「波の合成」をシミュレーターで解説![物理入門]
2021-06-28 波の基本原理
目次
「波の合成」をシミュレーターで学ぼう!
前回記事「波・波動の基本」に続いて、「波の合成」をシミュレーターで解説していきます!
波の重ね合わせの原理
2つの波は↓のように合成できます。つまり、波は足し合わせ可能なんです。
合成波の高さ = 波1の高さ + 波2の高さ
式だけだと分かりにくいので、シミュレーターで確かめて見ましょう!
「波の合成」の動きをシミュレーターで確認しよう!
それでは実際にシミュレーターで「波の合成」の動きを確認してみましょう!「同じ方向の波」「反対方向の波」の2パターンで検証します。
同じ方向の波の合成
シミュレーターの説明
- ↓のリスタートを押すと両側から波が発生します(赤と青色)
- 合成波を紫色で示します
- 動きが速いので、再生速度を調整して観察してみましょう
経過時間 : 0.0 秒
反対方向の波の合成
シミュレーターの説明
- ↓のリスタートを押すと両側から波が発生します(赤と青色)
- 合成波を紫色で示します
- 動きが速いので、再生速度を調整して観察してみましょう
経過時間 : 0.0 秒
「波の合成」の要点
シミュレーターの動きの要点を解説します!
同じ方向の波は強め合う
同じ方向の波は、足し算されることで強め合います。
POINT同じ方向の波は互いに強めあい、2倍の大きさの波になる!
合成が終わった後、また波は分離する
↑のように波がぶつかると合成しますが、その後両方の波が進むと、また分離して独立した波になります。これを「波の独立性」といいます。
POINT波が干渉し合うのはぶつかった時だけ!その後は何事もなく過ぎ去る!
反対方向の波は打ち消し合う
反対方向の場合、山と谷が足されるので、波は打ち消し合います。
POINT反対方向の波は互いに打ち消し合い、一瞬波が消える!
「波の合成」まとめ
- 同じ方向の波は強めあい、振幅が2倍になる
- 反対方向の波は互いに打ち消し合う
- 波はぶつかった時だけ干渉し合い、その後はまた独立した波として進んでいく
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