GPS時計に頼りすぎてもダメだよねって話(GPS精度)

2019-12-07　 GARMIN/GPS時計関連

時計を見なくてもスピードがわかるアプリ作ったけど…　時々騙される

少し前に自分用のGPS時計を改良したことを記事にしていました。時計を見なくても、音とバイブで現在のスピードが10秒ごとでわかるという機能をつけたんです。そこまでは良かったんですが、、、スピードが常に正確にわかるようになったことで、「GarminのGPS時計の不正確さ」が時々でるのが感じれるようになってしまったんです。
　
その現象とは「表示されるスピードと、進んだ距離に差が出る場合。秒ごとのスピードとラップスピードとに差がでる場合がある」ことです。Garmin時計が持つ値の一つに「現在スピード」というものがあります。Garmin時計はこれを常に表示しているわけですが。これが進んだ距離と差がでることがあるんです。キロ4スピードでずっと維持してたのに、4分経ったのに進んだ距離は0.98キロとか。微妙にズレることがあります。キロ4(時速15キロ)スピードでずっと走ってたのに、1kmラップタイムは4：02とか。

↓にグラフはそのスピードの推移を表したものです。このグラフで見ると、2km～3kmの間は時速14.5キロでずっと走っているように見えますが、、、結果的に1kmを3：59で走れていたりします。時速15キロ以上で走らないとそのタイムにならないのに。うーん、、、

距離ベースでスピード計算してみたら、ブレが激しすぎて使い物にならない＞＜

上記のようにスピードで値を表示するとブレることが分かりました。では、「距離とスピードがブレるなら、距離ベースでスピードを計算してみたら？？」という考えに至りました。距離の差をとるだけでも時速は計算できます。

これで計算できます。ということで、この計算でGPSアプリを実装して走ってみたところ…　この時速がブレブレで使い物になりませんでした＞＜　たぶんGPSで位置を特定しているのって、毎秒じゃないんですよね。だから急に進んだり、急に遅くなったりを繰り返すんです。だから、時速15キロで走っていても、時速19キロになったり、時速12キロになったりブレブレになるんですよね、、、さすがにこれでは使い物になりません＞＜
　
たぶんこのGPSの距離によるスピードを、加速度計とかその他スピード計算から補正しているのがGarminの時計のスピード項目なんだと思います。GPS位置からの推測だと使い物にならないので＞＜

長期的にはGPS時計は信頼がおけるけど、短期的には微妙なときあり。そんな時でも自信を持って走れるスピード感を！

上記のような試行錯誤の結果、結局は少しブレるときあっても「Garminの持つスピード項目を表示したほうが良い」という結論に至りました。さすがに距離ベースの計算ではキツイので。
　
今回の試行錯誤で、GPS時計ってかなり色んな補正をしているんだなってのが分かりました。単純なGPS位置からだけだと、値がブレすぎるので。安定して使えるGPS時計とするためには補正が必要なんですね！

ただ、逆にいうと「GPS時計の値は補正されている」ということです。なので、あまり信頼しすぎると、上記した自分の体験のように痛い目にあいます。実際より、スピードでてなかったりとか、スピードだしすぎてしまったとか。
　
なので、このような補正が行われていることを意識して、GPS時計を使えるのが1番なんじゃないかなって思います。基本的にはGPS時計は正確。全体距離で見ると正確です。ただ、短期的に10秒くらいだけおかしな値となることはよくあること。ならば、そのような事象が起きても、慌てずに自分のペースで走れるだけの自信を持つことが重要なんじゃないかなって思ってます。
　
GPS時計は非常に頼もしいけど、本当にときどきおかしな値になることがある。そんな時でも慌てずに対処できるような心構えでいきたいと思っています＞＜

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