スポーツ大会の配布Tシャツで火傷事件…で思うこと。日常に潜むリスク。道路さえも安全とは限らない!
ここ最近、スポーツ大会の配布Tシャツで火傷が起きたという事件が話題にあがっています。ある神奈川のスポーツ大会で配布されたシャツの塗料か何かに危険な成分が入っていたようで・・・まさに殺人シャツですよね!今回はマリンスポーツの大会だったようですが、ランニング大会でも記念品がシャツであることが非常に多く、見過ごせないニュースです。このニュースについて思うこと、日常のリスクとそこへの対策について述べさせて頂きます。
目次
スポーツ大会の配布Tシャツで火傷事件の概要
まずは今回の事件の概要をニュース引用で説明します。事件の概要は以下の通りです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171013-00021159-kana-l14
引用
茅ケ崎市で昨年9月に開催されたマリンスポーツの大会で、配布されたTシャツを着た選手らの皮膚にやけどのような症状が出た問題で、茅ケ崎署は12日、業務上過失傷害の疑いで、製作に関わった京都市山科区の薬剤開発会社「松井色素化学工業所」の元役員(67)=大津市=と社員(35)=京都市=の男性2人を書類送検した。大会実行委員会などによると、Tシャツは昨年9月10、11日にあったスタンドアップパドルボードの国際大会で、選手、スタッフに計363枚配られたが、上半身に痛みを訴える人が続出し、入院者も出た。
Tシャツに危険な成分が入っていて、それにより300人以上に危険をもたらしたようです。まさに殺人Tシャツですよね。スポーツ大会では配布数も多いので、その影響も大きくなります。もし、東京マラソンなどでこんなシャツを配っていたら…被害は10万人規模に及びます。そしたら一種のテロですよね!
Tシャツだけでない!道路だって危険な可能性があるんです!(近所の多摩川事例)
実はこのような危険があるのは、Tシャツなど身に着けるものだけではないのです。実は今年、自分の近所というか自分のランニングコースの多摩川付近である事件が起きていたのです!
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1704/20/news132.html
引用
多摩川河川敷でジョギングしていたら、やけどした――そんなトラブルをめぐり、国土交通省関東地方整備局は4月20日、原因が道路舗装の材料だったと発表した。舗装に使われた石灰が雨で溶け出し、皮膚に触れて化学やけどを負った可能性があるという。同日から対策工事を行う。
超絶的な怖い記事です。なぜならこのコースは自分のランニングコースだからです。自分は運よく去年12月から怪我をしており、4月はちょうど松葉杖をついていた頃なんで回避できました。しかし、怪我をしていなかったら、確実に被害にあってました・・・怖すぎる!
このように日常的にリスクは潜んでいます。ランニンググッズを完全完璧に備えても、道路に異常があって怪我をするということもあるんですよね。今回は多摩川河川敷というランナーがものすごくいる場所だったので多くの怪我人がでて発覚しましたが、そこらへんの小さな道路だと被害者が自分だけで、道路に異常があるなんてわからないということも多いと思うのです。そう考えると・・・日常には意外なリスクがたくさん潜んでいるのかもしれません。
ウェアよりも道よりも…一番のリスクは「道路での事故、車との衝突」です!年間1万人弱が死んでいるのですから
上記のようにウェアや道路に欠陥があるということもありますが、それよりも確率が高く、さらに危険なリスクがあります。それは「自動車との衝突」です。コチラの記事でしつこくそのリスクについて記述していますが、道路を走っていたら車に衝突される可能性はそれなりにあるのです。日本全国で事故が多発しており、死亡事故も年間何千人というレベルでおこっているのですから。なので、上記のような稀な例でなくても、日常にリスクは多く潜んでいるのです!
やれることはやりたいけど・・・リスクを過剰に恐れると大切なものが失われる
上記のようなリスクに対して、やれることは少ないです。しかし、どうしても避けたいというのであれば、下記のようにやれることはあると思います。
[対策]
- できるだけお気に入りのマラソングッズ/ウェアを決めて、安全なものを身に着けるようにする。新しいウェアなどはあまり使わない。
- 安全なマラソンコースをきめてそこ以外走らないようにする
- 道路は危険なのでランニングマシーンで室内でしか走らないようにする
やるとしたらこんな感じの対策ですよね。でもこれって過剰反応なような気がするんです。確かにウェアと走るコースを決めて、それ以外使わない、そこ以外走らないとすれば、上記のようなリスクはかなり回避できます。そして、ランニングマシーンを使えば車にひかれる可能性をなくす事ができます。室内まで車が入ってくる可能性はありますが、それは相当低いはずです。
でも、上記のような同じウェア、同じ場所、同じランニングマシーン上で走っていて楽しいのでしょうか?自分は色んなところを走りたいので、非常に苦痛です。特にランニングマシーンでだけ走っているなんて、苦痛でしょうがないので、もし上記のような条件なら走るのをやめると思います。
楽しさを得るために、ある程度のリスクは覚悟を。これは仕方がないこと
何が言いたいのかというと、「楽しさのためにある程度のリスクは覚悟しておかなければならない」ということです。上記のように、ウェアが危険である可能性を考慮して、道路に怪しいものが入っている危険性を考慮して、車にひかれる可能性があることを考慮した行動も可能です。しかし、それによって「走る楽しさ」が失われると思います。もちろん、それでもかまわないと思う方もいるかと思いますが、自分は苦痛です。
上記でのせたリスクは広い日本で1件だけ起こった超絶稀な事件です。それに過剰反応して、「同じウェアしか使わない!」とするのも自分としてはどうかなと思います。超低確率の事象のために、楽しさを半減させるのはバカらしいです。ですので、ある程度のリスクを考慮しながら、楽しみとのバランスを考慮してどうすべきか選択するのが重要なんじゃないかなと思います。
というより、何度もいいますが、一番のリスクは「車に衝突すること」だと思います!日本全体で年間何万件も衝突は起きているわけで、火傷どころじゃすまないことも多いです(死亡事故)。それと比較して考えれば…「多少の火傷ぐらいなら、まあもしなっても仕方ないか」という考え方もできると思います。死ぬわけじゃない。そう考えていたほうが人生楽しくなるんじゃないのかなと思います。
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