キツいトレーニング ≠ 運動強度(心拍数)大 !? (トレーニング種別ごとの心拍数への影響まとめ)
以前、時速20キロ縛りで150mくらいのショートインターバルを40回繰り返して死にそうになっていましたが、心拍数的には96%ぐらいしかでていなくて、さらに後半になると90%いってるかどうかのラインまでしかいっていません。
そこで、今まで体感的にきつかった過去のトレーニング順に並べてみて、心拍数との関係性を見てみます。どれも全力を出し切っており、手を抜いているものは一切ないです。
マラソンはゆっくり走れば3時間を切れる! 49歳のおじさん、2度目のマラソンで2時間58分38秒 [書籍レビュー]
前回、「毎日長い距離を走らなくてもマラソンは速くなる!月間たった80kmで2時間46分! 超効率的トレーニング法」という本をレビューしました。しかし、自分の主義と同じ意見の本だけ読んでも考えが凝り固まるので、逆の主張っぽい本を読んでみました。こちらもアスリート鍼灸の院長の体験談なので、出鱈目ではないはずです。
高負荷トレーニングと合わせてゆっくり走ろう!
この本のタイトルを見たときに、「ゆっくり走っているだけでサブ3は無理でしょう」と思ったわけですが、その通りでして。著者が言いたいのは「ゆっくり走るだけでサブ3」ではなく、「高負荷のポイント練習と合わせて、ガス抜きのためにゆっくり走ることでサブ3は達成できる」と言っているだけです。ゆっくり走るだけではそれは無理ですよね・・・
毎日長い距離を走らなくてもマラソンは速くなる!月間たった80kmで2時間46分! 超効率的トレーニング法 [書籍レビュー]
ページのところどころで、自分が短距離高負荷トレーニング主義だと書いておりますが、別に誰に教わったわけでもなく、自分の
信念として考えております。ですが、その考えを代弁してくれているような本ばありましたので、レビューさせて頂きます。著者は筑波大学でランナーとそのトレーニングを研究してる方であり、さらにタイトルにあるように、著者自体が実践して速くなっているので、出鱈目ではないです。
運動(ランニング)のエネルギーはどこから生まれる?(3) 種目ごとのエネルギー源の割合!
各エネルギー源のまとめ
まず前回のおさらいからです。体内のエネルギー源には主に4つの種類がありました。上から順に、エネルギーの変換効率は良いけど、長く持たないものになっています。一番下の脂肪分解はエネルギー効率は悪いけど、無尽蔵なエネルギーを持つものです。
1.ATP-CP;エネルギーは強力だが、10秒程度しか持たない
2.嫌気的解糖:酸素なしでグリコーゲンをエネルギーに変えられるが、変換効率が悪い。
3.好気的解糖:効率良く長期的にエネルギーを発揮。ただグリコーゲンは2000kcal程度しか体内にためこめないため、これが限界
4.脂肪分解:体内に無尽蔵にある脂肪を用いる。エネルギー変換効率が悪いため、速度は出ない。
それでは、これらのエネルギー源が各種目で、どのような割合で使われていくのでしょうか。それをイメージ図としてグラフ化してみましたので、参考にしてみてください。もちろん個人差ありますが、大体のイメージはこうなるはずです。
運動時のエネルギー源の種類 [ATP-CP回路/嫌気的解糖系/好気的解糖/脂肪分解]
以前の記事で、ランニングのエネルギーがどういった形で使われるのか、生成されるかを、筋肉/心臓/肺という有酸素系の面からマクロ的に説明しました。しかし、筋肉でエネルギーを生成する方法はいくつか種類があり、もっとミクロな視点や化学反応の面から考えないと、説明ができないんです。また、酸素がなくても、エネルギーが生成できる系もあります。
今回はそのような筋肉で使うエネルギーを生成する系にはどういったものがあるかを説明します。非常に難しですが、自分のランニングのエネルギーを生成している化学反応の話ですので、概要レベルでも知っておいた方がいいかと思います!