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「DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)」を読んだら自分の主張と完全一致でビックリ!老後のためにお金を貯め込むのは、人生全体の幸福度を下げている可能性大です><

書籍DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)が自分の主張と全く同じ!

電子書籍を読み漁っていて見つけたのですが、「DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)」という本の概要を読んでビックリ。ほぼ自分の考えていることと一緒、、、ということで早速読み進めてみました。うーん、本当に自分の分身が考えたんじゃないかというぐらい同じ主張でした。(一部相違もあるけど)

ということで、今回はこの本に軽く触れながら、その主題と自分の主張をまとめてみます!あくまでこういう考え方もあるよーという話ですね。

ポイント1:老後のために不安になりすぎてお金貯めすぎても意味がない。

自分が常日頃から思っていたのが、「老後が不安だからって無駄に貯金し続けるのは意味がない」という事です。みんな老後の不安のために、とにかく働いてお金を貯めることに一生懸命ですよね。でも、お金を稼ぐのってそもそも幸せになるためであり、人生終了までに使いきれないぐらい貯金しても意味がないはずなんです。

ここでこの本から引用。アメリカでは70歳超えた後に、平均で25万ドルの純資産を持っているそうです。↓の図のように、年齢と共にどんどん平均資産が増えていってるんだとか。さすがに60,70過ぎると下がるはずですが。でも、そんなに持っていても、そこから十数年の残り短い人生で使い果たせるわけがないですよね。だったら、もっと前から計画的に、自分の幸せのためにお金を使っていったほうがいいのでは、、というのがこの本の主張です。計画を練って早ければ45歳から貯金を崩していってもいいのではということです。

老後に使い切れないぐらい資産を貯め込んでいる人が多い

ポイント2:年を追うごとに出来ることが限られていき、幸せ度や選択肢が少なくなっていく→効用関数は減衰曲線

人生どこでお金を使うかを考えていく中で、重要なことがあります。それは、「年をとるごとに、幸せになるための選択肢が減り、幸福度が減っていく傾向にある」ということです。

若い時には何でも出来ます。旅行だったり、冒険だったり、スポーツしたり、恋愛だったり。人によっては起業したりとか。でも、年をとったらそういったことが出来なくなってきますよね。そんな体力もエネルギーもなくなってしまうはず。体力も知力も若い時よりも衰えていくはずのため、「若い時だったら出来たはずのこと」がどんどん出来なくなっていきます

 
また幸福度もそうですよね。若い時なら若い人同士で恋愛もできるし、性的なところから効用が得られる満足度も大きい。しかし、年をとると、どんどんとその幸せ度=効用が落ちてきます。
 
社会的に見てもそうです。若い時にバカみたいな失敗をして他人に迷惑をかけても、ある程度は許されたりします。それは今後その反省をふまえて、立派に成長していけばいいという風潮があるから。でも、老人になってバカみたいなことをして、他人に迷惑をかけたら、ただの迷惑老人ですよね。救いがありません。そういった意味で、チャレンジングなことも年をとるごとに許される範囲が限られてきます。

こういった点から、↓のグラフのように「年齢を横軸、縦を得られる効用=幸せ度としたときに、効用関数は右下がりの減衰曲線になる」はほぼ皆に共感されるような一般論だと思います。もちろん、人によっては年をとってからチャレンジして若い時より幸せになっているとかありますが、一般論/統計的な平均の話としてです。行動可能な選択肢が減ると、得られる効用が減るのは当たり前な話ですよね。

ポイント3:一番良いのは、効率的にお金を使い切り、死ぬ直前に残金0円で人生終えること。

上のように考えていくと、まず多くの人に大きな無駄がありますよね。無駄にお金を残していても意味がないんです。多くのお金を残して死ぬのなら、それを効率的に計画的に使ってもっと幸福度を上げるべきでは、、、というのがこの本の主張です。

