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身体が硬い方が速い!そして速さは遺伝子である程度決まってくる!海外のランナー記事(研究調査)紹介!

先の記事で身体が硬い方が走るという運動の面では良い可能性があるということを、おすすめ動画で紹介させていただきました。
今度はきちんとした海外の記事(研究成果)でそれについて言及したいと思います!
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紹介記事:  Study: Better Runners Are … Inflexible?
URL: http://running.competitor.com/2013/11/training/study-better-runners-are-inflexible_38726
competitor.comという海外の超有名ランニングサイトからの引用、論文ご紹介になります。タイトルの通り、柔軟性が低いほうがランニングが速いのかどうかを調査した研究です。

COL5A1遺伝子の有無でランナーの速さがきまる!

この研究では、ランナーの能力が努力だけでなく、生まれ持った才能、つまりDNAに依存するものがあることを調査しています。この論文によると、COL5A1という遺伝子があるかないかで、ランナーの速さが変わってくることがわかっているようです。COL5A1を持っていると、ランナーとして速くなる可能性が高いようです。遺伝子である程度速さが決まるということですね。
COL5A1をもっていると、ランニングエコノミクス(いかに低エネルギーで効率よく走れるか)が優れているようです。また、COL5A1を持っていると柔軟性が低いということもわかってきているようです。

COL5A1遺伝子をもつと、速くなり、柔軟性が低くなる!

そこで、本論文では56kmのウルトラマラソンの参加者72人に協力を依頼して、調査をおこなったようです。その結果、COL5A1を持っている人は、持っていない人よりも24分もゴールタイムが短かったようです!これはすごいですね!本当にランナーにとって重要な遺伝子なようです。
また、さらに柔軟性との関係を調べるためにランナーを下記の4つに分類したようです。
1.ラン速度が速く、柔軟性が高い
2.ラン速度が速く、柔軟性が低い
3.ラン速度が遅く、柔軟性が高い
4.ラン速度が遅く、柔軟性が低い

こうしたときに、「2.ラン速度が速く、柔軟性が低い」にCOL5A1 を保持する人が集中して多かったようです!つまり、この早くなる遺伝子をもっている人は柔軟性が低くなる傾向にあるようです。

身体が硬いほうが、バネにエネルギーがため込める!

では、なぜこのような結果になるのでしょうか。この記事では下記のような表現で理由を示しています。身体の筋肉をバネで例えると、張力が低く伸びている状態が柔軟性が高い状態で、張力が高い状態が柔軟性が低い状態といえます。
そして、ランナーには高い張力が必要です。それは、地面からの強いインパクトをエネルギーとして筋肉に吸収し、それを力に変えて地面に力を伝える必要があるからです。このときに、身体が柔らかく、張力が低いとエネルギーがうまく蓄えられず、エネルギーが無駄になってしまうと。しかし、張力が高いとバネのエネルギー保存則のように、無駄なくエネルギーを跳ね返せるわけですね。

ゆるゆるのバネと反発力のあるバネとどちらが良いかといわれると、反発力があるほうがいいわけですね。ランナーは同じ動作の繰り返しですから、柔軟に体を動かす能力よりも、身体にうまくエネルギーを蓄えて反発して力を生み出す能力のほうが重要ということです!
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感想:ある程度の柔軟性/可動域は必要ですよね、、

上記の論文では柔軟性の低さがランニングでは重要になってくるとのことでしたが、なんでもかんでも身体が硬ければいいということではないと思います。ある程度の可動域があり、反復動作に効率的な範囲で張力をもっているのが力学的に一番良いということなんだと思います。
身体が硬すぎて脚の可動域がものすごく短かったら、ストライドがのびず、いくら張力があっても意味がないと思います。ですので、ある程度の柔軟性はやはり必要なのかと思います。
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