ターサーエッジ(TARTHER EDGE)レビュー!ターサージールの後継!?
目次
- 1 ターサージールの後継!?ターサーエッジ(TARTHER EDGE)へ!
- 2 ターサーエッジ(TARTHER EDGE)の特徴まとめ!
- 3 ターサーエッジ(TARTHER EDGE)ではアッパーやソールのサポートを強化
- 4 ターサーエッジ(TARTHER EDGE)購入レビュー!
- 5 ターサーエッジ(TARTHER EDGE)の重さ
- 6 ターサーエッジ(TARTHER EDGE)のソールの厚さ
- 7 そして、ターサーエッジ(TARTHER EDGE)の走行感触は!?乞うご期待!
- 8 走行した感触/感想
- 9 まとめ:自分にとってはターサーエッジは、ターサージールの劣化版。これでターサージールなくしたら、アシックスにはサブ3向けのシューズはなくなるのでは?
ターサージールの後継!?ターサーエッジ(TARTHER EDGE)へ!
ターサージールが新しく生まれ変わるようです!ターサーエッジ(TARTHER EDGE)という新シリーズが2019年8月9日に販売されました!ターサージールはしばらくは継続販売されるのかが気になるとこですが、とにかくターサーエッジ(TARTHER EDGE)という新しいラインナップが展開されます!
さっそくターサーエッジ(TARTHER EDGE)を購入してきましたので、レビューしていこうと思います!とりあえず、ターサーエッジ(TARTHER EDGE)はターサージールと全く別物だと思って良さそうです!
ターサーエッジ(TARTHER EDGE)の特徴まとめ!
とりあえず、ターサーエッジ(TARTHER EDGE)に関する事前情報をまずここで、まとめます!
ターサーエッジ(TARTHER EDGE)はターサージールよりも重くなるらしいです…!
ターサーエッジ(TARTHER EDGE)に関するステップスポーツ等のスポーツショップでの紹介文を少し引用させて頂きます。
重量 約185g(26,5cm)
キック時に優れた反発と噛むようなグリップを生み、スピード練習にも対応したモデルとなります。
耐久性とサポート性にすぐれたアッパーを採用!!
とのことです。色々と気になる面はありますが、一番気になるのは185g(26,5cm)という記述ですよね。これ…ターサージールよりも明らかに重くなっています。今現在、自分が購入したターサージール6が25.5cmで149.5cgとなっています。ターサージール1でさえ、27cmで174gでした。それと比べると… 10グラム以上の増量は不可避ですね。たぶん外装やソールを強化した分、重くなってしまったんじゃないかと。
ソールタイプが、セパレートからフラットに
これも凄く気になるところです。ソール裏の形状が明らかに変わっています。今までターサージールは一貫してセパレート型だったのに、ターサーエッジはフラット型になっています。中足部でも着地できるようになっているわけです。これによって、メインターゲットとする走り方も変わるわけで、ターサージールとは完全別物と言っていいかと思います。
↓ターサーエッジの足裏中足部にも突起があり、着地できるようになっている
↓歴代ターサージールの足裏。一貫してセパレート
Adaptメッシュを廃止
これも悲しいことですね。ターサージール6で新登場した、Adaptメッシュと言われる構造がなくなってしまいました。これ自分はすごく気に入っていたので、悲しいです。。
↓ターサージール6の内側は、このようなメッシュ構造になっていました
ターサーエッジ(TARTHER EDGE)ではアッパーやソールのサポートを強化
説明文にも書かれていますが、全体的に安定性を増すために頑強な作りになっているようです。たぶんターサージール4や5のようなガッシリとした作りになっているんだと思います。うーん、、、レース用のシューズだったら最小限の作りでいいんですけどね。練習用シューズの意味合いもかなり強いみたいなので、ターサージールとは用途が違うシューズになるのかもしれませんね。
ターサーエッジ(TARTHER EDGE)はソール素材をFlyte Formから、反発力の高いFlyte Form Propelに変更
こちらもツイッターの情報から。ターサージールはFlyte Formという軽量のソール素材が使われいましたが、これがより反発力やクッション性の高いFlyte Form Propelに変更になったようです。このために全体的に重量が増しているのではないかと思います。軽量性を犠牲にして、NIKEシューズのように反発力を向上させたんですね。
Flyte Form Propelについては、アシックスのページでも解説が少しなされています。あまりまだ情報がないですが、期待の新素材/新しい素材の組み合わせになるようです!
