16進数とは何かをシミュレーションで解説!「2進数との対応関係」を理解しよう![コンピューターの原理基礎]
コンピューターは2進数の世界で動いています。2進数は1001101101みたいな感じで0と1の羅列であり、非常にわかりにくいです。
そこでよくコンピューターのデータを表すのに使うのが「16進数」です!これをシミュレーターを使って解説していきます!
目次
16進数をシミュレーターで確認してみよう
まず10進数/2進数/16進数の対応関係をシミュレーターを使って確認してみましょう!10進数の数を指定すると、それに対応した2進数/16進数が出力されます。
↓計算結果
16進数: 1
16進数はこのように0~9とA~Fの記号を使って表される数なんです!
16進数の意味
16進数は10進数と↓のような対応関係があります。簡単にいうと「16進数 = 0~15の数を無理やり1桁で表した表記方法」なんです!
ただ通常の表記では10~15は1桁では表せないので、無理やりA~Fという記号で表している感じです。
10進数 | 16進数 |
---|---|
0 | 0 |
1 | 1 |
2 | 2 |
3 | 3 |
4 | 4 |
5 | 5 |
6 | 6 |
7 | 7 |
8 | 8 |
9 | 9 |
10 | A |
11 | B |
12 | C |
13 | D |
14 | E |
15 | F |
そして、10進数で16になったら、1繰り上がって16進数では10と表記するという書き方なんです。
2進数と16進数には密接な対応関係がある!
今度は16進数と2進数を比べてみます。すると↓のような対応関係になっていることがわかります。
これはちょうど「16進数が1桁で表せる数=2進数が4桁で表せる数」となっています。\(16=2^4\)なので、このような対応関係になるんです。
16進数 | 2進数 |
---|---|
0 | 0000 |
1 | 0001 |
2 | 0010 |
3 | 0011 |
4 | 0100 |
5 | 0101 |
6 | 0110 |
7 | 0111 |
8 | 1000 |
9 | 1001 |
A | 1010 |
B | 1011 |
C | 1100 |
D | 1101 |
E | 1110 |
F | 1111 |
つまり、16進数を使うと、わかりにくい2進数を「短く」「わかりやすく」表記することが可能なんです!だから、人間がコンピューターのデータを表すときには16進数を使うんですね。
2進数と16進数の対応関係を意識して、シミュレーターで確認してみよう!
最後にもう一度、シミュレーターで10進数/2進数/16進数の対応関係を確認してみましょう!10進数の数を指定すると、それに対応した2進数/16進数が出力されます。
↓のように、「2進数4桁と16進数1桁の対応」を分かりやすく表しています。16進数が2桁ありますが、それぞれの桁で2進数の値と対応関係があることを確認しましょう!
まとめ:16進数は2進数4桁分を1桁で表現できるようにしたもの!
今回の解説のとおり、16進数は特別なものではありません。2進数を4桁ごとに区切って、読みやすくしただけのものです。
特別なことはないので、↑のような対応関係にあることを思い出して2進数に変換できればそれで大丈夫です!
- 16進数は2進数を4桁ごとに区切ってわかりやすくしたもの
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