若者のPC離れについて思うこと。若い人こそ、”自分を発信する”ためにPCを使って欲しい!
目次
ニュースでよく出てくる「PCが使えない若者」。極端な例だと思っていたが、本当らしい。
少し前のyahooニュースで、「就活、卒論の“敵”はPC スマホ世代「ローマ字変換に頭使う」」という記事がでていました。内容は今時の学生はPCを使うのに慣れておらず、スマホのほうが慣れているので、就活時にキーボード入力やワードの扱いで苦戦するという記事です。
このような記事を見ると、「いや、そんなことはないでしょ…」とずっと思っていました。しかし、現在のネットのアクセスがスマホやタブレットからであることを考えると…どうやら本当にその傾向があるようです。昔はネットのアクセスは95%がPCからでしたが、今では75%はスマホやタブレットからです。時代は変わってきているんです。(もちろんバリバリPCが使える学生さんもいますよ)
このことについて…14歳ぐらいからずっとPCを使ってきた自分としては少し寂しいなあと感じることがあります。それは「何か自分から発信する創作活動をするなら、PCが必須」と思っているからです。若い人こそ、PCを使ってもらいたいのです。この自分の考えについて、少し記述させて頂きます!
スマホで出来ることは、ほとんどが受動的な行動。何かを作るためにはPCが必要になってくる
多くの人がスマホやタブレットのみを使用するようになっています。まるでPCは時代遅れのようになってきています。しかし、よく考えるとスマホで出来ることは、何か情報を受けるという「受動的」な行動だけです。動画を見たり、ページを見たり、ツイッターを見たり、とにかく「受ける」行動が多いのです。
しかし、PCでは後述するとおり、何かを「作る」ことができるんです。ただの受け身ではない、創作活動ができるのです。この「自分から何かを創って、発信すること」は特に重要な事だと思います。なのでむしろ…若い人にこそPCを使って欲しいと思っています。
そこで、なぜ自分がPCを推奨するのか、なぜ何かを創るときにはPCが必要なのかを説明していきます!
PCとスマホ/タブレットの違い。なぜPCが優れているのか。
タブレットとPCでは、ほぼ同じだと思う方もいると思います。そして、多くの方はそのタブレットで事足りると思います。でもやっぱり違うんです。ブログを書いたり、絵を描いたり、ゲームを作ったり…何をするにしても、やっぱりPCのほうが効率的なことが多いのです。その理由として、下記のような要因が挙げられます。
理由1:PCのほうが高速に入力できる!特に英語/記号は圧倒的にキーボードがはやい!
まずこれはキーボードとタッチ操作の違いですね。PCはキーボードを使うことが前提に作られており、圧倒的にはやく入力することができます。
スマホでも、昔のガラケーと比べたら、フリック入力って恐ろしく速く入力することができます。なので、フリック入力の速度で十分じゃんって思うかもしれません。しかし、やっぱり両手で10本の指を使って打つキーボードのほうが圧倒的に速いです。ローマ字入力でも一秒で4文字ぐらい打てますし、この速度に慣れたらフリックでも入力はきついです。自分もブログ記事はスマホではアイデアレベルのまとめだけにしており、入力はPCで一気にしています。
そして、一番速度の差がでるのが「英語/記号」の入力です。確かにスマホは日本語入力は速いのですが、英語だとちょっとつらかったり、さらに記号はそもそも探すのが大変だったりしますよね。しかし、キーボードはむしろ英語のほうが速いです。ローマ字入力だと日本語の場合は2キーで1文字ですが、英語は1キー1文字です。記号も同じ。圧倒的に早いんです。
記号や英語は、普段のコミュニケーションではそこまで使わないかもしれません。しかし、ホームページで使うタグや、プログラミングではむしろ英語と記号を多く使います。何かを作るときには、英語や記号の入力が重要になります。だからこそ、スマホやタブレットではなく、PCのほうが何かを作るのにむいているんです。
理由2:PCのほうが細かな操作ができる→多くの細かなことができる!
