機能性表示食品の選び方!本当に健康に良い食品なのかは自分の頭で判断する時代!
現在、世の中には健康食品があふれかえっています。怪しいものから本当に効果があるものまで。こうした中で、適した食品を選ぶことが、特に重要になってきています。怪しい食品を選んでしまったら、逆効果になってしまいますからね!
今回はトクホにも近い「機能性表示食品」について解説し、どういった形で情報を調べていったらいいかを説明していきます!
目次
機能性表示食品とは何か?トクホとの違いとは?
機能性表示食品とはトクホとは違った形態で
国に申請されている健康食品です。正確にいうと、国が審査を行っているのはトクホだけです。機能性表示食品はそうではなく、学的な論文などを根拠に健康的なメリットをもったものを国に販売業者が提出したものです。
ですので、国が厳密に審査したわけではないが、ちゃんと科学的根拠には基づいていると思われる製品となります。消費者庁による説明は以下の通りです。
■特定保健用食品(トクホ)
健康の維持増進に役立つことが科学的根拠に基づいて認められ、「コレステロールの吸収を抑える」などの表示が許可されている食品です。表示されている効果や安全性については国が審査を行い、食品ごとに消費者庁長官が許可しています。
■機能性表示食品
事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品です。販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたものです。ただし、特定保健用食品とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではありません。
https://hfnet.nih.go.jp/usr/kiso/pamphlet/150407kinousei1.pdf
このように、トクホよりに気軽に食品に対して健康効果をうたうことができるため、最近どんどんと機能性表示食品の種類が増えていっているようです。
食品の効果を自分の頭で考えないとダメ!
このように現代ではトクホや機能性表示食品など
様々な健康食品が存在しています。しかし、何も考えずにこの機能性表示食品などを摂取しても何も意味がありません。その最たる例がありましたので、外部記事を紹介させて頂きます。
■「機能性表示食品」を摂っても太る人のNG習慣
http://diamond.jp/articles/-/100658
こちらのページを見て、失礼ながらちょっと笑ってしまいました。というのも、脂肪減少系の機能性表示食品をとっていたのに、逆に太ってしまったというのですから。で、記事の内容を見てみると、、、
機能性のあるお茶を飲むことで「好きなものを好きなだけ食べてもよい」という安心感につながってしまい、以前よりも食事量が増えてしまっていた
とのことでした。これはちょっとひどいですよね笑い実際、ヘルシアなどを飲んでも摂取カロリーが減るのはわずかです。それに安心してカロリーを多くとったら太るのは当たり前のことです。
多くの人が健康食品の表面上の情報だけしか見ていない!
上記の例は極端なものですが、上記のように何も考えずに、書いてあることをなんとなく信じて健康食品を摂取している方も多いと思います。しかし、やはりその健康食品の効果を知り、自分の頭で判断してこれは良い食品だ、自分に合っているなどを考えなければいけないのです。
最近では水素水などという問題がありました。この問題では、水素の入った水など科学的には全く意味がないのに、それがいかにも健康に良いようにいろんなメディアが情報を流しており、かなりの人がそれに流されてしまったようです。
自分の頭で考えないと、こういうような広告やマスコミのうたい文句を信じてしまう人が多いと思います。とくに水素などと科学的な話を少ししただけで、「なんかすごそう」と思って、それ以上何も考えない方も多いと思います。というより日本人のほとんどがそうだと思います。
機能性表示食品は自分で効果を調べられます!
上記のように、何も考えなかったり、表面上の情報に流されてしまう人が多いですが、機能性表示食品は自分で調べることができるのです。その情報量が、じつは結構半端ないです。
まず、その情報ですが下記の消費者庁のページで見ることができます。
http://www.caa.go.jp/foods/index23.html
このページでは、すべての機能性表示食品の情報が見られます。まず、このページの「機能性表示食品届出一覧 」からエクセル形式ですべての機能性表示食品の概要を見ることができます。このエクセルから自分にあった食品をみつけるのも良いかもしれませんね!
そして、これだけではありません。ここからの情報がすごいんです。すべての機能性表示食品の届出情報が見られるのです!
下の画像はその一部を表示したものです。各製品に対して、有識者等向け公開情報などを見ることができるんですね!
そして、その情報がすごいです。特にすごいのが、機能性情報です。完全に研究者向けぐらいの情報量です。なぜこの製品が健康的といえるのか、そしてなぜこの製品が健康を害さないといえるのかが科学的に提示すようなフォーマットで記述されています。
そして、機能性表示食品を支持するための論文の内容もこの機能性情報の中にかかれています。これを見て判断すれば、本当に効果があるものなのかを判断できるわけです。
そして、こちらが安全性情報です。この食品がなぜ安全なのか、その根拠はどういった科学的な背景をもっていえるものなのか
が書かれています。
結論:機能性表示食品は自分の頭で考えて選択しよう!
結論ですが、もう努力次第で表面上だけでなく、本当に機能を理解したうえで食品を選べる時代になっているのかなと思いました。
世の中健康食品があふれかえっており、かなり怪しいものも多いです。そういった中で、このようにちゃんと効果があるか調べるというのは重要なことになってくると思います。
上記は科学者レベルなので、ここまで細かく見るかどうかは微妙ですけど、調べればここまで健康情報を確認できるということは認識しておいた方が良いと思います!
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