GARMINのスポーツウォッチの種類まとめ！膨大なGARMIN時計をカテゴリごとに、どんな特徴があるか解説します！(後編)
2018-03-22 
スポーツウォッチメーカーの最大手GARMINさんでは多くの種類のGPS時計機種を展開しています。その種類はランニングからフィットネスから始まって、ゴルフやパイロット専用時計まで本当に種類が豊富です。
種類が豊富なこと自体は有り難いことなのですが…あまりにも豊富すぎて、一体どれがどんな機能を持っているのか、そしてその違いは一体どこなのかが非常にわかりにくい状況です。
具体的にいうと、1)ライフログに特化したもの、2)ランニングに特化したもの、3)トライスロンやウルトラマラソン含めてマルチスポーツ対応したもの、4)自転車に特化した機器、5)登山に特化した機器、6)ゴルフに特化したもの、7)ダイビングに特化した製品、8)パイロットに特化した製品、9)船舶に特化した製品と、たくさんの種類があります。
そこでこの記事では前篇/後編に渡って、GARMINのGPS時計の種類とその特徴、そして各機種の違いを說明していきたいと思います！
⇒ランニング系のGRMIN時計を紹介した前半記事はコチラです。まずコチラからご参照下さい！
目次
GARMIN時6:ゴルフ用スポーツウォッチ(Approachシリーズ)
次に紹介するのがゴルフ用のスポーツウォッチです。ゴルフはその競技人口も多いので、かなり専門機器が多く発売されており、GARMINも力を入れているようです。それがこのApproachシリーズです。お値段は5万円程度ですし、以下紹介する機器と比べると、実はこれだけならお安いほうです。重さも50g程度であり、気軽に使える様になっています！
全世界各地のゴルフコースが登録済み！詳細な情報もすぐに見えちゃう！
まず、Approachシリーズのメリットは「全世界のゴルフコースが登録されていること」です。普通のGPSの地図では小さなゴルフコースの情報なんて、詳しく見ることは出来ません。しかし、Approachシリーズは詳細なゴルフコースが登録されているので、自分のいる位置を踏まえて、ホールの形状やグリーンまでの距離なども細かく分かってしまうんです。これは有り難いですよね。まさに「ゴルフ特化」の機能です。
特定の位置までの距離も簡単に測れてしまう！
GARMINのアプローチシリーズでは、この登録されたゴルフコースの情報を使って、様々なことができます。例えば、下図のような距離測定機能があります。これはコース上の目指したいポイントを選択すると、そこまでの距離が表示される機能です。まさにGSPを有効活用した機能です。これは嬉しい。
TruSwingというオプション品をゴルフクラブにつけると、詳細なスイング情報が分析出来る！
Approachシリーズは他にもまだまだゴルフ特化の機能があるんですが、それだけではないんです。GARMINには下図のようなTruSwingというオプション製品があり、このオプションをつけることでゴルフのスイングの詳細情報を取得できちゃうんです！
↓イメージとしてはこんな感じです。スイング時に瞬時に様々な情報を計測してくれます。
下図のようにスマホでスイングの情報（各角度、スイングパス、ヘッドスピード、テンポなど）が事細かに見られます。これだけ詳細にデータがとれると、自分のスイングの何が悪いかも分析できそうですね！
さすがゴルフは富裕層向けのスポーツと言われるだけあり、オプション品も専用機能もとても充実していますね！ゴルフやっていなくても、ワクワクするような機能がたくさんありました！
GARMIN時計7:ダイビング用スポーツウォッチ(Descent Mk1)
GARMINは最近、細かなスポーツにも特化した製品を出し始めました。その一つがこの、ダイビング用スポーツウォッチです。これは、Descent Mk1という製品が該当になります。お値段¥128,000(税别)です。高いですよね。GARMINの時計の中でも、最高級品に該当するかと思います！
Descent Mk1はダイビングに必要な深度やGPS位置情報、コンパス情報がスマートに見える！潜水時間や残りガス量などの管理もバッチリ！
Descent Mk1はダイビングに必要な機能を備えた製品です。ダイビングではとにかく潜水時間が重要になってきますし、残りのガス量の管理も重要なようです。また、どれぐらいの速度で深く潜っているかなどの管理も大事ですよね。何故なら、ダイビングは命に関わるスポーツだからです。その管理を誤ったら死ぬ可能性もあるからです。それはGARMINのマニュアルでも怖いほど書かれています。
↓GARMINのマニュアル。ところどころで「死亡」という言葉を使い、脅してきます(笑)
このような命にかかわるスポーツですので、その機能も超特化したものになっています。一元的に、必要な情報が見られるように専門のメニューや表示項目などが備わっています。潜水時間は当たり前として、窒素の累積レベル、酸素分圧、深度の情報など様々な専門の情報が見られます。
Descent Mk1は普通にマルチスポーツ機能が搭載されている。さすが最高級品！
実は、このDescent Mk1、ダイビング専用スポーツウォッチということではないです。実は、その他のマルチスポーツ機能も普通に備えています。なので、普通にゴルフ機能や、サイクリング機能もついているんです。実は上記で解説した、ゴルフ用のオプション製品TruSwingなどとも連携できる様子です…結局、この高い製品を買えば他の機能も包含できちゃう感じなんですね。
ですので、「特にダイビングに超特化したマルチスポーツウォッチ」と考えるのが一番良いかと思います。ただし、ダイビングに超特化しているので、重さが101gもあります。ですので、これを普通にランニングに使うのは正直キツい気がします。重さ的に、軽いスマホを腕につけて走るようなものですからね。
この、Descent Mk1は日本で買えるのは今のところ「新宿伊勢丹メンズ館、イセタン羽田ターミナル1、2」だけみたいです。専門機器って扱いですね。
GARMIN時計8:パイロット用スポーツウォッチ(D2 Charlie)
