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[非効率的思考パターン] 二元論的思考

自分の中で効率的に思考をするために、「非効率な思考」「効率的な思考」を学んだり、常々を考えています。効率的に頭を動かすためにはコツがあり、良くない思考にはパターンがあります。

ここでは「非効率な思考パターン」にどんなものがあるか列挙/まとめていき、そうならないためにどうすれば良いかを考えていきます。

今回は「二元論的思考」について考えてみます!

[非効率的思考パターン] 二元論的思考

非効率的思考パターン「二元論的思考」とは

二元論的思考とは、↓のようなものです。

二元論的思考

「善/悪]「良い/悪い」「正/偽」など両極端にどちらか決めつける思考

どうしても人間、何か起きるとどちらが正しくて、どちらかが間違いなど決めつけがちです。ただ、世の中で「完全に正」「完全に悪」と決めつけられることってほぼ無いんですよね。

「二元論的思考」の例

二元論的思考の例としては↓のようなものが挙げられます

事件や事故の原因を「〇〇が悪い」と決めつける

よくニュースなど見てると色んな人が「〇〇が悪い」など決めつけることが多いですよね。確かにどちらか一方が悪いと決めつけるとスッキリするんですが、、、もう一方側にも言い分があり、100%どちらかが悪いと言い切れることは稀のはずです。

過去の自分の行動を「良い/悪い」の2パターンで評価してしまう

これは自分の過去の行動を振り返る時の思考です。何か過去の結果を評価するとき「良い」「悪い」の2つのみで評価しがちですよね。例えばスポーツであったり、テストであったり、、、

ただちゃんと考えれば良い面も悪い面もあるはずですよね。そういったことを細かく考えることが重要なはずです。

「二元論的思考」はなぜダメなのか?

片方が正しく、もう片方が悪いと決めつけ。思考が停止してしまう

「二元論的思考」の結論は、「Aが良い」もしくは「Aが悪い」となります。両極端なんですよね。
しかし、車の過失割合と同じで、どちらかが100%悪くて、どちらかが100%正しいなんて言いきれることはほぼ皆無なんです。図にすると↓のような状態にあるはずなんです。大概は↓の青点のように0と100の中間点になるはず。

それを0か100で決めてしまうというのは、無理があるんですよね>< 無理やりどちらかに決めることで細かな考察が失われてしまいます

100%「良」と判定されたら反省する機会が失われ、100%「悪」とされたら不条理が発生する

無理やり0か100で評価するとやはり、ひずみが発生します。

例えば本当は20%程度悪かったとしても、無理やり0%で「悪くない」と判定してしまうと、、、反省も何もなくなります。本当は悪いとこを洗い出して改善すべきなのに、その契機がなくなってしまいます

その逆に本当は70%ぐらい悪い事象に対して「100%悪い」と判定されると、不条理感満載ですよね。このように評価されると自然とモチベーションダウンになってしまうと思います。
また良かった点が正当に評価されないことで成長という面でもよくないですよね。

「二元論的思考」への対策

「二元論的思考」にならないために、以下のような対策が考えられると思います!

論点を洗い出し、「Aがどのぐらい良く(悪く)て、Bはどのぐらい良い(悪い)か」と考えるようにする

↑の図のように、良し悪しは大概は0%,100%と両極端ではなく、20%など中間的な値をとることが多いはずです。なので、この間にあるんじゃないかと考えることが重要です。

そもそも良し悪しを判断するときには色んな見方があって、その見方によって良いか悪いか変わったりします。そういったものを総合すると、、、0%,100%になることは超稀のはず。そういった「中間点を探る」視点を持つことで、二元論的思考的な思考停止に陥ることを避けられると思います。

 

「二元論的思考」まとめ

  • 「二元論的思考」に陥ると、どちらかが絶対的に正しくて、どちらかが一方的に悪いと決めつけてしまう
  • 一種の思考停止であり、それ以上思考が進まなくなるので非常に良くない
  • 細かい「数値化」「観点による場合分け」などをして、細かく考察していくことが重要

 


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