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その湿布/塗り薬/風邪薬、本当に意味ある?対処療法と原因療法の違いについて!

先ほどの記事でも述べましたが、最近、自分自身が風邪になったり、筋肉が炎症したりと様々な症状に悩まされていました。そんな中で、たくさんの薬や治療法を実践したりしました。また、たくさん調べたりしました。
そんな中、「対処療法」「原因療法」という重要な概念を知りました。この考えは、様々な病気やランニング時の怪我でも重要な概念になると思いますので、このページでたくさんの例を交えて解説したいと思います!

「対処療法」と「原因療法」とは?

まず対処療法とは何かといいますと、「ある病気やケガに対して、問題となる症状を和らげる薬/療法」のことであり、「根本原因を治すわけではない薬/療法」のことです。
原因療法とは、その逆で、その薬/療法により、その病の完治を促進するものです。簡単に言うと、その病の原因に直接働きかけて、治る速度をはやめてくれるものです。「本質的に効果を発揮するのが原因療法」と言っていいかと思います。
一番わかりやすい例でいうと、ガンの治療。ガンの治療には多くの「対処療法」があり、ガンの完治はできず、寿命を延ばすだけの治療が多いと良く言われていますよね。この「症状を緩和させるだけ」という対処療法は賛否両論になるかと思います。しかし、ガンだけでなく、世の中にはたくさんの「対処療法」が溢れかえっています。以下、この対処療法の例を説明していきます!
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世の中には「対処療法」的な製品だらけ!

最近、自分自身が風邪になったり、筋肉が炎症したりと様々な症状に悩まされていました。そんな中で、調べていくとたくさんの「原因療法」でない、「対処療法」だけのものがあることを知りました。

1.風邪薬

こちらが、「対処療法」として一番有名な部類の薬になるかと思います。世の中には、たくさんの風邪薬があります。その種類も、咳止めや解熱剤、喉の治療など様々なものがあります。しかし、これらは全て、風邪のウイルスを撃退してくれるものではなく、ただただ「症状を軽くする」だけの薬なようです。というのも、風邪は多種多少なウイルスによって引き起こされているため、それらを全てノックアウトするような万能薬はないんです。なので、「原因療法」ではなく、どんなウイルスであれ症状を抑えるような「対処療法」をとるしかないんですね。

しかし、この「対処療法」が本当に身体に良いかは不明なようです。なぜなら、風邪の各症状は意味があって発生しており、それらを無理やり止めることは害があることだからです。咳/鼻水は身体に入り込むウイルスを外に出そうとする症状ですし、熱は少しでも体温を上げてウイルスと戦いやすい身体にするためです。ですので、そのような現象を無理やり薬で止めるというのは、かなり問題があるようです。一説にはほとんどの医者達は風邪薬を患者に処方するが、自分では飲まないという情報もでてきています。ですので、風邪薬はどうしても今日は休めない、、というような時だけ飲むようにすると良いようです。
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2.滋養強壮剤(カフェイン)

どこにでも売られている滋養強壮剤、これも対処療法に近い面があります。リポビタンD/ユンケルなどを筆頭にたくさんの製品がありますし、実際飲むとかなり元気になりますよね。しかし、よく言われていますが、含まれているタウリンやアルギニンといった成分が、そんなに素早く効くはずがないんです。本当に身体に良い成分は、栄養成分として日単位で効いてくるものであり、速攻で効くものではないのです。では、なぜリポビタンDやユンケルがすぐに効くかというと、「無水カフェイン(大概は50mg)」が入っているからです。この無水カフェインがとてつもない効果を瞬間的に発揮するから、すぐに元気になれるのです。
では、この無水カフェインが身体にエネルギーをもたらして元気にしているかというと、そうではないんです。カフェインはエネルギー0の成分であり、それ自身は身体を動かす力が含まれていません。詳しくはのべませんが、カフェインはアデノシンという睡眠や休養を誘発する成分を体内で抑止しているだけであり、無理やり身体を休まさせないようにしているだけなのです。もちろん身体が休めなかった分、本当の体力は失われていきます。だからリポビタンDなどは飲んで効果が発揮された後、疲れがドッとくるんです。つまり、この無水カフェインは、一時的に疲れを後回しにさせていつだけで、原因療法には全くなっていないんです。
逆に言うと、タウリンや高麗人参などといった成分は身体に効く「原因療法」になるはずです。しかし、すぐに効くはずがないので、毎日飲むことで、少しずつ元気になっていくというのがあるべき姿になります。しかし、無水カフェインがはいっていると、上記のように疲れがたまっていってしまうので、おすすめできません。ですので、自分はユンケルDCFなど、カフェインレスの栄養ドリンクを飲むようにしています。
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3.湿布/塗り薬

