様々な学問/勉強課目をシミュレーションで解説!シミュレーター/ツール/ゲームで、いろんな学問を楽しく分かりやすく解説するサイトです!思考の改善や、効率化の話題も!
⇒ 本ブログの詳細/連絡先はコチラ!
学問系TOP AI/ChatGPT 数学 物理 統計学 コンピューター 経済学 Webツール
  1. ホーム
  2. 〇学問シミュレーター/改善・効率化
  3. 勉強法/思考法
  4. 思考の効率化
  5. インプット/アウトプット制御
  6. 行動選択時には「副次的影響」まで考慮しよう!(スマホ依存はなぜ起こるのか)
■注目記事一覧

高校数学 教科書用シミュレーターの制作に携わりました!!

コンピューターの全理基礎:半加算器の原理をシミュレーターで理解しよう!

サイコロ シミュレーターで解説!当たり回数が必ず一定に収束するわけではない!

統計学/確率入門:偏差値とは何か?をシミュレーターを用いて詳しく解説!

コンピューターの半理基礎:半加算器の原理をシミュレーターで理解しよう!

余命(〇〇年後に死亡している確率)/各年齢での死亡確率 判定

本サイトの「サイコロ シミュレーター」が熊本の特別教育テレビ授業で使われました!
 
全テーマ共通記事一覧

行動選択時には「副次的影響」まで考慮しよう!(スマホ依存はなぜ起こるのか)

行動選択時に陥る罠。副次的影響まで考えて意思決定しよう!

行動選択時には「〇〇をすると、どんなメリットがあり、どんなデメリットがあるか」を直感的に考えると思います。
例えば、映画を見る場合は「メリット:興味を満たせる、見ることで楽しめる」「デメリット:お金がかかる、時間がかかる」といったことを半直感的に判断して、見るか見ないか決めていると思います。

しかし、このような「その行動の評価」だけで計算すると、とんでもない罠に陥ることがあります!

前提:興味を持つことで、多くの時間が奪われる

詳しくは前回記事で解説しています。今の世の中、ネットやSNS上では情報があふれています。そのため、「何かに興味を持つ」ことで、時間が奪われる危険性があります。

例えば芸能人のスキャンダルや政治の不祥事など、様々なニュースや動画がありますよね。でもそれらについて「本当に必要な情報か」と考えると、99%が生きるのに不必要な情報になると思います。↓図のような状況ですね。
それゆ故に、効率の面からいうと、そういった事象に興味を持つこと自体が「無駄」といえるはず。関心を持つことで、無駄に時間を奪われてしまうんです><

行動選択時には「その行動の損得」だけでなく、「その行動がもたらす影響」も考慮する必要がある!

↑のように興味によって時間が奪われる状態になっています。

こういった状況で何か動画や情報を見るときに「情報や動画を見ることのメリット/デメリット」だけを考えるのは非常に危険です。なぜなら、3分の動画であれば「3分ぐらいなら、見ても良いか」と判断してしまうからです。サイトの記事も1分ぐらいで見られるので「それぐらいの時間なら費やしても良いか」と判断してしまいがちです。

しかし、本当は「その動画/情報を得た時に発生する副次的影響」まで考慮して、意思決定をする必要があるんです。つまり、「3分の動画だけど、それによって興味が刺激されて次の関連動画も見てしまう確率や影響」も考慮する必要があるんですね。

式にすると↓のような感じになります。単一で評価すると、その行動単体の損失=3分と評価してしまいますが、、、

単一の損失評価

その行動の損失評価 = その行動による損失

本当は↓のように副次的影響確率とその影響による損失が加わってきます。さらに、それが波及した「副副次的影響」も考慮しなければならず↓のように無限に影響を加算しなければならない感じです。

副次的影響まで加味した損失評価

その行動の損失評価 = その行動による損失 + 副次的影響確率×副次的影響による損失 + 副副次的影響確率×副副次的影響による損失+…

無駄な事象に興味を持つこと自体が、非効率です。また、今のyoutubeやSNSは関連動画/情報を提示して、興味をひかせ続けることに最大の力を注いでます。

そう考えると「3分の動画だけど、副次的影響を考えたら100時間以上の時間が奪われる」なんてこともあるんですね。そこから人生が終わるまでの影響を考えたら、それぐらいの時間を奪われるなんてザラにあるわけです。

「小さなきっかけ」に見えて、実は「大きな罠」。ドラッグが身体を奪われるなら、スマホは時間を奪う大きな罠!

上記のように考えると、実はスマホ依存ってドラッグと同じですよね。ドラッグも小さな入口からで「これぐらいなら大丈夫」だろうと思って試してみちゃうんですよね。でも、それによって「依存性」という副次的影響が表れて、総合的に考えると身体に超絶的マイナスがもたらされるわけで。

スマホ依存も構造は同じです。入口は短時間の動画やコンテンツでも、それによって興味が奪われて、何百時間という時間が奪われる危険性があるわけで。だからこそ、インターネット広告はその入口を作ろうと頑張っているんですよね><

そう思うと、ドラッグは「身体」、スマホ依存は「時間」が奪われるという違いがあるだけで、構造は一緒なのではないでしょうか。

まとめ:行動選択時には「未来の副次的影響」まで考えよう!小さな罠に気を付けよう!

最後にまとめです。何か行動を選択するときにどうしても「その行動単体での損得」で考えてしまいがちです。しかし、あらゆる行動には「副次的影響」があります。その行動によって、依存性が現れたり、興味が奪われたり。

そうなると、当初計算していた損得とは全く違った結果になってしまうことが多々起きます。「3分の動画だからいいか」と思ってたら劇ハマりして結果的に「100時間も時間を費やした」なんてことにもなるわけで。

だからこそ、↓式のような複雑に副次的影響まで考えるような考察が必要なわけです。本当に全て計算ができるわけないのですが、こういった副次的影響があることを頭に入れておくか否かで大きな差がでると思います!

副次的影響まで加味した損失評価

その行動の損失評価 = その行動による損失 + 副次的影響確率×副次的影響による損失 + 副副次的影響確率×副副次的影響による損失+…


⇒「インプット/アウトプット制御」カテゴリ記事一覧

その他関連カテゴリ




お気軽にコメントお願いします!

Your email address will not be published. Required fields are marked *




記事カテゴリ