10km1時間20分だった運動音痴が、高負荷トレーニング/データ分析/食事管理でどこまでランニング記録が伸ばせるか挑戦!ランニングやダイエット/健康に関する知識・グッズ等についてもまとめてます!!!
⇒ 本ブログの詳細/連絡先はコチラ!
ランTOP 自作ランツール ランシューズ ラングッズ GPS時計 心拍計 ラン知識/研究 栄養知識 おすすめ食品
  1. ホーム
  2. 〇ランニング
  3. グッズ等レビュー
  4. 心拍数関連製品
  5. 光学式心拍計(リスト型)の精度と使い方について。心拍数197が計測された!信用して大丈夫!?
■注目記事一覧

高校数学 教科書用シミュレーターの制作に携わりました!!

持久係数予測ツール!スピード型か、スタミナ型か判定できます!

心拍数でスポーツ心臓かどうか判定してみよう!

ターサージール6レビュー!

アシックスランニングシューズ比較記事!

10km走行データ分析してみた! [速度とピッチ/歩幅/心拍/気温/接地時間等]

全ランニングシューズメーカーの特徴まとめ!
 
全テーマ共通記事一覧

光学式心拍計(リスト型)の精度と使い方について。心拍数197が計測された!信用して大丈夫!?

超遅ればせながら、本気で光学式心拍計が試せるようになりました

光学式心拍計が流行りだしてから、2年ぐらいが経ったと思います。超超遅ればせながら、やっとその光学式心拍計の能力を試せるような状況になってきました。今まで試したくても足の怪我があり、本気で走れなかったんですよね。。。

自分は前から光学式心拍計の否定派でした。それはコチラでも記事化していますが、光学式心拍計は誤差があるからです。大体、±2%ぐらいの誤差があると言われています。2%なら、OKなのではと思ってしまいますが、違うと思います。心拍トレーニングって、かなりその数値が重要になってきますので、2%の誤差は大きいのです。心拍数190と194、2%程度の違いですがトレーニング面から見ると大きな差異です。

ということで、あまり光学式心拍計は信用していなかったのですが…思った以上にその誤差が激しいのがわかりました。それを実例を踏まえてお伝えします!

光学式心拍計で197を記録。今まで4年ぐらい胸ベルトで測ってきた最高が193。有り得ない数値です!

まず下図を見て下さい。これは先日久しぶりに本気を出して走ったときの心拍数です。どんどんと上がっていって、最終的には197まで届いてしまいました。グラフを見る限り、突発的に心拍数が上がるようなことはなく、全て正常に値がとれているような動きに見えます。

しかし、このグラフ、自分の心拍数の動きとしてはかなり怪しい数字になっています。何故なら、自分の最大心拍数は193だからです。今まで4年程度、心拍ベルトをつけて走ってきましたがその193まで上がることはありませんでした。さらに、その193というのも超稀で、大概は190を超えることさえなかったのです。相当良い条件でないと、心拍数190の壁は超えられなかったのです。

それが今回197を超えるなんて…有り得ないことです。自分の体感では188いったかなあぐらいの辛さでした。なので、5%程度の誤差があるという事になりそう。ちょっと心拍を厳密に見たい自分としては許容量を超えています・・・><

光学式心拍計はヘモグロビン量で心拍を推測。ヘモグロビンが多いほど心拍が高く出てしまう??

なぜこんなに誤差が出てしまうのかと考えると、その仕組から答えがわかる気がしました。光学式心拍計の心拍推測方法については、下記リンク(エプソンさんのサイト)の解説が非常にわかりやすいです。

簡単にいうと、心拍数が上がるとそれの比例して血液の流れが速くなり、流れるヘモグロビンが多くなります。そして、ヘモグロビンは光を当てるとその光を吸収する性質があります。その関係性を組み合わせて、光を腕にあてて、どれぐらいの光が返ってくるかによって心拍数を推測するのが光学式心拍計の仕組みです。

でもこの方法だと、どれぐらいのヘモグロビンが体内にあるかによって誤差が生じてしまいそうですし、心臓の鼓動数と血流の流れの関係性は完全比例でなく、人によって違うはずなので完全には推測できないように思えます。なので、「自分は心拍数が上がると、ヘモグロビン流量が他の人より急激に上がるため、心拍が高く表示されてしまう」と考えるのが正しいように思えます。
https://www.epson.jp/products/myakuhaku/technology.htm

かといって、心拍ベルトを常用するのはキツイ面も…

といっても、ここ2年ぐらい心拍ベルトを付けないランニング・スタイルに慣れてしまい、今から再度心拍ベルトをつけるのはキツイという現実もあります。ここ2年は怪我をしていたので、そんなに本気になることがなかったので、光学式心拍計で十分だったのです。やっと本気で走れる状態になってきましたが…改めて胸ベルトを付けてみると恐ろしいほど違和感があります。こんなに縛られた感をもちながら走っていたのか…(笑)

さらに違和感だけでなく、胸ベルトには実用上の問題点があります。それは本気になればなるほど、外れやすくなるということです。実際、今までの本気のレースで50%ぐらいの確率で胸ベルトが外れてしまい、心拍数がとれていないという自体に陥ってます。本気で走ると、胸の周辺の動きが激しくなり、落ちやすくなってしまうのです。一部のレースでは、わざと外しにいった時もありました。胸ベルトが苦しくなったからです。速くはしるためのデータ取得のために胸ベルトつけてるのに、それによってタイムが遅くなっていたら本末転倒ですよね…

そう思うと、「光学式心拍計が誤った数字(高めの数字)を出す事を認識しながら、そのデータを利用する」のが一番良い着地点なのかもしれません。確かに光学式心拍計の数字は正確ではありません。ただ、心拍数が上がっている下がっているという傾向は十分にわかります。ですので、ある程度高めの数字が出ていることを認識して、データを分析する事もできるはず。誤っている事を理解すれば、正しい分析はできると思います。(ちょっと気持ち悪いですけど)

無理に、完全に正確な心拍データの取得にこだわる必要はないのです。

とりあえず、胸ベルトと光学式心拍計を同時につけて実験していきます!

ということで、今後は胸ベルトにこだわり続けるのもよくないので、時代の流れにのって光学式心拍計を使う方向で考えていこうと思ってます。ただ、光学式心拍計の180という数字が実際にはどの程度の心拍数を示すのか、197になったら本当はどの程度なのかとか分かっておきたいですよね。そうしないと、うまくデータ分析できません。

ということで、機会を見てGPS時計を2つ使用し、片方は光学式心拍計、片方は胸ベルトで心拍計を計測してその関係性を確かめたいと思っています。このような形態でデータを取得しておけば、今後も光学式心拍計で計測したデータから本当の心拍数が推測できるはず。そのためにも、綿密に、何度もこのような形態でデータを取得しておきたいなと思ってます!そうれば自分に対する光学式心拍計の癖もわかると思いますし…

この辺りについては、計測したらまたブログでその分析結果をお伝えてしようと思います!何かしらの参考になればと思います!


⇒「心拍数関連製品」カテゴリ記事一覧

その他関連カテゴリ



コメント: 1 件の意見
  • いな says:

    光学式心拍計に興味を持っています。
    光学式心拍計と胸ベルトでの心拍数の比較の記事が掲載されるのを楽しみにしています。


お気軽にコメントお願いします!

Your email address will not be published. Required fields are marked *




記事カテゴリ
自作ツール&アプリ
■Webツール(今すぐ利用可!)