ダサすぎる後ろの文字…
コレがまた致命的にです。今までのターサージールの小さな「虎走」だけでもキツかったのに、ここまで大きく書かれるとちょっと辛いです。ダサすぎです><
ちなみにコレ、左足と右足合わせて「虎」「走」となるそうです。ダサすぎる… センスが30年前ぐらいのセンスで作ってるんじゃないかという印象…。本当にこの部分は意味不明。2になったら絶対消えてると思います。
とりあえず、ターサーエッジ(TARTHER EDGE)の公式動画(海外版)も公開されています。といってもあまり内容は、わかりませんが><
最後に、アシックス公式で発表された、新しいシューズのラインナップ図です。一応、このターサーエッジはサブ3.5以上のシューズという位置づけにあるそうです。でも、ターサージールと位置が少し違い、ターサージールは反発力重視であり、ターサーエッジはニュートラルに近い感じとのこと。ターサージールのほうが上級者向けと考えていいのかと思います。頼むから、両方同時に今後も展開していってほしいですね、、、
ターサーエッジ(TARTHER EDGE)購入レビュー!
上記のような情報から、自分はあまり期待していなかったのですが… やっぱり大好きなターサーシリーズということで、買ってきました!見た目はターサージールとかなり似ていますが…やっぱりソレとはかなり違いました!
ターサージールとターサーエッジ(TARTHER EDGE)の比較!
それではまず、ターサーエッジ(TARTHER EDGE)の外観をターサージールと比較して見ていきます!
まずコチラが横から見た比較ですね。ターサージールが黒い方で、新しいターサーエッジが白い方です。似ていますが、微妙に違います。ソールがやっぱり厚くなっている感じ。特に触ると分かりますが、真ん中あたりのソールがより頑丈になっているようです。ちょっと見た目でも、形状が違うのがわかりますよね。
こちらがソールの踵の厚さを比較した写真です。黒色のターサージールのほうが、少しソールが薄いように見えますよね。やっぱり、少しずつ、厚底にしようとしてる感があります。
あと、触れば分かるんですが、踵周りの部分が超ガッシリしてるんです。超硬い。昔のターサージール5を思い出す硬さ。こういったところからも、安定感をとにかく出そうとしてるのがわかります。
コチラが内側から見た、比較。これを見れば一目瞭然。ターサージールにあったAdaptメッシュが消えてしまいました。悲しい… でも、前に戻ったと思えばよいのでしょうか。
コレが上から見た図です。わかりにくいですが、ターサーエッジ(白)のほうは外側が安定感増すようにサポートが強化されています。ターサージール1みたいな感じに見えます。うーん… 戻ったのかな?(笑)
そしてコレが、ソール裏の比較ですね。右側の黒いのがターサージールで、左側がターサーエッジです。まあ、コレ見たら違いは一目瞭然ですよね。完全にフラット化しています。足全体で着地できるようになっているんだとか。
最後に後ろから見た図。うーん、、、、何も言わないでおきます^^
ターサーエッジ(TARTHER EDGE)の重さ
それでは、気になるターサーエッジの重さを測ってみます。まずは以前のターサージールの重さから紹介します!!
まずは比較となるターサージール6の重さですが… なんと25.5センチで149グラムです!ターサージール1とか2は160グラムを超えていたのですが、少しずつ軽量化され、ここまで進歩してきました。まさに、進化の結晶んです!
ソレに対して、今回のターサーエッジ(TARTHER EDGE)は… 176グラム!?衝撃的です… 重くなっていると言われていましたが、まさか25グラム程度も重くなっているとは。。お、恐ろしい。一応ですが、上のターサージールと同じ25.5センチですよ。それでこの重さ。この重さ分のパフォーマンスを発揮してくれるのでしょうか。
ターサーエッジ(TARTHER EDGE)のソールの厚さ
このソールの厚さにより、どんなシューズ特性になったかが見えてきます。各部の名称は、下記のように名付けています。
前足部[前] | : | 前足部の前。厚さが安定している位置。 |
前足部[後] | : | 後足の一番厚さが安定している位置。 |
後足部 | : | 後足の一番厚さが安定している位置。 |
踵部 | : | 一番後ろの位置。踵。 |
この4点で測っていきます。まずはターサージール6のソールの厚さです。全体的に薄い感じ。ただ、上級者用のシューズとしては、踵辺りは少し厚めになっているかと。
結果:ターサージール6
前足部[前]:1.6cm
前足部[後]:1.7cm
後足部:2.4cm
踵部:2.6cm
そして、コチラがターサーエッジの厚さです。やっぱり少しずつ厚くなっていますね。特に後足部が凄く厚くなっています。フラット化した影響からでしょうか。
結果:ターサーエッジ
前足部[前]:1.6cm
前足部[後]:1.8cm
後足部:2.6cm
踵部:2.7cm
そして、ターサーエッジ(TARTHER EDGE)の走行感触は!?乞うご期待!