スマホやタブレットの欠点に、「細かな操作ができない」ということがあります。スマホやタブレットは、指でタッチすること前提のメニューやボタン配置になっています。なので、そのボタンが大きく、多くの操作ができないようになっています。
けど、何かを作るときには、やっぱり多くの操作や細かな操作が必要になります。例えば絵を描くにしても、レイヤーの操作や色の切り替え、ペンの切り替え、フィルタの切り替えなどやるべきことはたくさんあります。そして、そのやれることをスマホのアプリ上で表現しようと思ったら、大変です。やることが多すぎて、画面がメニューだらけになってしまいます。
それに対して、PCではマウスやキーボードを使う前提になっていますので、細かな操作をすること前提のメニューになっており、小さなメニュー配置がされており、多くのことができるようになっています。この「細かな操作、多くの操作ができる」ということこそ、創作活動では必須の条件なのです。
理由3:PCならショートカットキーでアプリやタスクの呼び出しが一瞬。色んな事を素早く切り替えて行える!
windowsやMacはショートカットキーやジェスチャーを駆使して、色んなアプリを瞬時に呼び出したり、切り替えたりできます。キーボードにはWindowsキー+Zなど、多くの組み合わせショートカットがあります。ですので、100以上のアプリでも一瞬で1ボタン、2ボタンで呼び出すことができちゃうんです。(自分はコチラの記事のとおり、かなりのショートカットの作り込みをしています)
これがスマホやタブレットだと、どうしてもこう高速に切り替えるのは不可能です。何回もタップしたり、フリックしたりして、やっと目的のアプリが呼び出せるんです。この遅さだと、何かを作ろうとしたときには少しつらいです。ブログを書くだけでも、参考にするページを見たり、画像の素材サイトをみたり、過去の記事を見たり、色んなアプリを切り替えて作業する必要があるんです。ゲーム制作などになったら、もっともっといろんなことを同時にする必要があります。
このようにタスク切り替えが、スマホだとかなり辛いんです!これが、スマホだと創作活動がしにくい理由の一つです。
理由4:そもそもiOSやAndroidは何かを生み出すために作られていない!本格的な創作ソフトはPCのみ!
上記でも書きましたが、androidやiphoneのアプリの大半は、ブラウザで情報を見たり、コミュケーションをしたりと情報を「受ける」ことを主体として作られています。そもそも小さな画面上なので、本格的に何かを作るようなアプリはあまりないのです。本格的にプログラミングしたり、絵を書いたり、ゲームがつくれたりするソフトも無いです。そのようなソフトはやっぱりPC専用です。
もし、創作ソフトがスマホ/タブレット用にあったとしても、「iPad専用」みたいな形になっていますよね。やっぱり小さなスマホで何か作ろうとしても、辛いんです。だからそういう創作ソフトも作られません。逆にPCにはこのようなソフトがたくさんあります。作りたい放題です。これが、スマホだと創作がしにくく、PCだと創作がしやすい理由です。
まとめ:何かを作りたい、何かを生み出したいと思ったら、是非PCを使ってみよう!
最後にまとめです。上記のとおり、最近多くのニュースで若者のPC離れが本格的に叫ばれるようになってきました。実際、嘘ではないようです。
しかし、スマホだけの世界に閉じているのはもったいないです。若い人こそ、PCを使ってもらいたいと思うのです。それは、何かを作り出すときには、スマホやタブレットだけでは非効率的すぎるからです。絵を描くにしても、ブログをかくにしても、ソフトを作るにしても、音楽をつくるにしても、ゲームをつくるにしても、細かな作業や多くの操作が必要になってきます。
どの創作活動でも、細かな操作が高速にできるPCが重要です。今後、アップルペンシルによりiPadでも細かな操作が可能になりそうですが、やっぱり基本はPCです。PCでこそ、自分発信の「能動的」な創作活動ができるのです!
確かに、タブレットやスマホは超便利です。しかし、多くは何かを「受動」することしかできません。何かを作ろうと思ったら、PCを使うことを推奨します。慣れると、スマホよりも圧倒的に効率的の作業ができるようになります。
何かを創作したいと思ったら、作ることに興味がわいたら、是非PCを使用してみてください!MacでもWindowsでもいいので。スマホだけに閉じた環境から開放され、世界が広がると思います!
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