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[非効率的思考パターン] 確証バイアス

自分の中で効率的に思考をするために、「非効率な思考」「効率的な思考」を学んだり、常々を考えています。効率的に頭を動かすためにはコツがあり、良くない思考にはパターンがあります。

ここでは「非効率な思考パターン」にどんなものがあるか列挙/まとめていき、そうならないためにどうすれば良いかを考えていきます!

今回は「確証バイアス」について考えてみます!

[非効率的思考パターン] 確証バイアス

非効率的思考パターン「確証バイアス」とは

確証バイアスとは、↓のようなものです。

確証バイアス

自分が正しいと思いたい事を肯定するために、有利な情報を優先的に集めてしまうこと

人間である以上、信じたくないような事象と、こうなって欲しいという事象があります。特に自分に関することはそうですよね。誰だって自分がダメという事実は避けたく、できれば自分が出来る人間なんだと思い込みたいはず。

そのため、人間には「確証バイアス」ものが働くと言われてます。↓の図のように、どうしても自分が思い込みたい事実を裏付ける情報を優先的にピックアップしてしまうんです><

「確証バイアス」の例

確証バイアスの例としては↓のようなものが挙げられます

自分が認められるような情報を集め、自分がダメだと

どんな人も自分がより凄いと思われるような情報を入手したいですし、自分の評価が低くなるような情報を得るのは避けたいです。そのために無意識的に「自分の得意なことが評価される」ような情報ばかりピックアップしたりしてしまいます。誰だって褒められたいですし、けなされたくないですからね、、、

そのため、客観的な評価よりも自分自身の評価の方が高くなりがち、、、ということがあるようです。

コロナのワクチン反対派はワクチンに関する悪い情報を集めるし、賛成派はワクチンを打ったほうが良いという情報集めがち

自分に関することだけでなく、自分の意見が正しいんだって証明したいときにも確証バイアスが走ります。

コロナのワクチン反対派に近い人は、コロナワクチンが身体に悪いという情報を集めたがるでしょうし、もしコロナワクチンが有効という情報があっても無視しがちになると思います。賛成派の人はその逆になりますよね。

つまり、確証バイアスによって、ピックアップする情報さえも偏りが発生し。それぞれの意見がどんどん固定化していくんですね。

「確証バイアス」はなぜダメなのか?

有利な情報ばかりピックアップするのは、作為的抽出になり統計的に不純

まず言えるのが、「確証バイアスによって無作為抽出の原則が壊れる」ということです。統計的に何かを学習するときに、重大なのが「無作為抽出」です。↓の図のように有利な情報も、不利な情報も含めてランダムに事例や情報をピックアップすることで、少ないサンプリングでも全体事象をうまく推測できるようになるんです!

けど、無作為でなくなると、、、情報が偏り、そこから推測する全体像はゆがみます。つまり、作為的な情報から得た未来の自分像は過大評価になってしまいがちですし、自分の意見を強固にするために得た情報では、正しい未来推測にはならないんです!

自分に有利な情報ばかり得て、意見や思考が固定化されていく

上記の例でもあるように、確証バイアスがあると自分に有利な情報ばかりピックアップします。それによって自分の意見がより強固になっていきます。

これは短期的に考えたら良いことかもしれませんが、長期的に考えたら大きなデメリットがあります。この確証バイアスにより、意見や思想を変えられなくなるからです。なので、今の考えより、より良い考えがあったとしても、それを無視してしまうことになってしまうんです、、、

ある意味で「考えが変わらない=成長がない状態」といえるので、確証バイアスが長期的には害悪になることがわかると思います。

持っている意見や思想が間違っていても、確証バイアスにより抜け出せなくなる

確証バイアスが恐ろしいのは、間違った考えでも、それが正しいように本人は思い込めてしまうことです。

周りからみたら「え、冗談でしょ」と思うようなことでも、本人は大真面目なのはこの「確証バイアス」の力が大きいと思います。例えば「数学は人類にとって害悪しかもたらさない、数字をなくせば世界が平和になる!」とか訳が分からない思想でも、確証バイアスの力でその論拠となる情報ばかりピックアップしていけば、それが強固な思想となるんです。怖い、、

「確証バイアス」への対策

「確証バイアス」にならないために、以下のような対策が考えられると思います!

確証バイアスがあることを認識する

まずは確証バイアスがあることを意識し、自分自身も無意識的に有利な情報を選んでしまっていることを認識することですね。そのような意識を持ちながら、今得ている情報取得手段に偏りがないか考え直すきっかけを持つことが大事だと思います。

自分にとって不利な情報を避けていないか、自分にとって有利な情報ばかり拾ってしまうような体制になっていないか。時々は振り返ってチェックしてみることが重要だと思います!

確証バイアスによって、長期的には不幸せになることを意識する

これは上記の考えの発展ですね。確証バイアスは短期的には自分に有利な情報が得られるので嬉しくなるかもですが、長期的に考えたら自分の成長を止めてしまう弊害のあるものでしかないのです。

確証バイアスから抜け出すことは、厳しい意見と向き合うことに似ていますね。自分にとって不利な情報も正しくピックアップして、厳しい意見も取り入れていけたら、自分の成長/改善になり、長期的には幸せになれる可能性は高いはずです!

 

「確証バイアス」まとめ

  • 自分にとって有利な情報のみをピックアップして集めてしまうことを確証バイアスという
  • 確証バイアスに陥ると、固定的な考えが変えられなくなり、間違った考えでも抜け出せなくなる
  • とにかくこのようなバイアスが自然と働くことを意識して、対策することが大事

 


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