの画像から人間のどこが関節点なのかを取得できているからです。それが取得できているのなら、ランニングにこの技術を応用するのは、カメラの制度やスピードの問題だけで、そこまで大きな壁ではないと思います。
ですので、個人的な予想として、ここ1~2年で手軽にランニングフォームを分析してくれる機関をつくってくれると思っています!現在、アシックスのランニングラボにはこの仕組みは導入されていないようですが、、、きっとここに導入してくれることになると思います!それが可能になるその日まで、ワクワクしながら待ちたいと思います!
公式ページ
http://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sl/walkingform/
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