微分シミュレーター:指数関数の微分!関数とその導関数(微分)の関係をアニメーションで確認可!
高校で習う微分、公式は習うのですが、実際にどういった関数グラフになっているかとか、元の関数との関係性が分かりにくかったりしますよね><
微分(導関数)は「元の関数の各点での接線の傾き」を表したものです。ですので、元の関数の接線を描き、その傾きをグラフ化すれば微分(導関数)になっているんです!その関係性がわかるような、シミュレーターを実際に作ってみました!パラメタを変えると、どういった関数/導関数(微分)のグラフになるかをシミュレーターがすぐにアニメーション化してくれます!
微分シミュレーター:指数関数
このシミュレーターでは関数
\( y= {+ a^x } \)
のaを変更すると、関数グラフがそれに従って描かれます。また、各点の接線とその傾きを調査しながら、導関数(微分)グラフを描いていきます!
[関数]
y = 2\( \normalsize{^x }\)
y = 2\( \normalsize{^x }\)
[微分(導関数)]
y = 2\( \normalsize{^x }\)\( \normalsize{log_e}\)2
y = 2\( \normalsize{^x }\)\( \normalsize{log_e}\)2
↓値を変えると、自動的にアニメーションが始まります!
↑動的に再生速度を変えられます。左端で0にすると、一時停止となります。
指数関数の導関数(微分)の性質
指数関数の導関数(微分)は上記のグラフの通り、
[関数]
y = \( \normalsize{a^x }\)
y = \( \normalsize{a^x }\)
[微分(導関数)]
y = \( \normalsize{a^x log_e{a} }\)
y = \( \normalsize{a^x log_e{a} }\)
という関係になります。つまり、指数関数の導関数は定数\(log_e{a}\)倍になるだけで、グラフの形は同じになります。
↓a=2の例。関数と導関数は定数倍で形状は同じ
ただし、\(a<1\)の場合は\(log_e{a}\)はマイナスになるので、↓のような逆になったグラフになります。
↓a=0.5のグラフ。導関数は逆向きになる。
また、特にa=e(ネイピア数 2.71828…)の場合は、\(log_e{e}=1\)となるので、関数と導関数が全く同じになります!重要な性質です!
↓a=eの場合は関数と導関数が全く同じ形となる。
↓本記事のような微分シミュレーターを各関数で用意しています。色んな関数で実際の「関数」と「導関数(微分)」の関係を確認してみて下さい!
「指数関数の微分」まとめ
- \(log_e\)の場合、指数関数は微分しても同じ関数になる
[関連記事] 微分シミュレーション
⇒「微分シミュレーター」カテゴリ記事一覧
⇒「指数関数」カテゴリ記事一覧
その他関連カテゴリ