[非効率的思考パターン] 一次元的思考
自分の中で効率的に思考をするために、「非効率な思考」「効率的な思考」を学んだり、常々を考えています。効率的に頭を動かすためにはコツがあり、良くない思考にはパターンがあります。
ここでは「非効率な思考パターン」にどんなものがあるか列挙/まとめていき、そうならないためにどうすれば良いかを考えていきます。
前回は二元論的思考について話しました。今回はその発展で、「一次元的思考」について考えてみます!
目次
非効率的思考パターン「一次元的思考」とは
一次元的思考とは、↓のようなものです。
良い悪いの1次元的評価軸で考えてしまう思考、多次元的に捉えられない思考
↓のように、どうしても人間は「良い」「悪い」と単純に一次元的に考えてしまいがちで、色んな製品を「どれぐらい良いか」という一次元で考えてしまいがちです。でも、世の中はもっと複雑で多次元的な性質を持っているはずなんです。
「一次元的思考」の例
一次元的思考の例としては↓のようなものが挙げられます
スマホ機種を「どれぐらい良い製品か」と良し悪しで考える
様々なスマホ機種がでており、「良い製品か悪い製品か」と一次元的に考えてしまいがちです。
しかし、スマホのスペックには色んな観点があります。CPU性能、ネットワーク性能、セキュリティ性、ストレージ容量、電池持ち、軽さ、画面のキレイさ…様々な観点があります。超多次元の性質があるんですね。それをひとくくりで「良い」「悪い」に落とし込むのは無理があるんです。
すくなくとも、「誰がどういう使い方をするか」という観点がないとその評価はできないはずなんですよね。
人の頭の良さを「良い」「悪い」の一次元で判断する
これも上の例と一緒です。例えば頭の良さだけでも色んな観点があります。記憶力、思考スピード、把握能力、暗記力、発想力、計算能力、文章構成力、正確性…非常に多くの観点があります。
これをひっくるめて「良い」「悪い」の一次元にするのは乱暴ですよね。
「一次元的思考」はなぜダメなのか?
色んな観点/次元を無視、それにより思考が浅くなる
本当は↓のように多次元なのに、一次元的に考えるということはかなり乱暴な思考になります。単純化しすぎとなります。
それだと論議/思考が浅くなり、本質が見抜けなくなります。明らかに観点が抜けるので。それにより、良い選択ができなくなり、効率/効用が落ちることになるはずです、、><
他はダメでも、ある一つの観点ではものすごい能力があるモノ/人などを評価できない
モノや人を「良い」「悪い」の一元軸に落として考えるということは、ある意味で総合力だけで評価してしまうようなものです。
でも、モノでも人でも「総合力は低いけど、ある観点ではズバ抜けてる」みたいなことも多いです。
他はダメでも、記憶力が抜群だったり、発想力がすごかったり。モノでも、速度性能は低いけど、セキュリティ観点ではものすごく頑丈だったりとか。
こういった特別の能力/才能に恵まれたものを、一次元的思考では「あまり良くない」と判定して見過ごしてしまうんです、、
「一次元的思考」への対策
「一次元的思考」にならないために、以下のような対策が考えられると思います!
考えているモノゴトにたいして「どのような評価軸/次元があるか」を考えてみる
一次元的な思考になるのは、単純に考える視点が狭すぎるからです。「どのような視点があるか」を意識することが出来れば、そのような状態からは抜け出せるはずです。
なので、モノゴトをいきなり考えるのでなく、「どのような観点があるか」を先に考える癖をつけると、視野が広がり、多次元的な思考ができるようになるはずです!
- 「一次元的思考」に陥ると、複数の観点/次元でみなければいけないのに、良い悪いの一次元だけで評価してしまう
- こうなると思考が浅くなり、最適な選択や評価ができなくなる
- どのような観点があるかまず列挙してから、考え始めることが非常に重要
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