ナイキ ズーム フライを購入レビュー!最近話題の厚底シューズです!
少し前からニュースになっていますが、ナイキの厚底シューズが人気らしいです。その人気のキッカケは、「ナイキ ズームヴェイパーフライ4%」。世界最高記録を出している選手が多く、このシューズを使っているらしいです。けど、エキスパートが履くような超軽量シューズではないのです。下の画像の通り、超厚底なんです!重さも184gとまあまあ有るほうです。それでも特殊なカーボンプレートを使っていることにより、軽さとこのクッションの量の両方を兼ね備えているようです。
この「ナイキ ズームヴェイパーフライ4%」を試してみたいところですが、超人気でありなかなか手に入らない状況です。そして、手に入っても、大変です。まずお値段が26000円です。高い!そして、すごいのが耐久距離。160km程度走行すると限界がくるようです。10km走を16回しか走れませんね><
といことで、今回は「ナイキ ズームヴェイパーフライ4%」自体は諦めて、その廉価版である「ナイキ ズーム フライ」を購入してみました!あまり普段ナイキのシューズは履かないんですけどね。ちょうど、自分が左足の足裏が悪い状態なので、この厚底で改善しないかなと思って購入してみました!レベルとしてはサブ3.5向けのようです。今回はこのナイキ ズーム フライをレビューしていきます!
目次
ナイキ ズーム フライの概要
ナイキ ズーム フライはナイキのズームシリーズのシューズです。その中でも、特徴的なのが超厚底であることです。これは上記の「ナイキ ズームヴェイパーフライ4%」と同じ構造ですね。ただ、「ナイキ ズームヴェイパーフライ4%」とは素材が違うみたいです。安めのものを使っている様子。ただ耐久性は普通に500km程度まで耐えられるみたいです。一般的なシューズと同じぐらいですね。
この厚底を見ると、クッションがすごくて反発性がなさそうにみえますが、それは違います。これだけ厚くてもしっかりとした反発性があり、衝撃吸収性、安定性、反発性のバランスがとれているとのこと。さらに上記で記述したカーボーン素材が混合してあるため、普通のシューズよりも自然と足が前に出やすい構造になっているようです!
ナイキ ズーム フライの外観レビュー!
それでは、実際に購入してみましたので、まずは外観のレビューをしていきたいと思います。まずは横からの外観。そのソールの厚さが半端ないです。あとでソールの厚さを測りますが、他のシューズを圧倒する厚底っぷりです。
アシックスの、クッション性最強シューズのゲルカヤノと比べてもこんな感じ。上のナイキ ズーム フライのほうが、圧倒的に厚底であるのが分かりますよね!コレを見ると、ゲルカヤノさえ薄底に見えます。不思議!
この厚底と比べると、ビックリするのがアッパー部分です。ナイキ ズーム フライはアッパーが超薄いんです!下の画像の通り、ペラペラ素材です!本当にビックリするぐらい、紙一枚と言えるぐらいの薄さです。でも耐久力さえあれば十分なので、ここはちゃんと軽量化を図っているってことなんでしょうね。厚底との対比が素晴らしいです。
次にシューズの裏側ですが…突起がほとんどありません。余計なものを省いている感じでしょうか。でも、これでグリップがでるのかが心配です。スパイクのような突起がないので、地面を上手く蹴れるのかが少し不安です。
最後に外観を。ナイキのシューズだけあって、やっぱりカッコイイです。アシックスとはやっぱりデザインが違いますね。普段でも十分履けそうです。
ナイキ ズーム フライの重さ!
さて、それではナイキ ズーム フライの重さを計測してみます。わかりやすいように、初心者向けのシューズと比較して掲載します。
まず参考として、アシックスの初心者向けシューズであるゲルカヤノ24の重さを掲載します。26センチで290グラムぐらいですね。やっぱり300グラムぐらいあります。これでも昔と比べたら、かなり軽くなっているんですけどね…
次に、ミズノの売れ筋シューズである初心者向けのウエーブライダー21(WAVE RIDER 21) の重さを測ってみます。その重さは…265.5グラム(26センチ)です!ゲルカヤノと同じぐらいのレベルかつ同じぐらいのクッション性を誇っているのに、重さは25グラムぐらいこっちのほうが軽くなっています。ただ、ソールは少し薄いですけどね。
[ウエーブライダー21]
結果:26.0センチ 265グラム
そして、今回購入したナイキ ズーム フライ。計測結果は…222グラムです!上記のシューズと比べると、軽いですね!まあ、サブ3.5向けなので重さは妥当といえると思います。
[ナイキ ズーム フライ]
結果:26.0センチ 222グラム
ナイキ ズーム フライのソールの厚さ!軽いのにゲルカヤノよりソールが厚い!
