[経済学入門] 需要/供給と価格の関係をシミュレーターで理解しよう!
目次
経済学をシミュレーターを使って直感的に理解しよう!
経済学には数学的なグラフが沢山出てきます。このグラフが曲者で、具体例と結びつきにくいので理解しにくかったりするんですよね>< グラフだけ見せられても、イメージが付かないんです。
そこで、本サイトでは経済学をシミュレーターを使い、出来る限り具体的なイメージに即して解説していきます!
今回は、「需要と供給」に関する基礎的な話です!
市場の価格はどのように決定される?
まず最初に、「売買される品物」について、どのように価格が決まっていくのか考えていきます。
基本的には、「需要」と「供給」で価格が決まっていきます。「需要」とは、人々がどれぐらいそれを求めているかという意味です。需要が高いとは、商品が多くの人に欲しがられているという事です。
逆に「供給」は、商品を作る人/売る人が、どれぐらい商品を提供できるかという意味です。供給が高いと、多く商品が提供できるわけですね。
市場の価格はこの「需要」と「供給」の関係性によって決まるわけです!
価格によって、需要と供給量が決まる
「需要」と「供給」の関係によって、価格が決まるわけですが、その前に「価格によって需要と供給がどのように変わるのか」を考えていきます。
需要 = 価格が低くなるほど増加
一般的に、価格が低くなると、需要量は高まります。今まで200円で売られていたお菓子が、100円で売り出されていたら多くの人が欲しがりますよね。これが「需要量が上がる」ということです。
価格と需要量の関係は↓のようなグラフになります。「横軸=需要量、縦軸=価格」です。この時、「価格が下がると、需要量は上がる」ので、↓のようになります。価格が下がると、赤点で決まる需要量(横軸)は増えていくわけです。
- スライドバーで価格を変化させ、赤点で示す価格によって需要量が変化することを確認しましょう
供給 = 価格が高くなるほど増加
供給は需要とは逆です。価格が高くなるほど、供給できる量が増えます。例えば今まで100円で提供していたお菓子を、200円で販売できるなら、喜んで多く作るようになるはずですよね。
この関係性を示したのが、↓のグラフです。先程とは逆で右上がりのグラフになっています。価格が上がると、青点で決まる供給量(横軸)も上がるのが分かると思います。
- スライドバーで価格を変化させ、青点で示す価格によって需要量が変化することを確認しましょう
シミュレーターで需要と供給の変化を確かめて見よう!
「需要」と「供給」の変化をシミュレーターで実際に確認してみましょう!
- 需要量と供給量を人の人数で表しています。つまり個数=人数です
- 青い人は供給者でモノを売りたい人、赤い人が需要者でモノを買いたい人です。それぞれ、供給グラフと需要グラフ上の横軸(個数)と連動しています
- スライドバーで価格を変動できます
- 価格が変わった時に、需要と供給量がどのように変化するか確かめてみましょう
シミュレーション結果の考察
簡単なシミュレーションですが、簡単に考察していきます。
高い価格 ⇒ 青い供給者の方が多くなる
価格が高い場合には、↓のように青で示す供給者のほうが多くなります。グラフ上でも、青点のほうが赤点よりも右にあり、量が多いのがわかりますよね!
低い価格 ⇒ 赤い需要者の方が多くなる
低い価格の場合は逆です。↓のように赤で示す需要者のほうが多くなります。グラフ上でもそうですよね。
供給グラフ(青線)と需要グラフ(赤線)の交点あたりでは、需要と価格が同じぐらいになる
では、中間ぐらいの価格帯ではどうなるでしょうか。それを示したのが↓の状態です。これは価格55円あたりですが、需要と供給が同じぐらいになっています。
中間あたりではこのように「需要」と「供給」が近くなります。特に、「青線と赤線の交点付近」では「需要と供給がほぼ一致」します。
次回予告:市場の価格がどうきまっていくかを考察していきます!
今回は、「需要」と「供給」がどう変化するか考察しました。基本的には、需要は価格が低くなるほど上がり、供給は価格が高くなるほど上がります。逆の関係にあるわけですね!
では、このような関係から価格はどう決まるのでしょうか。次回の記事で解説していきます!
- 価格が低くなると需要は上がり、供給は下がる
- 丁度よい価格で需要と供給の量が同じぐらいになる
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