上記のように、ターサーエッジはターサージールより、かなり重く、そしてソールも厚くなっているのが分かりました。では、その分の重さをパフォーマンスで取り返せるのか… 実際に走って評価してみました!
このパフォーマンスを測るために、コチラの記事で書いたように、本気で走ってターサージールで走った時と比較してみます!
走行結果
[ターサージール6で走った記録(標準的なタイムをピックアップ)]
タイム:44分38秒
[ターサーエッジで走った記録]
タイム:46分30秒
はい。この通り、ターサージール6の圧勝です。かなり全力に近い形で走りましたが、ターサージールよりも2分程度遅くでしか走れませんでした。細かいデータはGarmin Connectのページにジャンプすれば見られます!ちなみにターサーエッジで心拍数があまり上げられていないのは、サボったからでなく「足が重くて、心臓に負荷がかけられなかった」からです。むしろターサーエッジでは平均ピッチ208と強烈に足を動かそうと頑張っていたんですが、とにかく足が動かなかったのです。
走行した感触/感想
走行した感想を一言で表すと… 「想像していた通り」「サブ3.5向けのシューズ」です。上記で紹介した、「25グラム重くなっている」「フラット形状になった」「全体的にガッチリとして安定性重視となった」という事実から想像したと通りの感触でした。
想像していたとおり、25グラム重くなって走りにくくなっており、その代わりに安定性が増していて地面には多少力が伝えやすくなっていました。本当に多少ですが。結果としては「25グラム重くなった」代償と比べて、安定性が増したと言うメリットはあまりにも低すぎる気がします。少なくとも、10km走行ではターサージールからターサーエッジになり、ただただ走りにくくなっただけです><
安定性に関してはフルマラソンで、足に力がなくなった時には効いてくるかもしれませんね。でも、サブ3を目指すランナーなら、そこまで安定性をサポートする必要はないはず。サブ3.5を目指す方だと、後半崩れてきたりするのでメリットはあるかも?といった印象です!そういった意味でも、決してサブ3向けではなく、サブ3.5向けのシューズというのが自分の結論です。
うーん、、とにかくターサージール6の149グラムの軽さに慣れている自分からすると、ターサーエッジの176グラムは拷問でした。ただただ足が重く走りにくかったです><
まとめ:自分にとってはターサーエッジは、ターサージールの劣化版。これでターサージールなくしたら、アシックスにはサブ3向けのシューズはなくなるのでは?
最後にまとめです。ターサーエッジは発売前から「ターサージールが廃盤になり、その代わりの生まれ変わったシリーズ」という噂がたっていました。そして、重くなるという噂も、フラットになるという噂もありました。
今回ターサーエッジで走ってみた結果、、、その噂から想像した通りでしかありませんでした。結局、ターサージールの149グラムからターサーエッジ176グラムまで劣化したことにより、スピードが出せなくなってしまいました。自分は、ターサージールの軽さを武器に、足を高速回転させて走っていたので、その重さの差がモロに出た印象です。
自分の印象としては「サブ3.5向けシューズ」です。ソレ以下でもソレ以上でもないという印象… 本当にこのターサーエッジの出現によってターサージールを廃盤にしたら、ちょっとメーカーとしてのスタンスを疑うレベルかも。もしターサージールをなくしたら、アシックスにはサブ2.5向けのソーティと、サブ3.5向けのターサーエッジ等しかなくなる気がします。 サブ3向けのシューズが皆無になる印象…
サブ3を目指しているランナーたくさんいるのに、本気で走る人を応援するアシックスがそこに穴をあけるというのは、さすがにちょっと…
自分はアシックス大好きなので、最後までターサージール6販売継続を信じております><
↓ターサージール6は1万円以下で買えるようになってますし、コチラをおすすめします!
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レビュー拝見しました。ありがとうございます!エッジを買うか迷ってましたが、レビューを見てジールをリピート買いする事にしました。自分もターサー3の時からのターサーファンです。書いておられる通り、ジールの継続販売を期待したいですね!今後も様々なレビュー、お願い致します。