微分シミュレーター:対数関数の微分!関数とその導関数(微分)の関係をアニメーションで確認可!
2020-05-04 微分シミュレーター
高校で習う微分、公式は習うのですが、実際にどういった関数グラフになっているかとか、元の関数との関係性が分かりにくかったりしますよね><
微分(導関数)は「元の関数の各点での接線の傾き」を表したものです。ですので、元の関数の接線を描き、その傾きをグラフ化すれば微分(導関数)になっているんです!その関係性がわかるような、シミュレーターを実際に作ってみました!パラメタを変えると、どういった関数/導関数(微分)のグラフになるかをシミュレーターがすぐにアニメーション化してくれます!
微分シミュレーター:指数関数
このシミュレーターでは関数
\( y= { log_a {x} } \)
の底aを変更すると、関数グラフがそれに従って描かれます。また、各点の接線とその傾きを調査しながら、導関数(微分)グラフを描いていきます!
[関数]
1
1
[微分(導関数)]
1
1
↓値を変えると、自動的にアニメーションが始まります!
↑動的に再生速度を変えられます。左端で0にすると、一時停止となります。
対数関数の導関数(微分)の要点
対数関数の導関数(微分)は上記のグラフの通り、
[関数]
y = \( \normalsize{ log_a {x} }\)
y = \( \normalsize{ log_a {x} }\)
[微分(導関数)]
y = \( \normalsize{ \displaystyle \frac{1}{x log_e{a}} }\)
y = \( \normalsize{ \displaystyle \frac{1}{x log_e{a}} }\)
という関係になります。つまり、指数関数の導関数は基本は\( \frac{1}{x} \)であり、底aにより定数\(1/log_e{a}\)倍になるわけです。
↓a=2の例。関数と導関数は定数倍で形状は同じ
ただし、\(a<1\)の場合は\(1/log_e{a}\)はマイナスになるので、↓のような逆になったグラフになります。
↓a=0.5のグラフ。導関数は逆向きになる。
また、特にa=e(ネイピア数 2.71828…)の場合は\( \frac{1}{x} \)と単純な形になります!
↓a=eの場合は関数と\( \frac{1}{x} \)のグラフに
「対数関数の微分」まとめ
- \(log_e\)の場合、導関数の微分は単純に\(\Large{\frac{1}{x}}\)となる
↓本記事のような微分シミュレーターを各関数で用意しています。色んな関数で実際の「関数」と「導関数(微分)」の関係を確認してみて下さい!
[関連記事] 微分シミュレーション
⇒「微分シミュレーター」カテゴリ記事一覧
その他関連カテゴリ