こちらは、自分が今現在、足の腱鞘炎になっているので使っていた最中なのですが、、、多くの湿布や塗り薬は「消炎」「鎮痛」がメインの効き目になっています。多くの湿布にはインドメタシンやジクロフェナクが含まれていますが、筋肉痛などをおさえるために「鎮痛」するようになっています。この「鎮痛」が、上記でいう対処療法に近いものになっています。「鎮痛」は、あくまで痛みを抑えるだけです。ですので、本当は足が痛いはずなのに、無理やり痛みを消している状態になるんです。これってかなり、問題ある状況です。確かに、痛みが消えるのは良いことですが、それによって無理やりにでも走れてしまえるようになってしまいます。しかし、実際は足は傷んでいる状態であり、走れてしまったらさらにその症状が悪化してしまいます。つまり、ある意味では「問題がある箇所を痛みで感知し、対処を行えるようにする」ことは人間の感知能力として良いことであり、鎮痛させてその問題を感知できなくさせる事は問題あることとも言えるのです!
ただ、だからといって湿布を使わないほうがいいのかと言われると微妙です。後述するように場面を選べば有効活用できますし、もう一つの「消炎」効果が(わずかに)原因療法になっている可能性もあるからです。どちらにせよ、湿布や塗り薬を使っているときには、注意しないと「治っているように感じるが、実は身体は治っていない」という事態が発生するので注意が必要です。
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「対処療法」であることを知り、有効活用しよう!

上記のように、世の中たくさんの「対処療法」があります。ですので、なんとなく薬を飲めば治るだろうと適当に考えて服用していると、実はそれによって完治が遅くなってしまというような事が多々発生するのです。
だからといって、対処療法が必ず悪いということではありません。対処療法の意味合いを知り、うまく使っていけば良いと思っています。簡単に言うと、対処療法は「一時的に症状を落ち着かせて、問題ない元気な状態にする」方法です。ですので、例えばランナーであれば、レースの時に一時的に塗り薬や飲み薬、あるいはカフェインなどを使用して元気な状態にし、良い記録をだせるようにするというのは、良い対処療法の使い方になるかと思います。(飲み薬の鎮痛剤は、逆に身体を痛めるという実験結果があるみたいなので、そこは注意してください)また、仕事などでも、ここぞという時に使うというのであれば良いかと思います。
ただ、「対処療法を持続的に使用」というのは、結局は問題を先延ばしにして、身体を痛めつけているだけ、という可能性もありますので、かなり注意が必要かなと思います。とにかく、今はインターネットを使えば何でも調べられる時代ですので、使っている薬がどんな効果があるのか、対処療法なのか原因療法なのかを見極めて使うのが良いかと思います!
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コメント: 2 件の意見
  • ベーさん says:

    SECRET: 0
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    こんにちは、いつも楽しみにこちらを拝見しています。この度は、体調を崩されたそうで、大変でしたね。
    実は、私も今年の8月からランニングにハマり、いきなり走り過ぎて、膝を故障し、2ヶ月ほど治療が続いています。現在は、少しずつ走れるようになり、感謝しているところです。
    早く回復され、また、楽しい記事をお願いします!良いお年を!

  • れつ says:

    SECRET: 0
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    >べーさん
    コメントありがとうございます!今年の8月からですか!いきなり膝を壊したというと、すごいペースで練習されていたようですね!最初は自分がどれぐらいの練習量の耐えられるのかを見極める時ですので、一度ぐらい膝を故障するのは仕方ないと思います。それを糧に段々と自分の練習量を、、、といいながら自分がそれに反することで怪我をしてしまったので、偉そうなことはいえないですね。すみません、、(笑)
    ただ、靭帯だけは本当に気を付けてください。他の怪我は安静にしていればそれなりに早くなおりますが、これだけは本当に全然治らなくてきついので。
    自分は軽いけがなので、もう少しで走れるようになるかと思います!そしたらまたアクティブに練習に励んでいきたいと思っています!有難うございます!


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