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座間事件のフェイクニュース/トレンドブログについて思うこと。たった10万円程度のために、人を傷つける嘘情報を撒き散らす意義とは。

ブログに関連しているのでどうしても言いたい。座間事件のフェイクニュースについて。

 タイトルのとおりですが…政治的/社会的なニュースについては、あまり好きじゃないので言及しないようにしているのですが、ブログという話題に関連しているので少しだけ意見を述べさせて下さい。今話題になっている座間事件に関するフェイクニュースやトレンドブログのあり方についてです。本日のyahooニュースに下記のような記事が掲載されていました。一部引用させて頂きます。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171120-00000003-mai-soci

動機を「収益目的と世間のニュースやその裏を追いたい気持ち」と説明。ブログを個人で運営し、収入は多い月で10万円台後半という。

管理人は自身を「近畿地方の30代男性」とし、事件について特定の親族を「共犯?」としたり、「動機は臓器売買?」「犯人は複数人?」としたりするなど根拠のない見出しや記事をブログに多数掲載する。断定は避けつつ、ところどころに「犯人が複数人ということで、臓器売買ビジネスが目的ということが浮かび上がる」など論理の飛躍した文章を挿入している。

この記事を見て、同じブロガーとして「あまりにも身勝手すぎる」と思ってしまいました。このことについて、「同じブロガー」としての視点から意見させて頂きます。

たった10万程度の自分の利益のために、嘘情報を社会に撒き散らすのは許されない。

 自分は気になったのは、「たった月間10万円のために、社会に嘘情報を撒き散らしている、誰かを傷つけるような情報を振りまいている」ということです。
 はっきり言って、月間10万ぐらいであれば、他の正当なブログでもアフィリエイトでも何でも力があれば稼げるはずです。こんな方法でしか稼げない、しかもこんな方法を使っても10万円しか稼げないというのは本人の力量不足です。普通の嘘情報のないホワイトなトレンドブログでももう少し稼げるはずです。そしてその力量不足を補うために、色んな人の危害を加えるような情報を撒き散らすのは、いくらなんでも身勝手すぎると思うのです。

たった10万のために嘘情報に近いことを書いてしまうのは、ブログ管理人にとってもリスクが高すぎでメリットないのでは…

 上記のように、このフェイクニュースを流したトレンドブログは社会や関係者に対して害悪しかもたらしません。管理人が、自分の利益しか考えていないとしか言いようがないです。しかし、良く考えると…管理人本人にとってもマイナスしかない気がします。だって、「このサイトは嘘を流している!」って炎上する危険性があるんですから。

 このフェイクニュースのサイトが、嘘情報を流してアクセス数を集めることで、何百万も稼いでいるというのならわかります。しかし、月間でたった10万ちょい程度です。これだけの炎上リスクを背負って、これだけしか稼げないというのならば…本人にとっても社会(関係者)にとってもマイナスしか生み出さない、まさに「LOSE-LOSE」の状態のような気がします。これだけのリスクを追うならば、少なくとも百万はとれないとダメだと個人的には思います。本当に誰のためにもならない行動です。

ただ同じブロガーとして、過激なタイトル/嘘に近いタイトルにしたい気持ちも少しはわかります。

 ほんの少しだけ煽りや嘘情報を入れたい気持ちもわかります。ほんの僅かですが。youtubeやブログなどをやっているとわかると思うのですが、常識的なことを書いてもアクセスは稼げないんです。

 例えば、「人を差別するのは良くないと思います!」という記事タイトルでは当たり前すぎて誰も見てきてくれないんです。ある程度、タイトルで「通常の社会の常識に反する」もしくは「皆の感情を逆撫でる」ことを言わないと、アクセスは集まりにくいんです。なので、「人を差別することの何が悪いの?」というようなタイトルであるほうが、人の感情を逆撫でて、結果的にアクセスが稼げることが多いはずです。自分はここまで反社会的なタイトルをつけたことはないですが、やはり少し常識から外れたタイトルをつけた方がアクセスが集まるのは身にしみて感じます。

 ですので、アクセスを稼ぐために「人の感情を揺さぶるようなタイトルを!」「煽りに近いタイトルを!」とエスカレートしていくと、今回のようなグレーというより、ほぼ真っ黒なタイトル/フェイクニュースが出来上がってしまうんではないかなと思います。だからといって、罪もない人を傷つけるような嘘情報は絶対に許されないはずです。

Google先生が嘘情報を流したブログにペナルティを与える仕組みが出来上がれば…

 このような過激なタイトルや嘘情報を流すことを止めるには、やはりペナルティを与えるしかないと思うのです。

 youtubeだとありますよね。規約違反を3回繰り返したら、アカウント停止とか。同様に、嘘情報を流したり、反社会的なことをしたブログにはイエローカードを与えて、Googleインデックスに登録しないようにして、アクセスを激減させるなどのペナルティが必要だと思います。こういった問題って、人間の良心に訴えかけても、結局やる人はやるので、罰っすることで減らしていくしかないと思うのです。

 なので、Google先生には荷が重いのかもしれませんが、Googleが「ネット世界の警察/司法機関」として動いてくれると有り難いなあと思ったりします。もしくは、広告提供期間が収益を停止するとか。どちらにせよ、上記のようにyoutubeでもブログでも「ある程度煽りに近いタイトルを入れる」ことがアクセスをかせぐためのテクニックになっていたりしますので、この流れに歯止めをかける必要が有ると思います。

ちょっとあまりにも身勝手なので、政治的/社会的ニュースには関わりたくないのですが、意見させて頂きました。


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