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Adobe Animate CCと各分野のソフトを比較してみた!Adobe After Effectsとの違い、Unityとの違い…

なんだかよくわからないAdobe Animate CCの立ち位置、、、だからこそ各分野のソフトと比較してみた!

 Adobe Animate CCは非常に知名度の低いソフトになっています。Adobeの製品紹介でも、無視されていたりすることがあります。その無視される理由の一つとして、「なんのソフトなのか一言であらわしにくい」ということがあると思います。

 photoshopは画像編集ソフトです。illistlatorはベクター系のドローツールです。Adobe After Effectsは動画編集ソフトです。「では、Adobe Animate CCは?」と聞かれると、なんとも答えづらいです。アニメーション(画像含む)作成ソフトでもあり、ゲーム作成もできてしまい、HP作成のためのコンテンツ作成でもあるからです。なので、動画編集ソフトに属するのか、HP作成ソフトに属するのか、画像編集系ソフトに属するのか微妙なところなのです、、、。

 ということで、この微妙な立ち位置であるAdobe Animate CCのことをわかってもらうために、各分野の代表のソフトと比較をしてみました!それぞれ、Adobe Animate CCと比べて良いところ、悪いところを列挙してみました。これによって、Adobe Animate CCがどんなソフトかもわかると思いますので、参考にしてみてください!

Adobe Animateの特徴


 まずは、比較の前にAdobe Animate CCの特徴について説明させて頂きます。
 
[Adobe Animate特徴]

  • ブラウザで動作するアニメやゲームが作成可能。ブラウザ標準機能のみを使っているので、スマホでもPCでも動かすことが可能。
  • Adobe製の描画ツールがついているので、このソフトだけで絵を描いたり、アニメをつくることが可能。
  • 各素材やコンポーネントにJavascriptでプログラムすることが可能。JavaScriptもソフト内で書けてしまう
  • javascriptプログラムにより、ユーザー入力や外部入力によるインタラクティブかつ、アニメーションを使用した動きのあるコンテンツを作成することが可能
  • アニメーションとプログラムをまとめて管理できるので、非常にまとまりのある形でコンポーネントを管理することが可能

 
少しわかりにくいですが、上記のように「ある意味なんでもできてしまう」ような位置づけになっています。ちょっとこのままだとわかりにくいので、各ソフトと比較をしていきたいと思います!

Adobe After Effects:動画作成/エフェクト編集ソフト

 
[特徴]

  • デザイン業界でスタンダードとなるハイクオリティな動画作成ソフト
  • 圧倒的な表現力で、プロ並みのCGの作成が可能
  • プラグインなどで、エフェクトの追加が柔軟に可能
  • photo shopに近い、画像編集を動画に取り入れることも可能

[Adobe Animateよりも優れているところ]

  • 圧倒的な表現力。フィルターの数も段違い。
  • パーティクルエフェクトなどの使用により、Animateでは性能的にも機能的にも不可能な高度なアニメーションが作成可能

[Adobe Animateよりも劣っているところ]

  • 絵を描くソフトではないので、ドロー系ソフトが貧弱。2Dのアニメ表現もAnimateのほうが上。
  • レンダリングで恐ろしいぐらいに動画の作成/パブリッシュに時間がかかる(それぐらい高度な処理をしているのでしょうがない)
  • あくまで動画の作成のみ。ユーザーの入力によって動きが変わるようなインタラクティブなものは作れない
  • 容量的にも数十MB以上の動画になるので、手軽にHPやブログに掲載するわけにもいかない。
  • 上記のような理由から、プログラムを組み込むこともできない

[評価]
 Adobe After EffectsとAdobe Animateは「動画/アニメーションを作る」という観点では似ています。しかし、その用途は全く違います。Adobe After Effectsは「出力にどんなに時間がかかっていもいいので、クオリティの高い動画を出力できるようにする」のが目的。Adobe Animateは「ブラウザ上でリアルタイムに描画して動作するのが基本。そのために軽いアニメーションのみ動かすことができる。その代りに、ユーザーの操作によって動きが変わるようなプログラムをもったインタラクティブなコンテンツが作成できる」ものです。リアルタイム性を持たないか、持つかで方向性が全く違うんです。

