cosθとsinθの関係をアニメーションで理解しよう![数学入門]
このページでは簡単に数学の関数の一つである三角関数(sin,cos)を解説していきます。三角関数にはcos/sin/tanの3つがありますが、この中でもcosとsinの関係はとても強いです。
今回はこのcos/sinと単位円の関係をアニメーションで超分かりやすく示したいと思います!
目次
復習:単位円上でcosは横幅、sinは縦幅の値となる
cosとsinの関数については、コチラのページで基礎をまとめていますので、まずはそちらをご参照下さい!
ここでは簡単にそのポイントだけ復習しておきます。まずcosとsinは↓のような関数になります。角度θが入力パラメタで、-1~+1の値をとる関数です。
$$ \large{y = cos(θ) }$$
$$ \large{y = sin(θ) }$$
その定義は↓のような単位円(半径1の円)を考えるとわかりやすいです。この絵でいう斜線が角度θとなったときの、x軸(横方向)の値がcosθ、y軸(縦方向)の値がsinθとなります。
この円上で、角度θが反時計周りに回るとき、描けるのがcosθグラフとsinθグラフです。
そのグラフは↓のようなカーブになります。しかし、↑の単位円との関係が分かりにくいですよね><
単位円の動きとcos/sinカーブの関係をアニメーションで理解しよう!
上記の単位円とcos/sinカーブの関係性がわかるように、それらが同時に見られるアニメーションを作ってみました!
それが↓コチラです!
- 左上に単位円があり、右側の青い線がsin,下側の赤い線がcosになります
- 単位円上の縦方向(青線)の位置にsinθグラフが描かれ、横方向(赤線)の位置にcosθグラフが描かれるようになっています
- cosθは描画の都合上、90度回転して表示しています
これを見れば単位円上の回転により、cos/sinカーブが描かれているのが分かると思います!
↓青:sin,赤:cos
cos関数とsin関数の形は同じ。sinはcosを90度遅れて追っている!
↑のアニメーションの通り、cos/sinはほとんど同じグラフを描いています。形は同じ。ただ、その位相が違い、sinのほうがcosと比べて90度遅れて描画されます。
この事から定理
$$ \large{ sin(θ) = cos(θ-90) }$$
が成り立つことが感覚的に分かると思います!
- 三角関数cos/sinともに同じような波形グラフを描く
- sinはcosを90度遅れて追っているだけで、全く同じ形になっている
⇒「三角関数sin/cos/tan」カテゴリ記事一覧
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