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将来性/長期性/汎用性を考えると、やっぱりウェブ(HTML+JavaScript)でアプリ/ゲームを作るのが最強と思う

  ここ最近、こちらの学問シミュレーションページにあるように、webツールというかwebシミュレーターを量産しています。それ以外にもマラソン関係のツールを大量に作成したりしており、全部合わせるともう40を超えていると思います。そこで思うのが、「このwebツールが今後10年以上動く環境に保てるのか」ということです。せっかく作ったのに、それらがあるときに使えなくなったり、過去の遺産になってしまっては悲しいからです。

 このツールの「将来性」について、自分は「webでhtmlとjavascriptで書いていれば大丈夫」と考えています。少なくとも、個人でゲームやツールを作る場合はwebで作っておくのが一番安全なのではと思っています。というより、webでhtmlで書いておけば年々アクセスが高まっていくとも思っています。逆に言うとこれ以外の組み合わせでツールを組むと、過去遺産になりそうで怖いと思っています。これについて、自分の予想と考えを書いておきます。あくまで個人の意見です。

多くの言語や環境を触ってきて…何よりも大事なのが「汎用性/長期性」と感じています。

 自分は1998年の15才ぐらいから、色んなプログラミング環境を経験してきました。はじめは、BASIC言語に触って感動し、C言語やC++、JAVA、VBAなど数多くの言語を触ってきました。Action ScriptやHSPなどマイナーなものまで含めて言うとその種類は20以上は確実にありますし、アセンブラなども結構触っています。そういった経験で、開発効率が良い言語や悪い言語など数多くの特徴が各言語にはあると思っています。

 そんな中で、、、一番プログラミング言語や開発環境で重要なのは「作成したプログラムの持続性/汎用性」だと感じています。どんなに開発が効率的であったり、高速なプログラムが書ける環境であっても、それが一部の環境でしか動かないのであればあまり価値がなくなってしまいます。(もちろん用途により、一部の環境だけ動けば十分なのですが)今でいうと、PCでもスマホでもどこでも動くものが最良という事になるかと思います。

  また、作成したプログラムの動作環境がすぐになくなってしまうというのも大きな問題です。例えばVisual Basicなどはwindowsの環境やランタイムが変わるごとに、動く動かないがでてきたりして本当に大変です。また、自分が好きだったFALSHでのプログラミングも、FLASH自体がスマホに対応できなかったため、動作環境がなくなってきています。これってかなりの大問題です。

出来るならば、ずっと動き続けられるものを「作品」として作りたい…そう考えるとHTML+JavaScriptが最強

 上記のように、プログラムの言語や動作環境はたくさんあり、その動作環境の汎用性/持続性には大きな差があります。そんな中で、自分は一種の作品として「どこでも動き、10年後20年後でも動作してみてもらえるツールを作りたい」と思っています。そう考えたとき…このページでも行っていますが、「HTML+JavaScript」という超基礎的な構成が最強なんじゃないかと思っています。なぜならば「既に、ほぼ唯一、20年間変わらずにどこでも動作し続けられている環境」だからです。

 過去のプログラムの動作環境を考えると、上記のようにFLASHなどいろんなものがありました。しかし、どれも環境を選び、過去の遺産になっているものも多いです。そんな中…よく考えるとインターネット初期からずっと変わらない環境が「HTML+JavaScript」です。「HTML+JavaScript」は20年前からあり、変わらず進化し続けています。また、互換性もあり、20年前につくったページなども平気で動きます。

 そう考えると…今でも色んな新しい言語や環境ができてきていますが、「HTML+JavaScript」で作品を作るのが最強なんじゃないかと思います。もちろん「HTML+JavaScript」ではネイティブアプリより機能が低く、企業的なプログラムでは要件などは無理なもののほうが多いと思います。しかし、個人のゲームやツールなどの制作については、そこまで深い機能を求めないことが多く、そういった場合は「HTML+JavaScript」を使うのがいいんじゃないかなと思っています。
 

androidアプリもiphoneアプリもメンテが大変。いつまで動くかわからないし、古いアプリは遺産化していく。

 現在、スマホのアプリやゲームが主流となっており、そのような環境でアプリを作る方も多いと思います。しかし、そのようなスマホアプリは作成環境や動作環境がものすごく変化していっているため、作ったアプリがいつまで動くかわからないという不安があります。OSアップデートや新機種がでるたびに、例えば画面解像度や作り方を変えたりする必要もでてきます。メンテが大変です。というより、例えば「5年前から一切更新のないアプリ」をダウンロードしたがらない方も多いと思います。アップストアなどでも検索にも古いアプリはでなくなったりするはずです。なので、「メンテ/更新必須」であり、古いアプリは遺産となっていきます。

webアプリならほとんどメンテ不要。さらに、時間が経てば経つほどアクセスが継続的に集まっていく

 しかし、webは更新しなくても動き続けます。一度、複数のプラットフォームで動作確認すれば、そのあとも基本は動き続けます。ブラウザが互換性を保って進化しているからです。また、ネイティブアプリとは逆にブログなどと一緒で長く存在して信頼されているページほど「google先生が評価して上位表示してくれる」可能性が高いです。実際、自分がつくっているwebツールも作成半年ぐらいはあまりアクセスがなくても、段々と信頼されていき、1年後にアクセスを稼いでいってくれるようになるものがものすごく多いです。

 webアプリの場合、iphoneアプリなどと違って、アップストアなどのマーケットがないため自分で検索エンジンなどからアクセスを集めなければいけません。なので最初はアクセス0です。しかし、このブログのように長年運用して、ある程度のアクセスを集められるようになれば(現在4000PV/day程度)、そのブログ内で導線(リンク)を自由にひけるようになるため、作った作品(アプリ/ゲーム)を横断してみてもらったりすることが可能になります。アクセスが集められたえwebツールから、別のwebツールに導けるわけです。実際自分のページで一番アクセスを稼いでいるのは「スポーツ心臓偏差値判定ツール」(350PV/day程度)なのですが、ここから色んなwebツールやページに導線をひくことで、たくさんのページやツールを横断してみてもらうことに成功しています。

まとめ:見るべき観点は「機能や開発効率」でなく、「長期性/汎用性」。これを満たすのがHTML+JavaScript。

 現在、色んなプログラム開発環境があります。とても便利そうなものも多くあります。しかし、自分の15才の頃からの20年以上の経験から、プログラムや作品を作るうえで一番重要なのは「開発効率」でもなく、「スピード/性能」でもなく、「機能」でもなく、「長期性/汎用性」だと感じています。特に個人で作るものは、それが一番重要だと思っています。変な新しいツールで作ってしまって、すぐに動く環境がなくなるなどザラです。

 どうしても、新しい技術などを考えた時に「機能や開発効率」を見てしまいがちですが、自分はこの「長期性/汎用性」を最重要視して、HTML+JavaScriptを使えるものを選んでいきたいと思っています。


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