 Adobe Animateは軽く操作できる機能に限定することで、軽い容量で、すぐ作成でき、スマホでもPCでもブラウザ上でリアルタイムに描画できるようにして、ユーザー操作ができるようにしているんです!ですので、アニメだけでなく、「プログラムを使ったインタラクティブなコンテンツにしないともったいない」面があります。アニメだけでも十分ですけどね。

Unity:ゲーム制作ソフト

[特徴]

  • ゲーム業界でも多く使われている、ゲーム作成支援のためのツール
  • 一定以下の売上がない場合は無料で使えてしまう。個人ならほぼ無料で使える。
  • FLASH以上に強化された、ゲーム作成のためのライブラリがそろっており、比較的簡単にゲームが作れる。
  • アセット機能により、絵が書けないプログラマーでも、素材を拾ってきたり、購入したりしてゲームが作れてしまう。

[Adobe Animateよりも優れているところ]

  • とにかく3Dに強い。そして、そのためにも高い描画性能を誇っている。
  • ゲームに必要なライブラリがそろっており、衝突判定などは自分でしなくてもできてしまう
  • 素材を自分で作る必要性がない。拾ってきやすい。
  • unityでつくるだけで、PC向け、Android向け、iOS向けなど多くのプラットフォーム向けのアプリが作成できる

[Adobe Animateよりも劣っているところ]

  • あくまで「素材を拾ってきて、Unityでまとめてプログラミング化してゲームをつくる」ソフト。そのため、素材を編集できるAnimateのような高度な描画ツールもない。
  • ゲーム作成ソフトなので、webツールなどは作成しにくい。
  • webで動かせない。過去にunity web playerというflashのようなプラグインもあったが現在では使い物にならない。少なくとも、スマホでは動かない。
  • そもそもアニメーションを作る要素はない
  • コーディングと素材(絵)は別扱い、かつプログラムはVisual Studioなど外部ソフトでおこなう。(もちろん絵の編集も他のソフトで)

[評価]
 Unityはかなりの機能をもったゲーム作成支援のソフトです。このUnityをつかうだけで、素材を活かしながら効率的にゲームが作れてしまいます。しかし、それはPCやスマホなどネイティブアプリとしてであり、webでは動かせません。過去に動かすための機能もあったんですが、スマホのブラウザで動作は性能的に厳しいようです。その代わりにバリバリの高性能で、3Dのゲームなどが作れてしまうのがUnityの特徴です。

 また、あくまで「プログラムや画像などの素材を集めて、統合してゲームを作るツール」なので、絵やプログラムは外部で書くようなイメージになります。これは、プログラムも絵も全てソフト内で扱えてしまうAdobe Animateと比べると劣ると思います。Adobe AnimateはAdobe製の高機能なドローツールをソフトでもっているという圧倒的なアドバンテージがあります。しかしこれは考え方の問題で、Unityはあくまで「プログラマー」と「デザイナー」は分業ということで考えているのだと思います。そう考えると、Unity内で画像を編集する必要はないので。
  
 このように「Unityは3D標準で高機能/高性能だが、ブラウザ上で動かせない。また、プログラマー/デザイナーと分業したことを想定したソフトで、素材を作るのは別ソフトを想定」しているのだと思います。逆にAdobe Animateは機能を制限した代わりにブラウザ動かせるようにしたソフトというわけで。これは上記のAdobe After Effectsとの機能比較でも同じで、「機能制限することにより、ブラウザ上でインタラクティブに動かせるようにした」のがAdobe Animate CC何だと思います。

 また、Adobe Animateはプログラムも絵もなんでもかんでも描けてしまう汎用的なツール(分業せずに作るためのツール)になっていると思います。考え方、作り方の想定が違うわけですね。

