医療/健康関連のアフィリエイトサイトのGoogleランキング超下落について思うこと！
2017-12-09 
12/6、グーグル先生の公式ブログで、日本限定で医療/健康関連の検索ランキングアルゴリズムの大幅アップデートがあったと発表されたようです。これにより、医療関係の信頼できる医療機関や大学の情報が上位に表示されるようになったようです。つまり、個人の怪しい情報が載っている健康関連のサイトは一律検索ランキングを落とされたようです。主にアフィリエイトサイトとかまとめサイトですね。
このページは医療/健康の話題についてガッツリ扱っているわけではないですが、心拍数の話とか栄養素の話とかもある程度扱っています。しかし、全く変動はなかったため、先程ニュースなどでこのことを知りました。この事について、少し自分の意見を述べさせて頂きます。
目次
多くのアフィリエイトサイトで、無理やり商品を褒め、病気などに効果がある(?)と根拠もなしに言っていた
なぜこのような事が起きたかというと、WELQなどのまとめサイトやアフィリエイトサイトで嘘の健康/医療関連情報が多く掲載されていたからです。「○○はガンに効く、ガンの予防に効く！」とか。もちろん医療関係者ではない人が。これってものすごく問題あることです。多くの人が探している情報ではないものを見てしまい、しかも誤った商品を選択して購入してしまうのですから。
つまり、このような嘘つき健康/医療関連情報があまりにも社会的には不利益とグーグル先生が判断して、日本だけ特別に検索ランキングのアップデートを行ったわけです。「医療は人の命に関わる重要な情報何だから、嘘つきは許さんぞ！」というグーグル先生のお怒りです(というより、そんなサイトを検索上位にあげるグーグルが悪いと言われていた）
ダメな商品を、良い商品のように言えば買う人も多くなる。でも嘘をついた代償は返ってくる。
上記のような健康/医療関連情報のアフィリエイトサイトでは、平気で嘘というかグレーゾーンの口コミとかを垂れ流していました。そのほうが、圧倒的に購入者が増えるからです。「この商品が効くかは医療的には証明されていない」などと言わずに、「この商品で良くなった人がたくさんいます！」と言い切ってしまったほうが良いんです。
今回google検索ランキングで順位を落としたサイトは、そういった嘘情報とは行かないまでも、かなりグレーに近い情報を載せていたサイトが多いらしいです。このグレーってのがまた微妙なところで。グレーであれば結構なんでも書けてしまうんですよね。ある健康商品について、「確実にこれで良くなる」と言ったらアウトですが、「この商品で病気が良くなったと言っている人がたくさんいる！」ぐらいであれば嘘にならないですからね。一応、たった3人でも効果が出たと言えば、「効果がたくさん出た人がいる！」は嘘ではないので。このような「オフホワイト」「ダークグレー」レベルのサイトがいっぱいありました。
でも、このような嘘をついた代償は必ずいつか返ってきます。今回のように。「悪いことしていると、神様がみていて、天罰として返ってくるよ」とか倫理的な話でなく、「グーグル先生が見ているから、嘘をついても将来的に必ず見破られるよ」という現実的な話です。
自己利益だけを考えたとしても、長期的に見ればまともなサイトを作るのが1番だと思う
今までもブラックSEOと呼ばれるずる賢い手法でアクセスを集めて、利益を集めてきたサイトはたくさんあります。例えば、サイトを大量に作成し、全てのサイトから「このサイト良いよ！」と自作自演で自分の特定サイトに高評価リンクを張るような手法ですね。このような手法は昔はグーグル先生を騙せましたが、今は無理です。このような卑怯な手を使って生き残っているサイトって少ないです。現在では、まともなコンテンツを作っていくのが1番のアクセスアップのコツと言われています。
こう考えていくと、実は「自分の事しか考えない利己的な人」であったとしても、正解は「人のために役立つコンテンツを作って、それに関連してまともな商品だけを紹介する」ことだと思うのです。たしかに、色んなグーグルを騙すようなテクニックをつかうと、短期的には売上が上がります。でもすぐペナルティを課せられて、潰されるだけです。今グーグル先生のルールをすり抜けて、うまいことやっているように見えても、今回の事態のようにグーグル先生が進化して必ず衰退します。短期的な利益最大化手法は、長期的にみると非効率的な手法となるはずです。
「長期的な自己利益の最大化」を考えると、「まともなサイトを作って、人に役立つような商品を紹介する」ことになると思うのです。まともなホワイトサイトは一時的な利益は小さいかもしれませんが、ちゃんとしたコンテンツがあれば、長く生き残れます。そうすると、長期的にはホワイトサイトのほうが利益が大きくなると思います。
将来的には全員のwin(価値)を与えられるサイト以外残らないと思う。というより、残すべきでない。
このように考えてくと…将来的には、商品を作るメーカーであったり、商品を購入する人だったり全員がwin-winになるようなサイトしか残らないと思います。それは、こちらの記事でも書いた通りです。win-win-winの関係が1番良いのです。グーグル先生はさらに進化していきます。そのときに、誰かに不利益(lose)をもたらすサイトは確実にペナルティを与えていきます。ですので、もし今回のグーグルアップデートで生き残れたとしても、確実に5年後にはなくなっていると思います。
社会的に問題がある状況って「誰か1人が得するけど、社会全体としては不利益となる」ような手法がある状態です。アフィリエイトで言うと、嘘ついて自分の利益を最大化して、たくさんの購入者には不利益をもたらす状態です。グーグル先生はこのような手法をドンドンと潰していきます。そして、最後には「誰か1人の利益の最大化が、社会全体の利益の最大化」になる状態を作り出していくと予想します。サイト作成者は今後これを強く意識しなければならないと思うのです。
そのためにも、「ダメな商品なのに、無理やり買わせるような文章で誘導する」ような真似は許されないですし、「嘘をつかずにダメな商品は、ダメなところを言う」サイトが今後重要になってくると思います。社会全体の利益向上を考えると、それが1番良いと思うのです。
とにかく、一時的な自己利益を考えるのは、自分のためを考えても全く賢くない行動だと思います。これからは、「本当に社会に役に立つ情報/コンテンツ」を作り出すのが重要だと思います！自分はそれを実践していきたいと思います！
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