こう考えていくと、一番の理想は「終了時点で貯金0円になり、人生を終えること」なんです。出来る限り幸せのためにお金を使い果たして死んでいく。不足もなく、余剰もなく、ちょうどピッタリと使い果たして死んでいく。これが机上では理想形のはずです。実際はそんな死ぬ時期をピタリと予測できないので難しいですが、とにかく目指すべき形は「ゼロで死ぬ」です。
(子供のために資産残せよって話はとりあえず置いておいて、自分の幸せを考えた場合)

ポイント4:幸せ度関数=効用関数の、人生期間0~寿命までの積分値を最大化することが重要

上記のように考えていくと、数学的にどう行動すべきかを計算することができます。幸せ度関数=効用関数の積分値を最大化すればいいんです。生きている間全体で↓の赤い部分の領域を最大化できればいいんですね(これは80歳で亡くなる場合を想定)

 
このように数式化して考えると、頭の中で計算がしやすくなっていくと思います。コレに従うと、無駄にお金をためて最後の最後にだけ使っても決して最大化にならない事がわかりますよね。効用関数は年が経つごと減衰していくので、計画的に効率的に投資・消費していくことが重要なんです!

出来ることが多い若い時期に多く投資して、多くの体験や幸せを獲得することが重要なんですね。それこそが、人生全体の効用最大化につながるはずなので。

ポイント5:残りの時間を意識し、「今しか出来ない体験」に投資することが重要!

↑のように考えていくと、重要なのは「人生の残り時間を意識して、効率的に投資していくこと」です。なんとなく生きるんでなくて、残りの人生時間を意識して、今しか出来ないことに投資していくのが大事なんですね!

そのために、この本では人生の残り時間のカウンターアプリを使うことが推奨されています。これにはビックリしです。実は実は自分も全く同じ、余命カウンターを作っていたからです!

↓自分が作った余命カウンター。人生の残り時間(予測)が確認できます!

 
やっぱりこういうツールで定期的に残り時間を確認しないと、時間の貴重さを忘れてしまいますからね。仕事や勉強と同じ、締切を意識して計画的に行動していくのが重要なんですね。

また、このような残り時間を意識して、今しか出来ないことをやっていくのがとにかく重要です。人生約80年と物凄く長い時間に思えるので、「今しか出来ない!」と思う機会ってあまり無い。でも、そう思わないと人生どんどん時間が過ぎていって、挑戦する機会を逃す、、、多くの人が体験してる事だと思います。

まとめ:年をとるごとに出来ることが限られていき、得られる効用が減っていく!計画的にお金や時間を投資して効用最大化を目指そう!

最後にまとめです。DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)という書籍には自分の考えと物凄く似ていることが書かれていました。

内容としては「無駄にお金を貯め込むのではなく、計画的に使い、最後にゼロにするのが大事」「若い時ほど出来ることが多く、得られる幸福が高い」「残り人生時間を意識して、計画的に投資・消費していく」というものです。

簡単にいうと、多くの人が↓のグラフのように多くのお金を将来不安だからという理由で貯め込みますが、

 
 
それに対して、得られる幸福度=効用は↓の通り、年齢とともに減衰していくはずなんです。

 
上記2つを考慮すると、「効用が得られやすい若い時に使わず、効用が得られにくい老後に使おうとする」という非効率な状態に多くの人がなっている可能性があるんですね。その矛盾をこの本では指摘しています。自分も大共感です。

ただ、死亡する年を予測できないという問題があったり、子供のために資産を残したいという思いがあったりと、人によって事情が違うので簡単には言えませんが。ただ、「老後のために、とにかく我慢してお金を貯める」というのが必ずしも正解じゃない、というのは事実だと思います。

次の記事ではこの考えをシミュレーション化して、体感できるようにしてみます!効用最大化するためには、どのようにすればいいかを実験で学べるように出来ればと思います!

⇒ 「DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)の考え方を、効用関数としてシミュレーターで実験できるプログラムを作りました!是非、実験して理解を深めてみて下さい!


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