Adobe Dreamweaver:ホームページ作成/HTML編集ソフト

[特徴]

  • 画面を見ながら、HTMLコーディングが可能。
  • 逆に画面を編集することで、HTMLを変えることも可能。画面とコード両方から変更が可能。
  • このような機能により、効率的にHTMLのページが作成可能

[Adobe Animateよりも優れているところ]

  • Adobe AnimateはCanvasタグ要素しか編集できないが、Adobe DreamweaverはどんなHMTLタグでも編集可能
  • 実際の完成した形を見ながら編集できる(Adobe Animateはパブリッシュしないと見えない)

[Adobe Animateよりも劣っているところ]

  • アニメーションを扱う要素がそもそもない
  • 画像編集的な要素もない
  • インタラクティブなプログラムが必要なコンテンツが作りにくい(手打ちするしかない)

[評価]
 あくまで、Adobe Dreamweaverは汎用的なHTMLの作成支援ソフトです。ですので、画像編集ソフトでもないですし、アニメーションを扱う機能もないです。その機能は、HTMLのCanvas(自由描画コンテナ)だけでなく、div要素やimg要素など様々なタグを扱い、そういったものをビジュアル的に、かつコーディングで詳細に編集できるようにすることに特化しています。ですので、アニメーションやインタラクティブなコンテンツをページ上で作ろうとした場合は、コーディング手打ちで頑張って作るか、諦めるかしかないんです。

 ですので、Adobe Dreamweaver+Adobe Animateとして使用すると最強なのかなと思います。ちゃんとインタラクティブコンテンツ化、それ以外かで分業するということですね!

Adobe illustrator:ドロー系画像編集ソフト


[特徴]

  • デザイン業界でスタンダードとなるドロー系ソフト
  • ドロー系のペイントソフトなため、拡大しても綺麗なままの絵を作成することが可能
  • パペットツールなど高機能なツールで、柔軟にアート/デザインの作成が可能

[Adobe Animateよりも優れているところ]

  • ドロー系のツール、絵を描くためのツールがAnimateとillustratorで同種だが、illustratorのほうが高機能(絵を描くためのソフトだから当然?)

[Adobe Animateよりも劣っているところ]

  • アニメーションを扱う要素がそもそもない
  • プログラムを使ったインタラクティブな要素などはそもそもない

[評価]
 Adobe illustratorのドロー系機能については、同じベクター系の描画とあってかなりAdobe Animateに似ています。しかし、ちゃんと細かいところを見ていくと、やっぱり画像を作成という面からみるとAdobe illustratorのほうが上です。しかし、それ以外のアニメーション要素が入ったりするとAdobe Animateでないと作れなくなります。描画ツールは似ていますが、そのアウトプットは全く違うものです。

まとめ:Adobe Animateはアニメーション作成ソフトでもあり、ゲーム作成ソフトでもあり、描画ツールでもあり、HP作成ツールでもある高機能ソフト。ただし、それぞれの専用ソフトには勝てない!

 まとめです。今回は上記のとおり、Adobe After Effects、Unity、Adobe Dreamweaver、Adobe illustratorの4つのソフトとAdobe Animateを比較してみました。この比較により、Adobe Animateが各ソフトの要素を少しずつ含んでいること、アニメでもゲームでも何でも作れることがわかっていただけたかと思います。

 しかし、なんでもできることが一番素晴らしいことではないです。やはり各ソフトの特化分野、動画作成、ゲーム作成、イラスト作成、HP作成の面でいくと、機能的に劣ります。しかし、それらの要素を良い具合で混ぜ合わせて、リアルタイムにインタラクティブに使えるコンテンツを生み出せるのがAdobe Animate CCです。なんだか少しわかりにくい位置ですが、うまく機能を使えば、かなりのことができるんです!ということでこれからもAdobe Animateを応援していきます!


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