一次関数/線形関数をシミュレーション図で理解![数学入門]
目次
一次関数とはy=ax+bで表せる関数。グラフは必ず直線になります
このページでは簡単に数学の基本である一次関数を説明します。一次関数は線形関数とも呼ばれます。それは関数グラフが必ず直線になるからです。
一次関数は以下の式で表せます。見たとおり、入力xにaを乗算して、bを加算した関数になります。
$$ \large{y = ax + b }$$
この一次関数/線形関数は以下のようなグラフになります。xが1増える → yがaだけ増えるという比例関係にあり、直線的なグラフになります。
シミュレーターで自由に一次関数を操作して理解しよう!
上記のような\(\large{y = ax + b}\)という一次関数/線形関数を下記のシミュレーターで自由自在に操ってグラフ描画することが可能です!
↓ a,bの値を操作してみて、実際にどんなグラフになるか実験/確認してみましょう!リアルタイムに関数が変わり、グラフ形状も変わっていきます!
\( {y=} \) + 1\( {x } \) + 1
一次関数の要点
要点1:aを傾き、bを切片と呼ぶ。y軸上では必ずbを通る
上のシミュレーターで分かる通り、aを変化させると線の傾き(角度)が、bを操るとグラフが上下することが分かると思います。また、y軸上を見ると必ずy=bの点を通っていることが分かります。
このaを「傾き」、bを「切片」と呼びます。傾きとは「xが1変化したときに、yがいくつ変化するか」の値です。切片とは、「関数グラフとy軸の交点」のことです。上記の通り、一次関数/線形関数では必ず(x,y)=(0,b)を通り、bが切片になります!
要点2:a>0で単調増加、a<0で単調減少グラフとなる
これは要点1からも言えることですね。aは傾きであり、aがプラスであればxが増えるたびにyも増加していきます。
逆に、aがマイナスであれば、xが増えるたびにyは減少していきます。単調減少ですね。
特殊なのはa=0の場合です。この場合y=bとなり、yが固定値となります。つまり、↓のような横線になります。
まとめ
一次関数/線形関数は上記の通り、シンプルな関数です。しかし、汎用性の高い非常に重要な関数になります。是非上記のシミュレーションでグラフ形状のイメージを身に着けてください><
- 一次関数は直線的なグラフとなる
- aを傾き、bを接線という
- aによって、右下がり/右上がり/横ばいなのかが決まる
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