それでは次にナイキ ズーム フライのソールの厚さを計測してみました。このソールの厚さにより、どんなシューズ特性になったかが見えてきます。各部の名称は、下記のように名付けています。
前足部[前] | : | 前足部の前。厚さが安定している位置。 |
前足部[後] | : | 後足の一番厚さが安定している位置。 |
後足部 | : | 後足の一番厚さが安定している位置。 |
踵部 | : | 一番後ろの位置。踵。 |
まずは参考として、厚底で初心者向けシューズの定番であるアシックスのゲルカヤノ24の計測結果を掲載します。このゲルカヤノはかなり厚底であり、踵部に至っては、2.7cmという超厚底になっています。さすがアシックスの中で最強のクッション性を誇っているだけあります。
[ゲルカヤノ24]
結果
前足部[前]:2.0cm
前足部[後]:2.6cm
後足部:3.7cm
踵部:3.7cm
さらにもう一つ参考として、ミズノの初心者向けシューズであるウエーブライダー21(WAVE RIDER 21)の結果を掲載します。ウエーブライダー21もソールが厚く見えますが、ゲルカヤノと比べるとやっぱり少し薄いようです。やっぱりゲルカヤノは特別ソールが厚く、クッションがスゴイということなんです。
[ウエーブライダー]
結果
前足部[前]:1.9cm
前足部[後]:2.4cm
後足部:3.2cm
踵部:3.3cm
それでは、いよいよ今度はフライニットの計測結果です!計測結果は…やっぱりすごい!すべての数字でゲルカヤノより厚いです。踵なんて、3.8cmもあります。ほぼ4cmですよね。65g程度ゲルカヤノより軽いはずなのに、それ以上のソールの厚さを誇っているんです。これはすごい事ですよね!サブ3.5向けのシューズでこのソールの厚さはヤバイです!
[ナイキ ズーム フライ]
結果
前足部[前]:2.3cm
前足部[後]:2.9cm
後足部:3.7cm
踵部:3.8cm
ナイキ ズーム フライで実際に走ってみて… やっぱり反発性がスゴイ!その代わりに、クッション性は厚さと比べて低いです。
とりあえず上記のようにナイキ ズーム フライの外観や重さはわかりましたので、実際に走ってみました。その結果は…やっぱりスピードが出やすいシューズといった印象です。
上で記述したように、ソールは厚底ですが、中身はサブ3.5用のシューズです。しっかりと反発性があります。これだけ厚底に見えてもやっぱり、地面から返ってくる力は強いです。その反面、この厚底から考えるほどのクッション性はないと感じました。やっぱりゲルカヤノとかウエーブライダーとか、初心者向けシューズのほうが安心して走れます。ただ、他のサブ3.5向けシューズと比べると、安心感は半端ないです。これだけ厚いと、どんな足の落ち方をしても、怪我することはなさそうです。
でも、速度の出方はやっぱりスゴイです。世界に認められているだけあって、自然と速度が出ていく感じです。その秘密は、「ソールの形状」にあると思います。ソールが全体的に前重心になるような形で作られているんですね。下の画像のように、ソールが曲がっていて、自然と前に足が進むような形になっているんです。着地したら、自然と前に進む感じ。このおかげで、相当楽に速度がでるようになっている気がします。
他のサブ3.5のシューズと比べても、速度は問題ないと思います。あとはこの厚底が上手く使えるかどうかですね。「地面に着地している感じがしない」という、かなり特殊な感触になるので、人によって好き嫌いは激しいと思います。自分は結構好きかもしれません。また、他のシューズと比べて感触が違いすぎるので、慣れもあると思います。自分も、もう少し履いて慣れていって、再度その感触をレビューできたらなと思います!しばらく、ゲルカヤノと日々交互に履いてジョギングしていきたいと思っています!
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ズームフライを履いてみてつま先着地の感覚がよく分かった!ワイヤーが付いていて、フィット感があってとても走りやすかったです!