RAID種別:「RAID1」をシミュレーターで理解しよう! [情報基礎/コンピューター入門]
2022-01-23 RAID
本ページではRAID種別をシミュレーターを用いて解説しています!今回は「RAID1構成」について説明します。RAID1は「ディスクを2重化して冗長化させる(頑丈にする)」ための構成です!
「RAID1」の概要
RAID1構成は↓のように「2つのディスクが接続され、同じデータを書き込む」構成です。ディスクを2台にWRITEすることで、1台壊れても大丈夫な状態になります!
READはどちらかのディスクのデータを読めば良いことになります。
「RAID1構成」シミュレーターで理解しよう!
それではシミュレーターを使って、「RAID1構成」の動きを理解してみましょう!
シミュレーターの説明
- 2台の「RAID1構成」に対して、DISK故障させたり、READ/WRITE操作ができます
- READ/WRITE操作後に、「○」と出た場合は成功、「×」と出た場合が失敗となります
- READ/WRITE処理のDISK読み込み/書き込みにかかった時間を「処理時間」として表示します
- 故障ボタンを押すと、ランダムで1台のDISK故障が起きます
- RESETボタンで初期状態に戻せます
処理時間 : 0.0 秒
「RAID1構成」の特徴
冗長性(耐久性)
2つのディスクのうち、1台のDISKの故障なら問題なく処理できます。「1台故障の耐久性有り」です。
速度
上記の通り、並列で2つのディスクに同時に同じ内容をWRITEするので「標準速度×1」の速度です。ただし、並列に処理するといっても様々な処理必要になるので、1台のディスクにWRITEするより遅くなります。READはどちらかのディスクにアクセスすれば良いので、「標準速度×1」の速度です。
必要DISK数
「2台以上」です。DISK数が増えるほど冗長性は高くなりますが、通常は2台になるかと思います。
ディスク容量利用効率
2台のディスクに、1台分のデータしか書き込めないので「50%の容量効率」となります。
「RAID1」まとめ
- RAID1は二重にデータを書き込み、1つのディスクが壊れても大丈夫なようにした構成
- 純粋に2倍の容量が必要になるため、ディスク容量利用効率が50%と悪い
その他RAID種別も↓で解説しています!
⇒「RAID」カテゴリ記事一覧
その他関連カテゴリ