次に紹介するのは、ものすごくニッチな時計です。「パイロット専用のスポーツウォッチ」、D2 Charlieです。Descent Mk1が海の深いところにいくことに特化した製品んらば、このD2 Charlieは逆に空の高いところで飛行することに特化した製品になります。これについては、少しだけ詳しくコチラのページでも紹介しました。「パイロット専用」という謎の触れ込みが気になったからです。お値段はダイビング用時計と同じ¥128,000(税别)です。完全に富裕層向け？
この製品、本当に「パイロット専用」なんです。日本に何人ぐらいパイロットがいて、何人ぐらいがターゲット層なんだろうと思えちゃいますよね(笑) たぶんですが、パイロットに憧れている人も含めてターゲット層にしているんではないかと思います。よく飛行機に乗る人でも嬉しい機能なので。
パイロット以外、誰が使うんだって機能が満載！マニアの心を刺激する！？
D2 Charlieはパイロット専用の機能が満載です。まず基本のマップ確認機能。フライト中に、リアルタイムで地図がGPS時計に表示され、現在位置などを確認できます。しかも、空港検索などで、目的の場所が一目でわかるような、パイロットにとっての便利機能満載です！緊急事態がおきて目的の場所以外に着陸しなければならない時も、Garmin D2 Charlieがあればすぐに近くの代替の空港を検索できちゃうんです！うーん本当に自分にとっては有難くない。というか、どうやって使ったらいいか分からない。でもマニアにとってはタマラないんでしょうね…
専門の情報網から目的の空港の気象情報などがスグに分かる！
Garmin D2 Charlieなら目的の空港の気象情報などをすぐに確認できます。風力、視界、降水量、雲量、気温、露点、気圧など、専門の情報から取得してリアルタイムに表示してくれるみたいです。しかも時計の中で、マップと一緒に天気を表示してくれるみたいです。これはパイロットの方にはもってこいですね。ただ、実は米国など一部地域でしか気象情報は使えないようです(えぇ…)
このD2 Charlieも、ダイビング専用ウォッチと同じく、基本機能が搭載されているのでランニングやゴルフなどのスポーツにもほぼフル機能で対応しています。ただ、重さが147gです。重い！本当にスマホと同じ重さ。これを付けてスポーツは諦めた方がいいかも？また、日本で買えるのは今のところ「新宿伊勢丹メンズ館、イセタン羽田ターミナル1、2」だけみたいです。ダイビング専用ウォッチとともに、完全に専用機器扱いです。
GARMIN時計9:船舶用スポーツウォッチ(quatix 5)
最後は超超マイナー機器です。これは船舶専用のGARMIN時計ですね。この製品については、そもそも日本語ページも作られておらず、日本でも売られていない様子です。欲しかったら、海外から輸入するしかないと。(Googleで日本語検索してもレビュー等が一切出てこないので、使っている人がいるのかも怪しい) ただその独自機能は目を見張るものがあります。
GHC 20 Marine Autopilot Control Unitという船舶のカーナビと遠隔連携！
このquatix 5は、Marine Autopilot Control Unitという機器と連携できます。Marine Autopilot Control Unitはほとんど情報がないので詳しくは不明ですが、下の動画のとおり、船舶用のカーナビみたいな感じで使える機器のようです。この製品と連携することで、船舶に関する様々な情報にアクセスできるようです。これが一番のquatix 5の売りみたいです。
波の激しさや波の高さから天気を予測したり、FMラジオを聞けたり、実は専用機能満載
このquatix 5はその他、独自の機能がたくさんあるようです。例えば、下図のように、並の激しさを捉えて表示する機能であったり、その他単独でFMラジオを聞く機能などもついているようです。なかなか独自路線で進化しており、楽しそうです。
上記のように、パイロット専用のGPS時計をだすのなら、この船舶専用のGARMIN時計を販売したほうがいいんじゃないかなと思いました。こちらの方が独自の機能満載ですし、何より日本でも使いたい漁師さんとかウォータースポーツ関係者も多そう。少なくともパイロットより、漁師のほうが多いですよね。。。
まとめ：GARMINは多くのスポーツを、超繊細な目線でサポートしていることが分かりました！ランニングで使えているのは極一部の機能！
色々と紹介して長くなりましたが、最後にまとめです。上記で説明してきた通り、GARMINのGPSで時計は様々な種類のものが販売されています。1)ライフログに特化したもの、2)ランニングに特化したもの、3)トライスロンやウルトラマラソン含めてマルチスポーツ対応したもの、4)自転車に特化した機器、5)登山に特化した機器、6)ゴルフに特化したもの、7)ダイビングに特化した製品、8)パイロットに特化した製品、9)船舶に特化した製品と、たくさんの種類があります。
基本的にライフログやランニング機能は基本的な機能となっており、どの製品でも計測できるようになっています(細かなランニング指標の表示などは除く)。各機器の違いは「それぞれのスポーツに特化した機能が搭載されている」機能になります。例えば登山であれば必要なGPS登山地図をフルカラーで搭載していたり、ゴルフであれば全世界のコースが登録されていたり。そういった「専用機能」がいるかどうかで、購入する時計を選択すればよいかと思います。
非常に種類があって、わかりにくいですが、違いは僅かです。その違いさえ意識すれば、自分に最適なGARMIN時計の選択ができると思います！
⇒この記事の前編でもGARMINのスポーツウォッチを紹介しています！まだまだGARMINウォッチは沢山あります！是非合わせてご参照下さい！
⇒特に強いこだわりがなければ、今なら上記でも紹介したGARMIN vívoactive 3がオススメです！安いのにマルチスポーツ機能もあって、至れり尽くせりです！
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