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RAID種別:「RAID10」をシミュレーターで理解しよう! [情報基礎/コンピューター入門]

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本ページではRAID種別をシミュレーターを用いて解説しています!今回は「RAID10構成」について説明します。RAID10はRAID1とRAID0を合わせた構成です!

RAID種別:「RAID10」をシミュレーターで理解しよう! [情報基礎/コンピューター入門]

「RAID10」の概要

RAID1構成は↓のように「4つのディスクが接続され、2台ごとにRAID1構成(冗長化構成)が組まれている」構成です。

この2つのRAID1グループを、RAID0のようにストライピングで書き込むのがRAID10なんです。

RAID0とRAID1の2つを組み合わせることで、2つの利点が得られるんです!
 

POINTRAID10 = RAID0とRAID1を組み合わせて良いといろこをとった構成!

「RAID10構成」シミュレーターで理解しよう!

それではシミュレーターを使って、「RAID10構成」の動きを理解してみましょう!

シミュレーターの説明
  • 4台の「RAID10構成」に対して、DISK故障させたり、READ/WRITE操作ができます
  • READ/WRITE操作後に、「○」と出た場合は成功、「×」と出た場合が失敗となります
  • READ/WRITE処理のDISK読み込み/書き込みにかかった時間を「処理時間」として表示します
  • 故障ボタンを押すと、ランダムで1台のDISK故障が起きます
  • RESETボタンで初期状態に戻せます

 

処理時間 : 0.0

「RAID10構成」の特徴

冗長性(耐久性)

2つのRAID1グループがあるので、その2つが生きていれば問題ありません。なので、「最大2台の故障の耐久性有り」です。ただし、↓のように同じRAID1グループで2台壊れた場合は、運用不可能となります。どこが壊れるかも重要なんですね。

速度

実際はRAID1のように、並列にデータをREAD/WRITEするので「標準速度×2」の速度です。ただし、並列に処理するといっても様々な処理必要になるので、本当に2倍になるわけではないです。

必要DISK数

「4台」です。DISK数が増やして、冗長度やストライピングの並列度を増やせますが、あまりやらないと思います。

ディスク容量利用効率

内部でRAID1構成をもっており、2台のディスクに、1台分のデータしか書き込めないので「50%の容量効率」となります。
 

まとめ

  • RAID10 = RAID0とRAID1を組み合わせて良いといろこをとった構成
  • ディスクに高速にアクセスでき、かつ二重化により頑強性もあがっている
  • ただし、RAID1の構成であるため、ディスク容量利用効率は50%と低いままとなる

 
その他RAID種別も↓で解説しています!

[関連記事] ディスクRAID構成
4.RAID10(本記事)


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